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ブリーチした髪の正しいヘアケア方法を徹底解説!自宅で使えるおすすめアイテムもあわせてご紹介
髪をブリーチして好きな色に染めたものの、髪が傷んできていることに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。せっかく好みのヘアカラーにしたのに、髪が傷んでパサパサしていると残念な気持ちになりますよね。
ブリーチによる髪のダメージを極力軽減するには、正しいヘアケアを心がけることが大切です。
この記事では、髪をブリーチしたあとの正しいヘアケアの方法や自宅でも使えるおすすめのアイテムをご紹介します。ブリーチした髪のケアで注意するポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブリーチするとどうして髪が傷むの?
ブリーチとは、髪に含まれる色素を脱色することです。一般的に、元の髪の色が濃ければ濃いほど、脱色の難易度が高くなります。とくに、黒髪を脱色するには強い薬剤が必要です。
強い薬剤を使用することによって、髪の表面のキューティクルが開き、栄養や水分が流出します。これが、ブリーチすることによって髪が傷んでしまう主な原因です。
また、ブリーチにより傷んだ髪は引っかかりやすくなり、その結果さらなるダメージを受けることで切れ毛につながることもあります。そのため、ブリーチで傷んだ髪には正しいヘアケアをおこない、少しでもダメージを減らす必要があるのです。
ブリーチした髪の正しいヘアケア方法4つ
アミノ酸シャンプーを使う
ブリーチしたあとの髪は、栄養分が抜けてしまいパサつきやすくなっています。そのため、ブリーチしたあとに使うシャンプーは、できるだけ髪への負担を軽減できるタイプを選びましょう。
おすすめは、髪をやさしく洗い上げてくれる、アミノ酸系の洗浄成分を使用したシャンプーです。このようなシャンプーのなかには、傷んだ髪を補修してくれるケラチンやコラーゲンなどの成分が含まれたものもあります。
傷んだ髪のヘアケアには、トリートメントの使用が重要視されやすいですが、まずはシャンプーの種類や品質を見直すことから始めましょう。
インバストリートメントをする
インバストリートメントは、お風呂の中で使用する「洗い流す」タイプのトリートメントです。ブリーチによって傷んだ髪にインバストリートメントを使用すると、髪が絡まりにくくなる、手触りがよくなるなど、さまざまなメリットがあります。これは、髪が濡れていてキューティクルが開いた状態になっていると、トリートメントの成分が髪の内部までより深く行き届いてくれるからです。
なおインバストリートメントは、ご自身の髪質に合ったタイプのものを選ぶと、より効果が期待できます。
例えば、髪が多くて太いタイプの場合は、油分が多く配合された重めに仕上がるタイプのインバストリートメントを使うと、しっとりした仕上がりに。反対に髪が細くて柔らかい場合は、水分が多く配合された、軽やかに仕上がるタイプのインバストリートメントがおすすめです。
アウトバストリートメントをする
アウトバストリートメントは、お風呂上がりに使用する「洗い流さない」タイプのトリートメントです。傷んだ髪を補修する成分や保湿する成分が含まれており、さらに髪表面をコーティングして乾燥や紫外線、ドライヤーの熱などの外部刺激から髪を守る役割も持っています。
また、ドライヤー前だけでなく、出かける前のスタイリングや外出先で髪の乾燥が気になるときにも使える便利なアイテムです。
ドライヤー前に使用する場合は耐熱性が高い成分が入っているもの、スタイリングに使用する場合は紫外線によるダメージから髪を守ってくれるものなど、使いたいシーンに適したアウトバストリートメントを選びましょう。
ドライヤーで乾かしてから寝る
ブリーチをしていない場合でも、濡れた髪は水素結合が切れてしまい、傷みやすい状態になっています。髪が濡れたままの状態で寝てしまうと、枕との摩擦を受けて枝毛や切れ毛の原因につながるため注意が必要です。
また髪を自然乾燥させることも、なるべく控えることをおすすめします。なぜなら自然乾燥の場合、キューティクルが開いた状態のまま髪が乾いてしまい、栄養分が外に出てしまうからです。ドライヤーを使ってしっかり乾かすようにしましょう。
なおドライヤーを使用する際には、ブリーチで傷んだ髪にさらなるダメージを与えないよう、低温で乾かすことも大切です。
ブリーチした髪のヘアケアにおすすめのアイテム
ブリーチした髪のヘアケアにおすすめのシャンプー
【ミノン】頭皮のうるおいを守るアミノ酸シャンプー
デリケートな頭皮のバリア機能を守る、植物性アミノ酸系洗浄成分配合のシャンプーです。低刺激性、弱酸性、無着色で、アレルギーの原因物質を極力カットしてくれます。
頭皮のうるおいを守りながら洗うので、余分な負担がかかりにくいのもポイント。香りはほのかなフローラル系で、髪の汗臭を防いで健やかに保ってくれます。
【MINON(ミノン) ミノン薬用ヘアシャンプー[医薬部外品]】
【haru】土台を整え元気な髪に導くシャンプー
頭皮にうるおいを与えるアミノ酸*¹、髪にうるおいを与えるシルク*²や真珠*³などが配合されているため、頭皮ケアや髪のダメージケアができます。
香りはアロマのような柑橘系。やさしい香りがバスルームに広がるので、毎日のバスタイムが楽しみになるシャンプーです。
*¹ グルタミン酸Na・グリシン・アラニン(保湿成分)
*² 加水分解シルク(保湿成分)
*³ 加水分解コンキオリン(保湿成分)
【haru(ハル) kurokamiスカルプ】
4,070円(税込) 編集部調べ
2024年7月2日時点
ブリーチした髪のヘアケアにおすすめのインバストリートメント
【fino】6種類の美容液成分*¹で髪悩みにアプローチするヘアマスク
根元から毛先までしっとりなめらかな指触りの髪へと導いてくれる、グレースフローラルの香りが心地よいインバストリートメントです。
保湿成分のローヤルゼリーEX(ローヤルゼリーエキス、ソルビトール)などの美容液成分が髪の内側に行き届き、保湿やまとまり・内部補修など、さまざまな機能で髪悩みにアプローチ。また、ダメージサーチ機能が、ほんのわずかな髪の傷も探して集中的に補修してくれます。
ダメージを受けた髪には、毛先にマスクをつけたあと、傷んだ部分を中心によくなじませてからすすぐと効果的です。
【fino(フィーノ) プレミアムタッチ 濃厚美容液ヘアマスク】
【ディアボーテ】ダメージを補修しながら広がりを抑えてくれるトリートメント
うねり・くせ・パサつきがあっても、ダメージを補修しながら、広がりにくくまとまる髪に導いてくれるインバストリートメントです。
補修&保湿成分の「プレミアムヒマワリオイルEX*」が髪の内部にうるおいを与え、さらに髪の外側のキューティクルをコートしてくれます。香りは日だまりのあたたかさを感じられるエレガントフローラルです。
* オーガニックヒマワリオイル、ヒマワリ種子エキス、ヒマワリ花エキス(すべて保湿成分)
【Kracie(クラシエ) Dear Beauté(ディアボーテ) オイルイントリートメント(リッチ&リペア)】
ブリーチした髪のヘアケアにおすすめのアウトバストリートメント
【オルビス】ドライヤーの熱から髪を守ってくれるヘアミルク
髪の内部までダメージ補修するために、髪内部を補修する「CMC類似成分*¹」を配合し、傷んだ髪を芯から補修してくれる、美容液入りのヘアミルクです。
なじませた瞬間に美容液がとろけ出て、みずみずしい感触に変化するのでベタつきません。さらに、配合されたヒートプロテイン*²が、ドライヤーの熱に反応して擬似的キューティクルを作り、髪をコーティングして守ります。
*¹ ダイズステロール配合(毛髪補修成分)
*² ジヒドロキシメチルシリルプロボキシ:ヒドロキシブロビル加水分解シルク配合(毛髪保護成分)
【ORBIS(オルビス) エッセンスインヘアミルク】
1,320円(税込) 編集部調べ
2024年7月2日時点
【ミルボン】ブリーチケアに向けて開発された洗い流さないトリートメント
「オイル化グリセリン*¹」を配合し、ブリーチした髪にもなじみやすいよう工夫されたアイテム。アウトバスオイルが毛髪に均一にコーティングされるので、髪の毛が引っ張られる物理的なダメージを減らして乾かせます。
さらにダメージによってタンパク質が減った髪にもしっかりと吸着する特殊なケラチン「CMADK*²」や「バオバブオイル*³」などを採用。指どおりのよい髪を実現できます。
*¹ ポリグリセリル-3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン(毛髪保護成分、毛髪保湿成分)
*² カルボキシメチルアラニルジスルフィドケラチン[羊毛](毛髪補修成分)
*³ バオバブ種子油(毛髪保護成分)
【milbon(ミルボン) エルジューダ ブリーチケア セラム】
3,080円(税込) 編集部調べ
2024年7月2日時点
ブリーチした髪のヘアケアにおすすめのドライヤー
【SHARP】プラス・マイナス両方のイオンで髪の表面をコーティング
プラスとマイナス両方のイオンで、髪とブラシのそれぞれに発生する静電気をスピーディに抑え、さらに摩擦ダメージを抑制するプラズマクラスターを搭載。キューティクルを保護することで、ヘアカラーの色落ちを抑えてくれる*ドライヤーです。
さらに、髪との距離をセンサーが感知し、AIが風の温度をコントロールしてくれます。ドライヤーを髪に近づけても風が熱くなりすぎないので、傷んだ髪をさらなる熱ダメージや過乾燥から守ることが可能です。
* 約2ヶ月相当の紫外線照射と温風をあてながらのブラッシングを行い、前後の色差を比較
【SHARP(シャープ) プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901】
【KINUJO】3段階の温度調整でカラー剤の流出を防げる
ブリーチでダメージを受けた髪は、なるべく低温で乾かす必要があります。KINUJOのドライヤーは低温・中温・高温の3段階に風の温度を変えられるうえ、低温でも素早く乾かすことが可能です。熱によるキューティクルのダメージを減らすことで、カラー剤の流出を防げます。
さらに、マイナスイオンを根元から毛先まで届けてくれる「マイナスイオン発生機能」も搭載。髪が乾きすぎる心配も減らせます。
【KINUJO(キヌージョ) キヌージョ ヘアドライヤー】
33,000円(税込) 編集部調べ
2024年7月2日時点
ブリーチした髪のヘアケアで注意するべきポイント
ブリーチしてお気に入りの色に染めた髪を、コテやアイロンで好みのヘアスタイルにスタイリングするのは楽しいですよね。しかしブリーチして傷んだ髪に、高温のコテやアイロンを使うのはあまりおすすめできません。
コテやアイロンのなかには200℃以上の高温になるものもあります。高温にすればそれだけ形が付きやすくなりますが、ブリーチで傷んだ髪に使う場合は140℃~150℃程度に抑えましょう。
なお、低温であっても長時間使用してよいわけではありませんので注意が必要です。
アイロンやコテを高温や長時間使わない
過剰なトリートメントをしない
ブリーチで髪が傷んでいると、徹底的にトリートメントをしたくなるものです。しかし、過剰に使用するとかえって髪がダメージを受ける可能性もあります。
そのため、週に2回〜3回の使用を推奨されているタイプを毎日使ったり、放置時間は10分とされているのに30分以上放置したりすることは避けましょう。
また「たくさんの量を使えば効果があるはず」と思い込み、記載されている使用量よりはるかに多い量を使うなど、メーカーが推奨する使い方から外れてしまうと、かえって髪がボロボロになることも。
とくに集中ケアトリートメントは、成分が髪に数日残るように設計されているものが多く、使い過ぎると髪が重くなってしまいます。トリートメントは、メーカーが推奨している量と頻度で使うようにしましょう。
ブリーチした髪についてよくある質問
ブリーチすると髪質が変わるの?
「ブリーチしたら髪質が変わった」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これはブリーチをして髪の色素を抜くときに、タンパク質も一緒に流出することが原因です。タンパク質が流れ出た結果、もともと髪が硬かったりくせが強かったりした方は、髪が細く柔らかくなることがあります。
ただし、髪質が変わるのは、あくまでも「今生えている髪」に限られます。ブリーチすると今生えている髪のタンパク質は流出しますが、「これから生えてくる髪」に影響はありません。つまり、髪質が根本的に変わるわけではないのです。
また、ブリーチは髪にダメージを与える可能性があるので、適切なヘアケアを行うことが必要になります。
髪が柔らかく扱いやすくなったと感じることもありますが、これから生えてくる髪が同様の性質になるわけではないことは、理解しておきましょう。
色を長持ちさせる方法は?
ブリーチで好みの色になったヘアカラーはできるだけ長持ちさせたいですよね。カラーの色落ちを防ぐためには、カラーした当日と翌日はシャンプーを避けることをおすすめします。
とはいえ、「一日外出していた」「スポーツをして汗をかいた」といったときに、シャンプーしないのは気持ち悪いと感じる人もいるでしょう。そのようなときには、シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗う「湯シャン」もおすすめです。
なお、湯シャンだけにしてしまうと髪がキシキシしてしまうので、トリートメントはしっかりおこないましょう。トリートメントしたあとは、髪に残らないようしっかりすすいでくださいね。
ダメージを受けにくいブリーチってあるの?
ブリーチは強い薬剤を使用することから、髪が傷みやすくなってしまうのが一般的でした。そんななか、近年ではブリーチのダメージを低減できる「ケアブリーチ」が登場し注目を集めています。
ケアブリーチとは、「ファイバープレックス」と呼ばれる髪を保護する薬剤が入っているブリーチ剤です。ケアブリーチを使うと、一般的なブリーチと比較して、髪のパサつきや切れ毛などのトラブルが起こりにくくなります。
ただし、ケアブリーチは従来のブリーチよりも価格が高めで、施術できる美容院も多くありません。また、普通のブリーチよりダメージが少ないというだけで、ダメージがゼロになるわけではない点も理解しておく必要があります。髪質によっては期待する効果を得られない可能性もあるので、気になる方はご自身の髪質を踏まえて調べてみてくださいね。
ブリーチして傷んだ髪には適切なヘアケアをしよう
黒髪のような色素の濃い髪をブリーチするときには、強い薬剤を使う必要があるので、キューティクルが開いて髪が傷んでしまいがちです。
ブリーチによる髪のダメージを修復するには、アミノ酸シャンプーを使う、インバス・アウトバストリートメントをする、ドライヤーで乾かしてから寝るといった、適切なヘアケアをおこないましょう。
また、ブリーチによる傷みが気になる髪の毛をヘアケアするときには、今回ご紹介したアイテムもぜひ参考にしてみてくださいね。