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化粧水と乳液はどっちが先?基本と例外の順番から注意点、アイテムごとの役割まで徹底解説!

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化粧水と乳液はどっちが先?基本と例外の順番から注意点、アイテムごとの役割まで徹底解説!

化粧水や乳液は、スキンケアの基本アイテムです。しかし、どちらを先に使うのが正解なのか、使用する順番について疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、化粧水と乳液の基本的な順番やそのほかのアイテムとの使用順序、例外の順番についても解説します。スキンケアで使用するおすすめアイテムも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

カテゴリ | スキンケア
How to 基本編 化粧水 乳液
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化粧水と乳液はどっちが先なの?

基本的には化粧水のあとに乳液を使う

基本的には化粧水のあとに乳液を使う 出典:adobestock

化粧水と乳液を使用する順番は、「化粧水が先、乳液があと」が基本です。そのほかのアイテムも含めた一般的なスキンケアの順番は、以下のようになります。

  • 1.クレンジング(メイク落とし)
  • 2.洗顔
  • 3.導入美容液
  • 4.化粧水
  • 5.美容液
  • 6.乳液
  • 7.クリーム
  • 8.オイル美容液

スキンケアアイテムに含まれる水分には「肌にうるおいを与える」という役割があります。それに対し、油分の役割は「与えた水分を逃さないように肌にフタをする」というものです。

そのため、水分の配合量が多いアイテムを先に、油分の配合量が多いアイテムをあとに使用するのが効果的とされています。

化粧水は配合成分の大部分が水であり、乳液は水分と油分の両方を含んでいるため、「先に化粧水で水分をたっぷり与えてから、乳液で肌にフタをして水分を逃さないようにする」という順番が一般的なのです。

乳液を先に使う「乳液先行型」もある

乳液を先に使う「乳液先行型」もある 出典:adobestock

スキンケアの順番は「化粧水が先、乳液があと」が基本ですが、ブランドによっては、独自の肌理論をもとに、化粧水よりも乳液を先に使用する「乳液先行型」のお手入れを推奨しているケースもあります。

そもそも、肌は角層内部に水分を保持し、肌の表面を皮脂膜という油分の膜が覆うことでうるおいを保っているため、健やかな肌をキープするためには水分と油分のバランスが重要です。

乳液先行型のスキンケアブランドでは、肌の水分と油分のバランスに着目した配合比率で、乳液を設計しています。

一般的な乳液の働きは、配合されている油分で肌にフタをしてうるおいを逃さないことですが、乳液先行型の乳液の働きは、肌にフタをするのではなく、角層の水分と油分のバランスを整え、ふっくら柔らかい状態に整えることです。

そのため、スキンケアの最初に乳液を使うことで、あとから使うアイテムのなじみを高めることができます。

スキンケアアイテムごとの役割を理解しよう

化粧水

化粧水 出典:adobestock

化粧水の役割は、乾燥しやすい洗顔後の肌に水分を与えて、肌の状態を整えることです。また、洗顔後の肌に水分を与えてやわらかくすることで、あとから使用するアイテムのなじみやすさを高める働きも担っています。

化粧水は大部分が水で設計されており、そこに水溶性の保湿成分や機能性成分が配合されているアイテムです。みずみずしいテクスチャーで洗顔後の素肌にもなじみやすいため、一般的にはお手入れの最初に使用します。

美容液

美容液 出典:adobestock

美容液は、保湿ケアやエイジングケア*¹、美白*²ケア、シワ改善ケアなど、肌悩みに合わせた機能性成分や有効成分が配合されているアイテムです。

肌悩みに合わせてスキンケアにプラスするスペシャルアイテムであり、化粧水のあとや、乳液の前に使用します。

美容液にはジェルタイプやミルクタイプなどがありますが、一般的には乳液よりも水分の配合量が多いため、乳液よりも先に使用するのが基本です。

ただし、スキンケアアイテムの肌なじみを高める導入美容液は、お手入れの最初に使用します。また、油分ベースのオイル美容液は、お手入れの最後に使用しましょう。

*¹ 年齢に応じたお手入れのこと
*² メラニンの生成を抑えて、日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ

乳液

乳液 出典:adobestock

乳液は、水分と油分をバランスよく配合し、乳化と呼ばれる技術で水分と油分を均一に混合したスキンケアアイテムです。

肌にうるおいを与えると同時に、油分によるラッピング効果で肌を包み込み、与えた水分を閉じ込める役割も担っています。また、肌の水分と油分のバランスを整え、角層をやわらかくする働きもあるアイテムです。

クリームよりも軽やかなテクスチャーで肌になじみやすく、油分のべたつき感が苦手な人でも使いやすいでしょう。

クリーム

クリーム 出典:adobestock

クリームは、油分がベースとなっている保湿力の高いスキンケアアイテムです。乳液と同じく、肌の水分が蒸発してしまうのを防ぐフタの役割があります。

ただし、乳液よりも油分の配合比率が多いので、乳液と一緒に使用する場合は、乳液のあとにクリームを塗布しましょう。

保湿力が高く、仕上がりのしっとり感も強いので、乾燥が気になる人におすすめのアイテムです。脂性肌の人やTゾーンのべたつきやテカリが気になる人は、使用量を調整するか、クリームの代わりに乳液を使用しましょう。

「化粧水→乳液」の順番で使うおすすめアイテム3選

【IPSA】肌表面にうるおいを抱えた水の層をつくる化粧水

【IPSA】肌表面にうるおいを抱えた水の層をつくる化粧水 出典:IPSA公式画像

IPSA独自のメカニズムでうるおいのバリアをつくる「アクアプレゼンターⅢ*」が配合されている化粧水です。有効成分「トラネキサム酸」と「グリチルリチン酸ジカリウム」を配合した医薬部外品で、肌荒れやニキビを防ぎます。

サラッとみずみずしいテクスチャーで肌表面に残らず、吸い込まれるように角層まで浸透。肌のうるおいバランスを整え、テカリにくい肌へと導きます。

* アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液(すべて保湿成分)

【IPSA(イプサ) ザ・タイムR アクア[医薬部外品]】
100ml 2,640円(税込)/200ml 4,400円(税込) 編集部調べ

2024年5月8日時点

【FANCL】シワ改善も叶える医薬部外品の高保湿化粧液

【FANCL】シワ改善も叶える医薬部外品の高保湿化粧液 出典:FANCL公式画像

シワ改善有効成分「ナイアシンアミド」を配合した、医薬部外品の化粧水です。コラーゲンの質にこだわった独自の「トリプルハリ肌成分*」を配合し、弾むようなハリのある肌に導きます。

とろみのあるリッチなテクスチャーで、カサつきやすい肌もしっとりつややかに仕上げてくれるので、乾燥肌の方にもおすすめです。

* 加水分解コラーゲン液-4、エクトイン、メマツヨイグサ抽出液(保湿成分)

【FANCL(ファンケル) エンリッチプラス化粧液Ⅱ しっとり[医薬部外品]】
1,870円(税込) 編集部調べ

2024年5月8日時点

【なめらか本舗】豆乳イソフラボンでツヤ肌に導くプチプラ乳液

【なめらか本舗】豆乳イソフラボンでツヤ肌に導くプチプラ乳液 出典:なめらか本舗公式画像

九州産丸大豆*¹「ふくゆたか」から作った豆乳を原料にした高純度豆乳イソフラボン*²と豆乳発酵液*²をW配合した保湿乳液です。とろけるようなテクスチャーで、肌なじみのよい使い心地となります。

自然豊かな鈴鹿山系の地下水を使用*³しており、しっとりするのにべたつかない使用感が特徴です。

*¹ 豆乳由来成分に使用している大豆は、遺伝子組換えなし大豆を使用
*² 保湿成分
*³ 2022年2月発売のなめらか本舗リニューアル商品に限る(変更される可能性あり)

【SANA(サナ) なめらか本舗 乳液 NC】
990円(税込) 編集部調べ

2024年5月8日時点

「乳液先行型」のおすすめアイテム3選

【ALBION】肌のうるおいバランスを整える!まろやかな感触の乳液

【ALBION】肌のうるおいバランスを整える!まろやかな感触の乳液 出典:ALBION公式画像

アルビオンの「エクサージュ モイスト アドバンス ミルクⅡ」は、うるおいを抱え込んだコクのあるなめらかなテクスチャーで、しっとりしなやかな肌に導く乳液です。

洗顔後、ポンプ3プッシュ分をコットンにとってやさしく肌になじませれば、うるおいバランスの整った肌を目指せます。クレンジングやマッサージ後のお手入れにもおすすめです。

【ALBION(アルビオン) エクサージュ モイスト アドバンス ミルクⅡ[医薬部外品]】
5,500円(税込) 編集部調べ

2024年5月8日時点

【コスメデコルテ】化粧水のなじみを高めてくれる美白乳液

【コスメデコルテ】化粧水のなじみを高めてくれる美白乳液 出典:DECORTÉ公式画像

「リフトディメンション エバーブライト プランプ エマルジョン ER」は、美白*¹ケアとエイジングケア*²の両方を叶えてくれる先行型乳液です。皮脂と親和性の高いリン脂質を配合した極小エマルジョンが、肌をやわらかくときほぐし、あとから使う化粧水のなじみを高める効果が期待できます。

美白有効成分「L-アスコルビン酸2-グルコシド」が配合された医薬部外品で、キメの1つ1つに透明感を与え、引き締まったしなやかな肌に整えてくれるアイテムです。

  メラニンの生成を抑えて、日焼けによるシミ、そばかすを防ぐ
  年齢に応じたお手入れのこと

【DECORTÉ(コスメデコルテ) リフトディメンション エバーブライト プランプ エマルジョン ER [医薬部外品]】
7,700円(税込) 編集部調べ

2024年5月8日時点

【IGNIS】ハーバルフレッシュの香りが心地よいボタニカル乳液

【IGNIS】ハーバルフレッシュの香りが心地よいボタニカル乳液 出典:IGNIS公式画像

IGNIS(イグニス)は、植物(ボタニカル)にこだわったスキンケアブランドです。秋田県白神山地のふもとにある自社研究所では、有機JAS認証を取得した畑でさまざまな植物を栽培・研究しています。

植物の力を活かした「モイスチュアライジング ミルク Ⅱ」は、エモリエント成分であるオーガニックシアバター*やオレンジ果皮油、保湿成分のユズ果実エキスなどが配合された乳液で、しっとりとした肌へ導いてくれるアイテムです。

12種類のハーブをブレンドしたハーバルフレッシュの香りが、心地よいスキンケアタイムを演出してくれます。

* シア脂(エモリエント成分)

【IGNIS(イグニス) モイスチュアライジング ミルク Ⅱ】
110g 3,300円(税込)/200g 5,500円(税込) 編集部調べ

2024年5月8日時点

これっていいの?化粧水と乳液の使い方での注意すべき点

化粧水をなじませたら、すぐに乳液をつけたほうがいい?

化粧水をなじませたら、すぐに乳液をつけたほうがいい? 出典:adobestock

化粧水を肌になじませたあと、肌表面に化粧水が残っている状態ですぐに乳液を重ねてしまうと肌なじみが悪くなってしまいます。

そのため、化粧水を塗布したら、手のひらで数十秒ほどしっかり肌に押し込むようにしてなじませてから乳液を塗布しましょう。化粧水が肌になじんで、肌表面がもっちりしてきたら、乳液を重ねる準備ができたサインです。

ただし、化粧水をつけてから間隔をあけすぎてしまうと、せっかく与えた水分が蒸発してしまうこともあります。ハンドプレスでしっかり化粧水をなじませたら、時間を空けずに乳液をつけましょう。

化粧水と乳液を混ぜて使用するのはOK?

化粧水と乳液を混ぜて使用するのはOK? 出典:adobestock

化粧水や乳液は、それぞれの働きを引き出せるようなバランスで設計されています。

そのため、化粧水と乳液を混ぜてしまうと、水分と油分のバランスなどの設計が崩れてしまい、肌なじみが悪くなったり期待する効果が得られなくなったりする可能性があるため避けたほうがいいでしょう。

化粧水や乳液は、ブランドごとに推奨する使用順序に沿って、順番に肌に塗布するのがおすすめです。時短をしたい方は、化粧水と乳液を混ぜるのではなく、オールインワンゲルなど1つでお手入れが完了するアイテムを取り入れてみましょう。

一般的な乳液を化粧水より先につけるのは大丈夫?

一般的な乳液を化粧水より先につけるのは大丈夫? 出典:adobestock

一般的な乳液は、化粧水で与えた水分を閉じ込めるフタの役割をするように設計されています。そのため、先行型ではない乳液を先につけるのは、あとからつける化粧水のなじみが悪くなる可能性があるためおすすめできません。

また、一般的な乳液は、化粧水で整えた肌になじむように作られているため、洗顔直後の肌に塗るとなじみにくいものが多いです。乳液を先に塗布するお手入れを取り入れたい場合は、乳液先行型として設計された乳液を使用しましょう。

化粧水と乳液の適切な順番を理解し、肌に合わせたスキンケアを

化粧水と乳液を使用する際は、先に化粧水を塗布し、そのあとに乳液を塗布するのが基本の順番になります。化粧水には肌に水分を与える役割があり、乳液は化粧水で与えた水分を油分のフタで閉じ込める役割があるためです。

ただし、スキンケアブランドによっては、化粧水の前に乳液をつける「乳液先行型」のお手入れを推奨している場合もあります。

一般的な乳液と先行型の乳液は、役割や仕様に違いがあるため、お手入れをする際は、各ブランドが推奨する使用順序に沿ってアイテムを使うことが大切です。ぜひ、この記事を参考に化粧水と乳液の正しい使用順序を理解して、ご自身の肌に合わせた適切なスキンケアを行いましょう。

この記事を書いた人

RAXY Style 編集部

RAXY Style編集部がセレクトした旬のコスメやメイクのHow to情報をお届けします。いつもより輝けるキレイのヒントをお届けしていきます★

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