正統派の美女ヘアを狙うなら、ストレートロング×厚めワイドバングがおすすめです。目の横までしっかりと幅を取ったワイドバングなら、顔の横幅をさりげなく強調できるため面長の顔型カバーにぴったり。

厚め前髪はカールを極力つけず、自然に毛先を流すような巻き方にしましょう。つくり込まないナチュラルさをキープしたまま、デカ目効果のあるあざと可愛い前髪に仕上がりますよ。

おしゃれさ抜群の重め前髪ですが、せっかくなら朝のセットを夜までキープしたいですよね。そこで、キレイな重め前髪を一日キープできる朝のセット方法についてご紹介します。

もともと重め前髪は毛束自体に厚みがあるため、シースルーバングなどの薄め前髪よりも崩れにくいのが特徴。ただし、セット方法を間違えるとベタッとした質感になってしまったり、うねりが出てしまったりするので、これからご説明するポイントをしっかりチェックしてスタイリングしてくださいね。

まずは、重め前髪をブローでセットする基本の手順です。前髪の毛流れを決めるブローのコツは、前髪を上下に分けてブロッキングすること。2つの毛束にわけてブローすることでしっかりとキレイな形を固定でき、重め前髪が崩れにくくなりますよ。

とくにうねりが出やすい下側の毛束は、髪の根元からブラシを入れ、くせを伸ばすように引っ張りながらブローしましょう。下側が終わったら上側の毛束、という順番でブローすればふんわりと自然なボリュームのある前髪に仕上がりますよ。

ブローし終わったら、コームで前髪を整えましょう。髪の毛は熱が加わったときに形がつくられ、冷めるときに形がキープされるため、ブロー直後の熱が残っているときにコームで自分の理想の形に整えるのがポイント。

せっかくつくったきれいな毛流れを崩さないよう、慎重に整えていきましょう。形が整ったら、熱が完全に冷めるまでそのままの状態でキープします。

前髪を理想の形にコーミングできたら、スプレーでセットしましょう。スプレーをするときは、毛束の内側からつけるのが崩れにくさのポイントです。

内側にスプレーをつけることで髪表面をコーティングし、おでこの汗や皮脂のべたつきによる前髪のうねりもを防いでくれます。くせ毛でお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。

最後は、表面の毛先にもスプレーをつけてセット完了です。このとき根元からスプレーをつけない理由としては、全体を固めてしまうとナチュラル感が損なわれがちだから。厚め前髪は毛束の重さでスタイルキープしやすいため、毛先のみに少量スプレーをつけるだけで十分なセット力を発揮できます。

スプレーの量を調節しづらい場合は、指先にスプレーをつけ、毛先全体に薄くつけるとうまくいきますよ。

毛先に動きがある厚め前髪をつくりたいときや、前髪のくせが強いときにはヘアアイロンでのセットがおすすめです。その際の巻き方のポイントとしては、ブロー時と同じく、一度で巻こうとしないこと。

毛束を上下に分けるか細い毛束に取り、少量ずつ丁寧にアイロンでセットしていきましょう。少しの手間ですが、仕上がりが格段にキレイになりますよ。

重め前髪の印象や魅力をはじめ、レングス別の垢抜けヘアスタイルについてご紹介してきました。いつもの髪型に取り入れるだけでぐっと大人可愛い雰囲気がつくれる重め前髪は、おしゃれになりたい女性の強い味方です。ぜひ次のスタイルチェンジのときには、重め前髪を取り入れて今どき垢抜けヘアを楽しんでくださいね。