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眉毛の黄金比とは?最新トレンドや輪郭別の描き方をマスターして理想の美眉へ
眉毛はメイクのなかでも「難しい」と感じやすいパーツ。顔の印象を大きく左右する重要なパーツでもあるので、より苦手意識を持つ方が多いのではないでしょうか。しかし、眉毛にはバランスのよい形を導き出す「黄金比」が存在します。この黄金比を理解することで、誰でも簡単に理想どおりの美眉に近づけるのです。
そこで今回は、眉毛の黄金比のポイントや基本の描き方を徹底レクチャー。ほかにも輪郭別に似合う形や、トレンドを押さえた今どきの眉毛の描き方なども解説します。
描いた眉毛からはみ出ている毛をカットすると自眉も整う
眉毛のムダ毛の処理や長さのカットは、黄金比で全体を描いたあとにおこなうのがおすすめです。この方法なら、間違って必要な毛をカットしたり左右非対称になったりと、眉毛を整える際におこりがちな失敗が減らせます。
先ほど説明した基本の描き方で全体を仕上げたら、まず眉毛から離れた位置に生えている不要な毛を処理しましょう。このとき、眉毛よりも下に生えている毛だけをカットするのがポイント。次にコームで毛流れを整えます。描いた眉毛からはみ出る毛をハサミでカットして完了です。
理想の美眉に!黄金比バランスを押さえた輪郭別の眉毛の描き方
輪郭に合った形に仕上げることでより自分に似合う眉毛が作れる
これまでは、基本の黄金比に沿った眉毛の描き方を解説しましたが、輪郭の形によっても似合う眉毛の形が異なります。黄金比に当てはめながら輪郭も考慮して仕上げることで、より自分に合った眉毛の形を作れますよ。
それでは、輪郭別に似合う眉毛の描き方を見ていきましょう。
《丸顔の眉毛の黄金比》アーチ眉毛を意識する
輪郭に丸みがあり、やわらかな雰囲気を持つ丸顔さんは、眉毛も曲線的なアーチ眉毛を意識してやさしい印象に仕上げるのがおすすめです。丸顔さんに似合うアーチ眉毛の描き方は、以下の2つのポイントを押さえましょう。
丸顔さんに似合う眉毛のポイント
- ・眉頭から眉山、眉山から眉尻までのラインを引くときは、直線ではなく緩やかな曲線を描くように仕上げる
- ・眉尻は黄金比よりも少し長めに描く
直線的なラインを無くし、全体をなだらかな曲線で仕上げることで、輪郭にマッチしたバランスのよい眉毛になります。また、眉山から眉尻までの距離を黄金比よりも少し長めに描くと、輪郭の余白が目立たなくなるため、丸顔さんに多い「顔が大きく見える」という悩みが気にならなくなるのです。
《面長の眉毛の黄金比》高さを出さず平行眉気味に描く
顔が縦に長い面長さんは、大人っぽくクールな印象に見られることが多い輪郭。眉毛はあまり角度を付けない平行眉毛に仕上げ、輪郭とのバランスを取りましょう。面長さんに似合う平行眉毛の描き方は、以下の2つのポイントを押さえてください。
面長さんに似合う眉毛のポイント
- ・眉毛は角度を付けず床と平行になるように仕上げる
- ・眉尻は黄金比よりも少し短めに描く
面長さんは平行眉毛で横のラインを強調させると、顔の縦の長さが目立たなくなります。また、黄金比よりも目尻を短く描くことで輪郭とのバランスが取れ、理想の顔の形とされる卵型に近づけるのです。面長さんの眉尻は小鼻ではなく、口角と目尻を結ぶ延長線上までの長さで描くとちょうどよく仕上がります。
《ベース顔の眉毛の黄金比》眉山に角度を付けず少し太さを出す
顔の横幅が広く、エラが張っているベース顔さんは、直線的なラインと曲線的なラインをミックスさせた眉毛に仕上げましょう。イメージとしては、直線型に近いアーチ眉毛の形が似合います。ベース顔さんが似合う眉毛の描き方は、以下の2つのポイントを押さえてください。
ベース顔さんに似合う眉毛のポイント
- ・眉頭から眉山までは少し角度を付け直線的に、眉山から眉尻まではなだらかなアーチ型に仕上げる
- ・黄金比よりも眉尻を長めに描き、眉全体は太めに描く
ベース顔さんは、眉山までのラインを少し角度を付けて直線的に仕上げることで顔をキュッと引き締めて見せ、逆に眉山をなだらかなアーチ型に仕上げることでカクッとした顔立ちをソフトに見せます。また、太さを出すとよりやわらかさがプラスされるので、がっしりした輪郭の印象をカバーできるのです。
《逆三角形の眉毛の黄金比》黄金比より少し長めの平行眉毛に
額のハチが張っており、顎先がシュッとシャープな逆三角形さんは、眉山に角度を付けない平行眉毛がおすすめ。平行眉毛に仕上げることで、逆三角形さんのクールな印象を少しやわらげ、親しみやすく見せてくれるのです。
平行眉毛は面長さんに似合う形でもありますが、押さえるべきポイントが異なります。逆三角形さんに押さえてほしい平行眉毛のポイントは以下の2つ。
逆三角形さんに似合う眉毛のポイント
- ・眉山は角度を付けず、なだらかに仕上げる
- ・眉尻は基本の黄金比よりも長めに描く
逆三角形さんは眉山に角度を付けず、なだらかに仕上げるのがポイント。眉山を曲線的に仕上げることで、顎先のシャープな印象をやわらげます。また、眉尻は黄金比よりも若干長めに描くとハチの張りが目立たなくなり、顔全体のバランスが整いやすくなるのです。
ワンランク上の仕上がり!トレンドを押さえた黄金比眉毛の描き方
最新のトレンドは毛流れを活かした自然な太さの平行眉毛
メイクにトレンドがあるように、眉毛もその時々で流行りの形や太さが変わります。最近は、毛流れを活かした自眉のようなナチュラルな眉毛がトレンド。形は引き続き平行眉毛が流行っており、さらに毛流れを強調させて立体感をプラスするのが今どきです。ワンランク上の仕上がりを求めたい方は、美眉に見せる黄金比を参考にしつつ、トレンドもところどころで取り入れてみてください。
それではトレンド眉毛の描き方を、ポイント押さえながら詳しくご紹介していきます。
ポイント1|全体的に太さは控えめに
少し前までは「太眉」が流行っていましたが、最近は少し太さを控えめにした自然な眉毛がトレンド。自眉を活かすような、太すぎず細すぎないナチュラルな眉毛が人気を集めています。
また、形は引き続き平行眉毛がトレンドですが、眉頭から眉尻まで角度がほとんどない一直線に近い形ではなく、少し眉尻にアーチを加えるのが今どきっぽく仕上げるポイントです。
ポイント2|毛流れを整えふさっと仕上げる
最近の眉毛のトレンドは「毛流れ」がカギ。以前までは、しっかり整えられたきれいな眉毛に仕上げるのが定番でしたが、今は毛並みを活かしたふさっとした眉毛が人気です。眉頭の毛を毛流れに沿って、上向きに整えるだけでも一気に今っぽい眉毛に仕上がります。
最近は「アイブロウワックス」や「アイブロウジェル」などの、毛並みを整えキープするコスメも増えているので、今っぽさをプラスしたい方はチェックしてみてください。
ポイント3|眉マスカラで抜け感を出す
眉毛に色味を足して、抜け感を出すのも今っぽく仕上げるポイントです。最近は、眉マスカラのカラーが充実し、メイクやファッション、ヘアカラーに合わせてさまざまな色味の眉毛が楽しめるようになりました。ブラウンやゴールドの定番カラーを使うのもよいですが、あえてピンクやオレンジ、カーキなどを含んだ色味のアイテムをチョイスするだけで、ニュアンスが出て垢抜けた印象になれます。
「トレンドに合わせて眉毛の太さや形を変えるのが難しい」と感じる方は、眉マスカラでカラーをプラスすることからはじめてみるのもよいでしょう。
黄金比でバランスのよい眉毛の描き方を押さえて理想の美眉に!
今回は、眉毛の黄金比について詳しく解説しました。眉毛はメイクのなかでも多くの方が難しいと感じやすいパーツ。ですが、眉毛にはそれぞれの顔の骨格やパーツに似合う「黄金比」が存在します。この黄金比に沿った描き方でメイクをすることで、簡単に理想どおりの美眉に近づけるのです。
今までアイブロウメイクに悩んでいた方は、ぜひ本記事を参考に自分に似合う眉毛の描き方をマスターしてみてくださいね。
この記事を書いた人
shimmy
美容やコスメをこよなく愛する2児の母。好きなことを仕事にしたい!という思いから美容やコスメについて一から勉強し、コスメコンシェルジュの資格を取得。現在はその知識を活かすため美容ライターとして活動中。
最近はブログでアラサーならではの肌悩みや美容についてマイペースに発信中。