上級者向け肌断食をしていて、どうしても乾燥が気になる場合は白色ワセリンで保湿してください。肌断食中だからといって乾燥を我慢し続けると、肌荒れや痒みなどの肌トラブルが起きてしまうので注意しましょう。

ワセリンを使う場合は白色のものを選んでくださいね。黄色のワセリンは不純物が多く含まれているので、肌断食中に使うには適していません。

初心者でも、肌断食中はメイクをしないように心がけましょう。メイクをするとクレンジングが必要となり、クレンジングをすると乾燥するのでスキンケアが必要となる…と悪循環にはまってしまいます。こうなると、なかなかスキンケアアイテムを減らせません。

メイクが必要になった場合は石けんでオフできるメイクに変えるか、一旦肌断食を中断しましょう。いずれにせよ肌断食を行うのであれば、外出などの予定がない日に行うのがベストです。

肌断食中でも紫外線対策は必要なので、日焼け止めは塗るようにしましょう。日焼け止めを選ぶときの注意点として、石けんオフできるものを選ぶと◎。クレンジングやW洗顔が必要ないので、肌が乾燥しにくくなるメリットがありますよ。

また、紫外線は肌を乾燥させるので、日焼け止めは肌断食中の肌の乾燥対策にもなります。

「肌断食もメイクをしたい！」という方は、石けんでオフできるメイクをしましょう。石けんオフメイクは、プチプラからデパコスまで幅広いアイテムが発売されています。自分の肌に合ったものを選んでくださいね。

また、メイクをする場合もアイメイクやリップメイクは、できるだけナチュラルに仕上げましょう。メイクを落とすために肌を擦ると、クレンジングを使うよりも肌の負担になりかねません。肌断食中はクレンジングを考えて、シンプルなメイクを楽しんでくださいね。

肌断食の注意点は、「肌断食をしても肌の変化がない人もいる」ということです。自分の肌に合ったスキンケアを使っていてもともと肌の調子がよく、それ以上肌質が改善しなかった場合によく起こります。

この場合、今までのスキンケアが肌に合っていたことになるので、肌質に変化が見られないからといって落ち込む必要はありません。今まで通りのスキンケアを続けていってくださいね。

肌断食中で一番注意してほしいのが「肌の不調」です。いきなりスキンケアの保湿がなくなると、乾燥肌や敏感肌など肌の弱い人は肌トラブルが起きはじめます。具体的には、乾燥による「赤み」や「痒み」です。人によってはニキビなどのぽつぽつが出ることも…。

「肌に合っていないかも？」と少しでも感じたら、肌トラブルがひどくなる前に一旦中断しましょう。

赤みや痒みなどの肌トラブルの問題が起きた場合は、病院を受診して医師などの専門家の指示に従いましょう。「少しくらいの赤みや痒みなら大丈夫」と自己判断すると危険なので、異変を感じたら病院にいって早めに対処してくださいね。

また、肌断食による肌トラブルが怖い場合は、皮膚科で医師の指導のもと肌断食を始めるとよいですよ。

メイクや埃などの外部刺激、ときにはスキンケアでも私たちの肌は疲れてしまいます。肌断食を取り入れて、肌の休息日を作ることで肌質改善を目指しましょう。初心者は、メイクを石けんオフ可能なものに変えるなど、肌への負担を減らせるところからスタートしてみて。上級者は、メイクもスキンケアもすべてやめてみましょう。

肌断食によって肌自体の回復力が上がり、ターンオーバーが正常化すると、若々しい健康的な肌が手に入りますよ。