ついつい後回しになってしまう手足のネイルケア。アルガンオイルならベタベタせずに保湿できるので、日中のケアにもおすすめです。使い方は、オイルを手や爪周りに塗った後、やさしく揉み込むようにマッサージします。

アルガンオイルに豊富に含まれる必須脂肪酸やビタミンEは、爪が薄い方や折れやすい方、自爪を綺麗に伸ばしたい方にもぴったりの成分。爪の凹凸も乾燥が原因の1つなので、アルガンオイルでこまめに保湿すると、次第になめらかな状態に整います。

アルガンオイルに含まれる美容成分のビタミンEは、肌だけではなく髪の毛にもよい成分です。ぜひ、顔や全身にくわえて、ヘアケアにもアルガンオイルを取り入れてみてください。

一番ベーシックな使い方は、ヘアセットの仕上げにアルガンオイルを塗ってスタイリングする方法。豊富な美容成分で潤いを与えながら、髪全体に綺麗なツヤを出してくれます。また、髪の毛は日中紫外線に当たる機会が多いので、オイルを塗っておくことで紫外線によるダメージ軽減も可能です。

毎日シャンプーで髪の毛を洗っていても、頭皮に汚れや皮脂が残っている気がする…。そんな方は、アルガンオイルで頭皮クレンジングをしてみてください。

乾いた髪の毛をブラッシングして整えた後、500円玉大のアルガンオイルを頭皮全体に塗り広げていきます。耳の裏や後頭部は洗い残しが多い部分なので、丁寧になじませて。その後、頭皮をマッサージしてからホットタオルを巻いて5分ほど蒸します。最後にシャンプーで洗い流せば、頭皮のスッキリとした心地よさを実感できますよ。

忙しい方でも簡単に取り入れられるヘアケアは、シャンプーにアルガンオイルを2〜3滴混ぜる使い方。シャンプーとオイルを手のひらで混ぜたら、いつも通り髪の毛を洗いましょう。ひと手間くわえるだけで、いつもよりも髪の毛が保湿されて潤いを実感できるはず。また、この使い方はシャンプー以外にコンディショナーに混ぜてもOKです。

ゆっくりヘアケアをする時間がない方でも、混ぜるだけの方法なら簡単に取り入れられるでしょう。

アルガンオイルは他のオイルと比べてベタつきは少ないですが、それでも大量に塗ってしまうと毛穴を詰まらせる原因になります。毛穴がオイルで塞がれてしまうと、肌トラブルにつながるため使用量に注意しましょう。

アルガンオイルを使うときは、数滴でも十分働きを実感できます。一度に多く使うとコスパも落ちてもったいないため、最初は肌の状態を見ながら1〜2滴から始めてみて。

アルガンオイルは必ず手のひらで温めてから使いましょう。温まったオイルは肌への浸透※が高まり、本来のメリットをしっかりと実感できるはず。

また、冬になると気温が下がることにより、オイルが固まってしまう場合があります。そんなときは、手のひらやホットタオルで外側から容器を温め、固まったオイルを溶かしましょう。美容オイルは一度固まっても、品質が大きく損なわれることはありませんが、気になる方は気温が下がりすぎない場所に保管してくださいね。

美容オイルは使い方によってはなかなか減らず、長期間保管するのは酸化が心配という声も。しかし、アルガンオイルはビタミンEが豊富で酸化しにくいオイルとして知られています。ですから、長期間にわたって使用しても基本的には問題ありません※。

ただし、手や空気に触れると酸化が促されるため、使用時はスポイトやボトルの口には触れないように気をつけましょう。使用後もしっかり蓋を閉めて、アルガンオイルの新鮮さをキープしてくださいね。

アルガンオイルとは、顔や全身、髪の毛まで保湿でき、美容にとって必要な栄養を補給できるマルチアイテム。オイルはデイリーケアに取り入れにくいと思われがちですが、使い方さえ知っていれば簡単に活用できます。普段のスキンケア方法で肌や髪がゴワついたり、くすんだりする悩みがある方は、ぜひ手に取って試してみてくださいね。

この記事で紹介している使い方を参考に、アルガンオイルで美しさに磨きをかけていきましょう。