保湿クリームはスキンケア用品のなかでも油分が多く、肌からうるおいが逃げないように守る働きがあります。さらに、保湿クリームは美容成分をたっぷり配合しているアイテムが多く、美肌づくりのために積極的に取り入れるのがおすすめ。

みずみずしいジェルタイプから濃密なクリーム状のタイプまでさまざまな種類があり、肌タイプや好みに合わせてテクスチャーを選びやすいのもうれしいポイントです。

顔の乾燥は肌トラブルの第一歩。もともと皮脂が少ない乾燥肌タイプの方や、1年のなかでも湿度が下がる秋・冬は、とくに保湿が重要なケアですよね。

保湿クリームには油分がたっぷり含まれており、スキンケアの最後に使用することで蓋のような役割をします。角質層から水分が逃げるのを防ぐため、しっとりもちもちの美肌づくりに一役買ってくれるのです。

油分の膜をつくる保湿クリームには、保湿と保護の機能があります。しっかりと肌表面がうるおい、油分で守られている状態をキープするのは、健やかな肌づくりのためにも大切です。

私たちの肌の細胞は、夜眠っている間に生まれ変わるサイクルになっています。夜に保湿クリームで乾燥や刺激などからしっかりと肌が守られていると、健やかな細胞が育まれやすくなるのです。

保湿クリームは各メーカーからさまざまな種類が出ており、配合成分やテクスチャーも豊富です。デパコスにもプチプラにも人気のおすすめアイテムはありますので、口コミなどを参考にしながらマイベストの保湿クリームを探してくださいね。

もし、自分に合う保湿クリームの選び方がわからないときは、肌タイプを基準にアイテムを選ぶとよいでしょう。

肌表面の水分・油分の不足が原因で乾燥しがちな方は、保湿クリームは必須アイテム。ヒアルロン酸やセラミド、スクワランなどの保湿成分をたっぷり配合したアイテムを選びましょう。

また、乾燥肌さんはしっとりとしたテクスチャーがおすすめです。リッチな感触のクリームタイプのなかから、自分の肌に合うアイテムを見つけるとよいでしょう。

Tゾーンなどの皮脂が出やすい部分はベタベタ、頬や目の周りなどはカサカサしやすい混合肌は、部位によって保湿クリームのタイプを変えるのが理想です。

たとえばTゾーンはみずみずしいジェルタイプ、そのほかの乾燥しやすい部分はリッチなクリームタイプがおすすめ。部位別に保湿クリームを変えるのが難しい場合は、Tゾーンは量を少なめにするなど調整して使いましょう。

摩擦や配合成分で赤みやヒリヒリが出やすい敏感肌さんは、刺激になりそうな成分を省いたシンプル設計の保湿クリームがよいでしょう。

具体的には「アルコールフリー」「香料フリー」など、フリー処方のアイテムがおすすめです。敏感肌さんは肌表面の保湿や保護が大切なので、ぜひ自分に合うアイテムを見つけてくださいね。

肌表面の水分と油分のバランスが崩れたり、毛穴が詰まりやすかったりするとニキビができます。ニキビ肌さんは保湿クリームの選び方を間違ってしまうと、かえって油分過多でニキビの原因になることも。

目安として「ノンコメドジェニックテスト済み」のものがおすすめです。ニキビの原因となるコメドができにくいアイテムに表示できる指標なので、ぜひチェックしてみてください。

水分と油分のバランスが安定している普通肌さんは、肌悩みや好みを重視して選んでOK。保湿クリームには、美白※1ケアやエイジングケア※2対応など、さまざまなタイプがあります。

また、ジェルやクリームなどのタイプによってテクスチャーが異なるので、好きな感触のアイテムを見つけてくださいね。同世代の方の口コミを参考に選ぶのもおすすめです！

RAXY読者92人にアンケートを実施し、おすすめの保湿クリームを聞いてみました。今回は人気アイテムベスト10をランキング形式で紹介していきます！

アンケートに回答いただいた92名のうち、30代がもっとも多い結果となりました。次いで、40代、20代の順でした。

30代は肌の変化を感じ始め、乾燥に悩む世代でもあります。そんな同世代がおすすめするアイテムが気になりますね！

回答者92名の肌質は混合肌、乾燥肌が大部分を占めていました。顔の水分不足を感じている方が多い印象です。

肌悩みについては、毛穴に悩んでいる方が最も多い結果となりました。次いで、シワ・たるみ、シミ・くすみがランクイン。

肌の乾燥や過剰な皮脂分泌、紫外線、食生活、加齢、ストレスなどによって、肌悩みは幅広く分布しているようです。

保湿クリームを選ぶときに「肌質に合っているか」を重視する方がもっとも多いことがわかりました。次いで、保湿力、使用感、成分の順に重視するという結果です。

トラブルなく潤った肌に保つためには、自分に合った保湿クリームを選ぶのが大切ですね。

1950年にパリで誕生した人気の保湿・下地クリーム。保湿クリームとしての用途はもちろん、下地クリーム、マッサージクリーム、クレンジングクリームとしても使える機能的なアイテムです。

保湿成分※をたっぷりと配合し、お肌にリッチなうるおいを与えます。アルコールフリー、パラベンフリーのシンプルな設計なので、敏感肌さんにもおすすめです。

【Embryolisse.（アンブリオリス） モイスチャークリーム】
3,245円（税込） 編集部調べ

保湿の代表成分ヒアルロン酸に徹底的にこだわった「極潤 ヒアルロンクリーム」は、4種のヒアルロン酸※をたっぷりと配合。しっとりプルプルのテクスチャーで、使うたびにうるおいを実感します。

無香料・無着色かつアルコールフリー、鉱物油フリー、パラベンフリーと、肌に必要なものを追求したシンプル設計も人気の理由です。

【肌ラボ 極潤 ヒアルロンクリーム】
1,342円（税込） 編集部調べ

さらりとしたつけ心地のみずみずしいナイトクリーム。夜の肌を乾燥から守り、うるおいバリアで「つや玉」が輝くような肌に導きます。グリセリンなどの保湿成分を配合し、使った翌朝はうるおいに満ちたハリを実感できるリッチなアイテムです。

ほんのりとしたアクアフローラルの香りにも癒されます。

【ELIXIR（エリクシール） リフトナイトクリーム W】
5,500円（税込） 編集部調べ

心地よく肌になじむプルプル感触のジェルが特徴の「CICA クリーム」。ベタつかないのに、しっとりとうるおう使い心地から男女問わず人気のあるアイテムです。

その秘密はたっぷりと配合された保湿成分。ツボクサのハーブエキスを抽出したCICA※成分に、セラミドNP※をプラスし、角質層までうるおいをたっぷり届けます。

【VT COSMETICS（VT コスメティクス） CICA クリーム】
2,730円（税込） 編集部調べ

肌トラブルの原因となる乾燥に着目し、大人の肌をリッチにうるおわせることを追求した保湿クリームです。独自の保湿成分GLルートブースター※1が、角層のすみずみまで水分・油分を補ってハリとツヤを実感。

さらに、美白※2有効成分のトラネキサム酸を配合し、メラニンへアプローチします。伸びのよいリッチな使い心地も人気です。

【ORBIS（オルビス） ユードット モイスチャー［医薬部外品］】
3,960円（税込） 編集部調べ

高純度豆乳イソフラボン※と豆乳発酵液※をダブル配合した保湿クリーム。まるで肌にラップをかけるようなパック処方で、うるおいを閉じ込めます。顔になじんでベタつかない、なめらかな使い心地も人気です。無香料・無着色・無鉱物油なので、シンプルな設計が好みの方にもおすすめ。

【なめらか本舗 クリーム NC】
1,045円（税込） 編集部

うるおいバリアで1日中しっとり実感の「クリーム UFC」は、保湿成分※をたっぷりと配合。角質層まで浸透し、思わず触りたくなるふっくら肌に導きます。使い方は朝・晩の化粧水や美容液のあとに、やさしく顔全体に伸ばすだけ。スッと肌になじんでベタつかないテクスチャーも人気の理由です。

【KIEHL’S（キールズ） クリーム UFC】
27g 2,970円（税込）/ 49g 4,950円（税込）/ 123g 9,130円（税込） 編集部調べ

乾燥が原因で肌のバリア膜が弱り、デリケートに揺らぎがちな方におすすめのアイテム。角質層までしっとりとうるおわせる保湿成分※1をたっぷりと配合しています。有効成分の消炎剤※2配合で、肌荒れを防ぎふっくらと吸いつくようなうるおい肌に保つアイテムです。無香料・無着色・アルコールフリーのシンプル設計。

【Curel（キュレル） 潤浸保湿 フェイスクリーム［医薬部外品］】
2,530円（税込） 編集部調べ

まるで3時間多く眠ったかのような美肌に導くナイトクリームです。美容成分※を抱え込んだ独自の「ナイト多重層バイオリポソーム」が、角質層までしっとりと保湿します。乾燥が原因の小ジワを目立たなくして、翌朝はハリのある肌を実感！リッチな保湿クリームを探している方におすすめのアイテムです。

【DECORTE（コスメデコルテ） リポソーム アドバンスト リペアクリーム】
11,000円（税込） 編集部調べ

化粧水や美容液で整えたあと、乳液とクリームの機能はこれ1本でOK！手軽さとコスパのよさが人気の「エイジングケア ミルククリーム」です。こっくりとしたミルククリームなのにベタつかず、うるおい感が続きます。ハリを与え、若々しい印象に導くハリシェイプペプチド※配合。

低刺激性処方・無香料・無着色なので敏感肌の方にも使いやすいアイテムです。

【MINON（ミノン） エイジングケア ミルククリーム】
2,719円（税込） 編集部調べ

自分の肌タイプに適した保湿クリームの選び方がわかったら、次は保湿クリームの上手な使い方も見ていきましょう。まずは、保湿クリームの基本的な使い方をご紹介します。

【保湿クリームの基本の使い方】

乾燥肌タイプは、保湿クリームを通常の使用量よりもたっぷりと使いましょう。とくに顔のなかでも乾燥しやすい部分に保湿クリームを重ね付けするのがおすすめです。

頬や目の周り、口の周りなどは乾燥が原因で肌トラブルも出やすいもの。クリームのうるおい膜で丁寧に保湿しましょう。

混合肌タイプは、カサカサとベタベタが顔のなかに混在している状態。さっぱりタイプとしっとりタイプの2個使い分けが理想ですが、難しい場合は使用量を部分別に調節しましょう。

皮脂が多くベタつきやすいTゾーンはクリームの使用量を少なめに。頬などの乾燥しがちな部分は保湿クリームを多めに使うのがおすすめです。

赤みやヒリヒリが出やすい敏感肌タイプは、クリームをつけるときの摩擦に注意しましょう。丁寧に伸ばそうとしてタッチが強すぎたり、何度も塗り込んだりするのはNGです。

また、化粧品の配合成分に合わないものがある方は、新しい保湿クリームを使うときは様子を見ながら使用するのがおすすめ。いきなり顔に使うのではなく、腕や首などほかの部位で試してから使用を開始するとよいでしょう。

ニキビ肌タイプはノンコメドジェニックテスト※済みの保湿クリームから選びましょう。ただし、一口にニキビといっても原因は大きく2つあります。

原因が正反対なので、まずは自分の肌タイプを見極めましょう。皮脂ニキビタイプはクリームのつけすぎに注意し、乾燥ニキビタイプは保湿力が高いアイテムを使うのがおすすめです。

どんな肌タイプの方にも欠かせない保湿クリームは、美肌づくりにも最適なアイテムです。ご紹介した肌タイプに合う選び方や使い方を実践して、お気に入りの保湿クリームを見つけてください。

また、RAXY読者92人のアンケートで選ばれてベスト10入りした保湿クリームは、とくにおすすめの人気アイテムです！保湿クリーム選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてくださいね。