紐ヘアアレンジは、ボブからロングまで幅広いレングスに対応可能です。ポニーテールやローポニーに紐を巻く方法で簡単にできますが、三つ編みやツイストなどと組み合わせることでよりおしゃれな紐ヘアアレンジに仕上がります。使用する紐の素材によって雰囲気が変わるため、イメージに合わせた紐を選んで自分らしく仕上げましょう。

「紐ヘアアレンジ」とは、髪に紐を巻きつけて仕上げたヘアアレンジのこと。紐の巻き方や紐の種類に決まりはなく、アレンジのやり方によってさまざまな応用が可能です。

髪がすっきりとまとまり、おしゃれなこなれ感をプラスできるのが紐ヘアアレンジのポイント。まとめ髪に紐を巻く方法で簡単にできるので、ヘアアレンジが苦手な方も挑戦しやすいです。

紐の種類によって雰囲気が左右される紐ヘアアレンジは、イメージに合う紐を選ぶことが重要です。シンプルに仕上げたい場合は髪に馴染む皮やスエード素材、華やかに見せたい場合は明るい色のリボンや太めの紐を使用するのがおすすめですよ。

また、紐の巻き方や結び方を幅広く知っておくことでアレンジの幅が広がります。このあと紐を使ったおすすめヘアアレンジをご紹介しますので、ぜひ紐ヘアスタイルをする際の参考にしてくださいね。

ヘアアレンジに紐を加えることで、華やかな印象に仕上がります。とくにポニーテールなどのまとめ髪は、毛先までアレンジが加えられるため紐ヘアアレンジに向いていますよ。また、髪を巻かずにストレートのままでもおしゃれにアレンジできるのが嬉しいですよね。

こなれ感を演出しつつ、すっきりと大人っぽく仕上げたいときにぴったりなヘアスタイルです。

こちらはボブでもできる簡単なやり方の紐ヘアアレンジ。低めの位置にポニーテールをつくり、紐をクロスしながら巻いてから根元でリボン結びにしています。

後れ毛や表面に出てきそうな短い髪は、時間が経ってもおしゃれに見えるよう、あらかじめ引き出して巻いておくのがおすすめです。髪が短い場合は紐が余りやすいため、長さを調節してから結ぶとより手早くアレンジできますよ。

ボリューム感のあるベロア素材の紐を使ったヘアアレンジ。髪を巻いて扱いやすくしたあと、低めのポニーテールを三つ編みにしてからお団子をつくります。お団子の周りにベロア紐を巻きつけて、リボン結びにすれば完成です。

秋冬にぴったりなベロア素材の紐は、つけるだけでほっこりとした季節感をプラスできますね。お団子ヘアはもちろん、ポニーテールの紐ヘアアレンジもベロア素材の紐を使うとクラシカルな雰囲気に仕上がります。

紐を使ったツインテールは、かわいらしさと華やかさがアップします。まず、ツインテールをくるりんぱしてから髪を引き出し、三つ編みをつくりましょう。紐は根元でリボン結びにしたあと毛先に向けて巻き、裏と表で固結びをして固定します。

光沢感のあるゴールドの縄を使うことで、浴衣などの和服にも似合う髪型になっていますね。

紐ヘアアレンジはハーフアップにも応用可能です。まず、全体をあらかじめ巻いてからハチ上をハーフアップにし、三つ編みをつくってゴムで結びます。紐は根元で2周させてから毛先に向かって巻きつけ、リボン結びにしましょう。最後に紐の間から髪を引き出します。

髪の長さに関係なくボブもロングも簡単にできる髪型なので、ヘアアレンジが難しいボブの方もぜひチャレンジしてみてください。

こちらは、編み込みとぽこぽこアレンジに紐をプラスしたヘアスタイル。トップから編み込みにしてローポニーをつくったあと、ゴムをずらしながら結んで毛束を引き出します。

紐は根元で2周してからぽこぽこアレンジの溝に入るように巻くことで、すっきりと大人っぽく仕上がりますよ。毛先や後れ毛をコテで巻いて動きをつけると、よりおしゃれに見えます。

シアー素材のリボンを使ってゆるく三つ編みにした、ロング向けのヘアアレンジ。髪を1つに結んでくるりんぱさせ、ゴムの部分に通した紐をリボン結びにします。その後、三つ編みをつくったらリボンの端を三つ編みの穴に入れ込みましょう。

簡単なやり方でできるアレンジですが、シアーなリボンを使うことでふんわりとガーリーに仕上がります。

紐ヘアアレンジは、ストレートですっきりとまとめてもおしゃれです。こちらは、タイトなローポニーに紐を巻きつけてツヤのあるスタイルに仕上げています。

ポニーテールをつくるときにオイルをしっかり馴染ませておくことで、よりまとまりやすくツヤ感を演出できますよ。タイトな紐ヘアアレンジは、クールな印象に仕上げたい方にもおすすめのやり方です。

ロングヘアは、長さを活かしたポニーテールのヘアアレンジがおすすめ。ポニーテールをしてからロープ編みを組み合わせた三つ編みをつくり、紐をクロスさせながら巻くやり方です。紐を巻く際は、初めに根元に数回巻きつけてゴムを隠しておきましょう。

ホワイトの紐を使うことで爽やかな印象になり、ポニーテールのアクティブなイメージが引き立ちますね。

こちらは、スエード調の紐をリボンのように使ったヘアアレンジ。ローポニーに結んだあと、ロープ編みの毛束を巻きつけてゴムで留めるやり方を繰り返してつくっています。

簡単におしゃれ見えするアレンジで、ロングや毛量の多い方にもおすすめです。紐は巻きつけるだけでなく、リボンのように使ってもこなれ感がありますね。

ポニーテールを大人かわいい印象に仕上げたいなら、ツインポニーテールがおすすめ。髪を2つにブロッキングして結び、くるりんぱや三つ編みを組み合わせてアレンジしています。

紐をつけたら毛束を引き出し、ラフな雰囲気に仕上げましょう。カラーゴムやバレッタを組み合わせることで、よりポップな印象になっています。

スエードや革の素材でできた紐は、高級感があり上品な印象に仕上がります。黒髪にはダークグレーや濃いブラウンを、明るい髪にはキャメルやグレーのカラーを選ぶとよりナチュラルに見えますよ。

髪に馴染みやすい質感なので、さりげなくこなれ感を演出したい方にもぴったり。ヘアアレンジ用に市販されているものもありますが、ユザワヤなどの手芸用品店などで選ぶ場合は、柔らかい素材を選ぶとアレンジがより簡単にできておすすめです。

女性らしい雰囲気を演出したいならリボンがおすすめ。光沢感のあるサテンや、ふんわりとしたオーガンジーなど幅広い種類があるため、イメージに合ったものを選びましょう。

リボンは自分で長さを調節できるものが多く、市販の紐では長さが足りないというロングヘアの方にもぴったりです。ボブのような短い髪は、幅が狭いリボンを使うとアレンジしやすいですよ。

和服に合わせた髪型で人気なのが、縄を使った紐ヘアアレンジです。ハリのある縄を使うことで立体感を演出し、ヘアアレンジが華やかな雰囲気に仕上がります。

とくに光沢感のある素材の縄は、和服との相性がよく人気です。髪に巻くだけでおしゃれなヘアアレンジができるので、和服ヘアをセルフで仕上げるときにも持っていると便利なアイテムですよ。

紐ヘアアレンジに季節感をプラスしたい場合は、シーズンライクな素材の布を選びましょう。春夏はサラッとしたリネン素材や透け感のあるオーガンジーを、秋冬はベロアなどマットな質感を選ぶとよいでしょう。

素材によって爽やかさや温かみを演出できるので、シーズンにぴったりな布を選んで旬なヘアスタイルに仕上げてくださいね。

紐ヘアアレンジをより簡単な方法でつくれる、ワイヤー入りの紐も販売されています。ワイヤーが形を固定してくれるため、より崩れにくくしっかりとしたヘアアレンジができますよ。

ヘアアクセサリーを取り扱うショップはもちろん、ダイソーやセリアといった100円ショップでも販売されています。デイリーアレンジにも活用しやすいアイテムです。

ヘアアレンジをするときは、ワックスやオイルを使って髪をまとめやすくしましょう。とくに紐ヘアアレンジは紐を使って髪が広がらないようにするアレンジ方法のため、まとまり感が大切です。

あらかじめワックスやオイルを馴染ませておくと、髪が扱いやすくなるだけでなく、仕上がりの持ちもよくなりますよ。また、必要に応じてスプレーを使うと、仕上がりを長くキープできるのでおすすめです。

紐を使ったヘアアレンジは、ただ紐を巻くだけでなく、編み込みやねじりアレンジと組み合わせる方法でよりおしゃれに仕上がります。髪にアレンジを加えることで立体感を演出でき、ワンランク上のヘアスタイルになりますよ。

とくにアレンジしやすいロングの方は、ポニーテールやローポニーに簡単なヘアアレンジをプラスして紐ヘアアレンジを楽しんでみてください。

紐ヘアアレンジは、複数の紐を組み合わせてもOKです。異なる素材を組み合わせたり、異なるカラーを選んだり、好みのイメージに合う紐を使っておしゃれなニュアンス感を演出しましょう。太い紐と細い紐の組み合わせもおしゃれですよ。

複数の紐をストックしておくと、組み合わせ次第でさまざまな紐ヘアアレンジのやり方を楽しめるのでおすすめです。

紐ヘアアレンジをより華やかな印象に仕上げたいときは、紐にヘアアクセサリーを組み合わせるのがおすすめ。バレッタやポニーフックなど、ポニーテールやローポニーの根元につけられるヘアアクセサリーが使いやすいです。

その他、ヘアピンやヘアゴムもアレンジ次第でおしゃれに仕上がりますよ。全体のバランスを調整しながらつけましょう。

難しそうに見える紐ヘアアレンジですが、髪に紐を巻くだけで簡単にできるアレンジです。やり方をマスターすれば、普段のヘアアレンジの幅がグッと広がりますよ。

紐の素材や巻き方によって雰囲気が変わるため、イメージに合わせて仕上げましょう。ぜひこちらの記事を参考に、自分らしい紐ヘアアレンジに挑戦してみてください。