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ヴィーガンコスメ・クルエルティフリーコスメ特集!おすすめブランド&人気商品をご紹介
近年、「ヴィーガン」や「クルエルティフリー」と表記された化粧品を見かけることが多くなりました。
この記事では、ヴィーガンコスメという名前を聞いたことがあっても詳しい定義は知らないという方や、クルエルティフリーコスメについて正しく理解したいという方に向けて、両者の基礎知識から使うメリット、選び方や見分け方まで詳しく解説しています。
ヴィーガンコスメ・クルエルティフリーコスメのおすすめブランドや人気アイテムも多数ご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
使うことで得られるメリットは主に3つ
では、ヴィーガンコスメやクルエルティフリーコスメを使用すれば、どのようなメリットがあるのでしょうか?
主に下記の3つがメリットとして挙げられます。
- 1.動物愛護に貢献できる
- 2.地球環境に配慮できる
- 3.肌への刺激が少ないものが多い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【メリット①】動物愛護に貢献できる
ヴィーガンコスメ・クルエルティフリーコスメを使用する1つ目のメリットは、動物愛護に貢献できることです。
化粧品の動物実験の犠牲になる動物は、世界中で毎年10~20万匹と推定されています。
欧州連合(EU)の加盟国28ヶ国・イスラエル・インド・ブラジル・ニュージーランドなどでは、動物実験が実施された化粧品や原料の販売が禁止されています。
しかし残念ながら、日本を含むその他の国では、動物実験が禁止されている訳ではありません。
私たちが自らヴィーガンコスメやクルエルティフリーコスメを使用することで、将来動物実験の犠牲になる動物を救うことに繋がり、動物愛護に貢献できるのです。
【メリット②】地球環境に配慮できる
2つ目のメリットは、地球環境に配慮できることです。
ヴィーガンコスメやクルエルティフリーコスメを販売するメーカーでは、「容器はリサイクル可能」「商品パッケージなし」など、環境への負担が少なくなる工夫をした上で、商品を販売していることが多いです。
また、ヴィーガンコスメでは動物由来の成分を使用しないため、家畜の飼料を生産するための森林伐採、飼料を輸送する際に排出される温室効果ガス、糞尿による環境汚染などを回避することにも繋がります。
【メリット③】肌への刺激が少ないものが多い
3つ目のメリットは、肌への刺激が少ないアイテムが多いことです。
ヴィーガンコスメやクルエルティフリーコスメは、動物実験を一切行わずに製造・開発されています。
すでに人体への安全性が確認された成分や、環境に配慮した植物由来の成分などが配合されていることが多く、逆に人体に悪影響となる可能性がある化学成分は配合されない傾向があるのが特徴です。
もちろん、個人差によって肌に合う・合わないはあるものの、そういった点に魅力を感じる方にとっては選ぶメリットがあるといえるでしょう。
ヴィーガンコスメ・クルエルティフリーコスメの選び方・見分け方
ヴィーガンコスメやクルエルティフリーコスメを選ぶとき、成分表だけで判断をするのが難しい方は少なくありません。
そんなときに目印となるのは、ホームページや商品に記載された「ヴィーガン認証」や「クルエルティフリー認証」です。
世界的に有名なヴィーガン認証やクルエルティフリー認証の種類をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
Vegan(The Vegan Society)
「Vegan」(ヴィーガンラベル)は、1990年にイギリスで設立された、The Vegan Society(ヴィーガン協会)公認のヴィーガン製品認証マークです。
世界中の65,000以上の認定ヴィーガン製品に表示されており、世界で最も認知されているヴィーガン認証となります。
「ヴィーガン」という言葉を生み出した団体であり、動物とは「人間以外のすべての動物(やその副産物)」のことを意味すると定義されています。
EVE VEGAN®(Expertise Vegan Europe)
「EVE VEGAN®」(イヴ・ヴィーガン)は、2016年にフランスで設立されたExpertive Vegan Europe(EVE)社が認証する、ヴィーガン国際認証マークです。
世界中の10,000以上のヴィーガン製品に表示されており、最も審査が厳しい認証マークの1つといわれています。
ANIMAL TEST-FREE and VEGAN(PeTA)
「ANIMAL TEST-FREE and VEGAN」は、世界最大の動物愛護団体(動物の倫理的扱いを求める人々の会)であるPeTAが認証する、ヴィーガン・クルエルティフリー認証マークです(通称:PeTAヴィーガン認証)。
PeTAのヴィーガン認証を受けるためには、企業やブランド全体で動物由来の成分を使用しない・動物実験を行わないといった要件を満たす必要があります。
LEAPING BUNNY(CCIC)
「LEAPING BUNNY」(リーピングバニー)は、1996年にアメリカとカナダの8つの動物保護団体が設立したCCICにより、動物実験を行っていないブランドに与えられる、クルエルティフリー認証マークのことです。
LEAPING BUNNYの認定ブランド数は2300超(2023年12月現在)で、毎年自社ブランドの全商品の承認を受ける必要があります。