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雨の日でも紫外線には要注意!UVケア対策を徹底して日焼けを防止しよう
日差しが少ない雨の日は「紫外線対策をしなくても大丈夫」と、油断しがちになりませんか?強い日差しではなくても、紫外線は1年中降り注いでいるものです。
もしかしたら、油断の積み重ねが肌にダメージを与えてしまうかもしれません。晴れの日だけでなく、雨や曇りの日もUVカットをしてこそ美肌に近づけるのです。この記事では、雨の日の紫外線量や、最適なUVケアなどの対策を丁寧に解説します。
雨の日におすすめの紫外線ケア<スキンケア編>
<雨の日のスキンケア1>洗顔で汚れをすっきり落とそう
毎日のスキンケアのポイントとして、汗や皮脂とともに日焼け止めの成分を落とし切ることが大切です。日焼け止めを使った日は、以下のポイントを確認しながら洗顔しましょう。
日焼け止めを使った日の洗顔のポイント
- ・クレンジングは少し多めに使い、細部まで丁寧になじませる
- ・洗顔料はしっかり泡立て、キメ細かい泡でやさしく洗う
- ・洗い流しはぬるま湯で、すすぎ残しのないようにチェックする
さらに、入浴中にマッサージクリームで肌をケアすると、細部の落ちにくい汚れもすっきりと落ちやすくなるのでおすすめです。
<雨の日のスキンケア2>基本の保湿はしっかりと
日焼け止めを使うと肌が乾燥するケースも多いので、いつも以上にしっかりとした保湿が大切です。日焼け止めを使った日の保湿ケアは、以下のポイントを確認しましょう。
日焼け止めを使った日の保湿のポイント
- ・ローションはいつもより多めに使う(乾燥を感じるときは重ね付けする)
- ・赤みやほてりが出ているときはローションをコットンに含ませてパックをする
- ・ミルクはTゾーンなどベタつきやすい部分以外は、使用量を多めにしてたっぷりと保湿をする
「今日は肌が乾燥しているな」と感じたら、市販されている保湿タイプのシートマスクでスペシャルケアをするのもおすすめです。
<雨の日のスキンケア3>夏前に美白アイテムを使う
紫外線が地上に届く量が少ない雨の日は、美白※アイテムを使うチャンスです。紫外線量が本格化すると美白※ケアが思うように進まないので、夏前に美白アイテムを使うのが賢い選択!
美白※アイテムを選ぶときは、美白※有効成分が配合されているかをぜひチェックしてください。各メーカーで美白※有効成分配合アイテムが豊富に発売されているので、自分の肌に合うお気に入りアイテムを見つけ、美肌に差をつけましょう。
※メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ
<雨の日のスキンケア4>日焼け止めは細部まで丁寧に
梅雨時にうっかり日焼けを防ぐためには、日焼け止めの塗り方も大切です。毎日のことなのでつい面倒に思ってしまうステップですが、以下のポイントを確認して夏前の日焼けを防ぎましょう。
日焼け止めの使いこなしポイント
- ・肌に塗布する前にメーカー推奨の使用量をチェックする
- ・顔に塗る場合は額・両頬・鼻・あごの5点におき、内から外にやさしく伸ばす
- ・目の周りや口の周り、小鼻周りなど細部を丁寧に仕上げる
- ・塗り忘れしやすい耳やフェイスラインなども忘れずチェックする
<雨の日のスキンケア5>皮脂吸着&UVカットパウダーが◎
雨の日は湿度が高いため、汗や皮脂が出やすいもの。過剰な皮脂による酸化や、日焼け止めが落ちるのを防ぐためには、皮脂吸着タイプのパウダーでベースメイクを仕上げるのがおすすめです。
できれば皮脂を吸着する成分とともに、UVカット成分が入った仕上げパウダーが理想。それでも日中にテカリやベタつきがでてしまったときは、ティッシュオフをしてこまめにメイクを直しましょう。
雨の日におすすめの紫外線ケア<ライフスタイル編>
<雨の日のライフスタイル1>日傘や帽子を使おう
雨の日が続く梅雨時におすすめのUVカットアイテムは日傘や帽子です。「今日は日差しが少ないから」と、つい日焼け止めをつけずに外出してしまうことはあるもの。
急な晴れ間でも日傘や帽子を持っていれば、太陽から降り注ぐ日差しからはある程度肌を守れます。ただし、地面の反射による紫外線は防止できないので、基本的には日焼け止めをつけずに外出しないように注意しましょう。
<雨の日のライフスタイル2>肌の露出を控えよう
湿度も気温も上がる梅雨時は、蒸し暑いため腕やデコルテなどを露出しやすくなりますよね。うっかり日焼けに注意が必要なのは顔だけではありません。
肌の露出を避けて、顔だけでなく体の紫外線対策もしっかりおこないましょう。急な日差しに備えて、UVカットストールを準備するのもおすすめです。
<雨の日のライフスタイル3>室内は窓際に注意しよう
雨の日に室内にいるならUVカットは不要と思っていませんか?実は室内にいるときでも、紫外線に注意が必要なケースはあるのです。
紫外線の約70%は、窓ガラスを透過して室内に侵入するとされています。窓際にある家具や家電などがだんだん色褪せるのも、ガラスを透過した紫外線を長時間浴び続けた結果です。室内でも油断せず、窓際は避けてダメージを防止しましょう。
<雨の日のライフスタイル4>ビタミン補給で体内からUVケア
体内からUVケアをするなら、ビタミンCを意識して摂取するのがおすすめです。ビタミンCには抗酸化作用があるので、紫外線による酸化を防止する効果が期待できます。
また、うっかり日焼けをしたあとでも、ビタミンCを摂取すると肌の回復を助けるとされているので積極的に摂りたい栄養素です。ビタミンCの豊富な果物などを意識して摂取しましょう。忙しくて栄養素に気を配れないときは、ビタミンC配合のサプリメントを摂るのもおすすめです。
<雨の日のライフスタイル5>規則正しい生活が大切
雨の日に限らずですが、美肌をキープするためには規則正しい生活がマストです。紫外線などのダメージから肌を回復させるためには、質のよい睡眠で新陳代謝を促すことが大切となります。
また、適度な運動で血行を促進すると、新陳代謝がアップしてメラニンの排出がスムーズになるのでおすすめです。雨で外に出られない日は、室内でヨガやストレッチなどで体を動かすのもよいでしょう。
雨の日の紫外線対策でダメージ防止!美肌に差をつけよう
日差しが少ない梅雨の時期は、つい紫外線対策をサボってしまいたくなります。しかし、晴れの日以外も丁寧にUVカットを行うことが、うっかり日焼けを防止するポイントです!ただし、真夏ほどの高いSPF値・PA値の日焼け止めを使う必要はないので、雨の日に合ったアイテムを選んでくださいね。
さらに、外出時だけではなくスキンケアやライフスタイルでも紫外線対策をすると、美肌に差がつきますよ。雨の日こそ美肌づくりのチャンスととらえ、ご紹介したUVケアを取り入れてみてくださいね。
この記事を書いた人
わかな ゆい
現役化粧品メーカー社員の美容ライター。本職での美容トレーナー経験が長く、コスメ・メイク・サプリの知識が豊富。趣味は美容と旅行。保有資格:JMA(日本メイクアップ技術検定)1級、 認定フェイシャルエステティシャン、コスメ薬事法管理者。