収れん化粧水は、さっぱりとした使用感で肌のベタつきを抑え、さらっとした印象の肌に整えてくれるアイテムです。
基本的には、化粧水や乳液で肌を整えたあと、または洗顔したあとに使用します。コットンに適量を含ませて、肌がひんやりしてくるまで、手首を使って風を送るようにパッティングするのがポイントです。

収れん化粧水は、次の内容に当てはまる方に向いています。

収れん化粧水には、エタノールや有機酸（クエン酸、コハク酸、タンニン酸など）、植物エキス（ハマメリスエキス、アロエエキスなど）、金属塩（アラントインヒドロキシアルミニウム、酸化亜鉛、硫酸亜鉛など）といった、肌を引き締める収れん成分が配合されています。

なかでも、エタノールや有機酸、植物エキスは、比較的穏やかな収れん作用が期待できる成分です。とくに、エタノールは蒸発する際に一時的に肌の温度を下げる働きがあるので、心地よいひんやり感を演出してくれます。

収れん化粧水を初めて使う方は、作用が穏やかな有機酸や植物エキスが配合されたものを選ぶのがおすすめです。より高い収れん効果を求める場合は、金属塩が配合されているものをチェックしてみましょう。

さらに、収れん化粧水には、肌にうるおいを与えるヒアルロン酸や、整肌成分の植物エキスなどが配合されているものもあります。肌を引き締めるとともに、乾燥や肌のキメにアプローチしたい方は、このような成分についても確認してみましょう。

収れん化粧水を効果的に使用するには、コットンに適量を含ませることが重要です。もったいないからという理由で使用量を減らしてしまうと、コットンが毛羽立ってしまい、期待する効果が得られないこともあります。

収れん化粧水でコスパよくお手入れしたい方は、比較的価格が手頃なものや大容量タイプのものを選ぶのがおすすめです。
惜しみなくたっぷりとコットンに含ませてパッティングすることで、より効率的にすっきりと清涼感のある印象の肌を目指せるでしょう。

エタノールやメントールが配合されている収れん化粧水は、肌にひんやりとした清涼感を与えてくれます。とくに、皮脂やテカリ、肌のベタつきを感じやすい暑い季節には、そういった商品を取り入れると、心地よくお手入れできるでしょう。

また、ひんやり感のある収れん化粧水には、ベタつきやメイク崩れの抑制も期待できます。使用する時期や求める効果に応じて商品を選ぶのがおすすめです。

収れん化粧水には、肌の引き締め以外にも、保湿やニキビの予防、美白*などが期待できる商品もあります。効率的に肌悩みをケアしたい方は、乾燥やニキビ、シミ、くすみに対応できるような、プラスαの機能がある収れん化粧水を選ぶのもおすすめです。

ニキビやシミ、そばかすを予防したい方は、それぞれにアプローチできる有効成分が配合されている医薬部外品の収れん化粧水を選びましょう。

「ハトムギ化粧水」は、保湿成分のハトムギエキスを配合しており、500mlの大容量がうれしい収れん化粧水です。さっぱりとした使用感なので、重ねづけしてもベタつかずに肌のコンディションを整えてくれます。

肌がひんやりするまでたっぷりとなじませるのはもちろん、コットンやフェイスマスクに含ませてローションパックをするのもおすすめです。洗顔後の肌に使うことで、そのあとのスキンケアもなじませやすくなります。

【naturie（ナチュリエ） ハトムギ化粧水】

「薬用クリアケア化粧水」は、有効成分としてグリチルリチン酸2K、うるおい成分としてツボクサエキスやブドウ葉エキスなど10種の植物エキス*¹が含まれた化粧水です。キメの乱れや毛穴が気になる肌にアプローチし、みずみずしい肌へと導いてくれます。

成分のリニューアルとともに、ノンコメドジェニックテスト*²を新たに実施。さらっとした仕上がりなので、肌のテカリが気になる方も使用できます。

【無印良品 薬用クリアケア化粧水】
1,690円（税込） 編集部調べ

「カーマインローション（N）」は、毎日のお手入れだけでなく、肌がほてったときのクールダウンにも使える収れん化粧水です。収れん成分である硫酸亜鉛や酸化亜鉛、酸化鉄が配合されており、肌を健やかな印象に整え、おだやかに引き締めてくれます。

使用前によく振って、化粧水に配合された粉末を均一に混合するのがポイントです。コットンに含ませて、肌がひんやりするまで軽くパッティングすると、気になるテカリやベタつきを抑えてくれます。

【SHISEIDO（資生堂） カーマインローション（Ｎ）】
385円（税込） 編集部調べ

「スキンタイトニングクールローション」は、清涼成分*¹が配合されており、ひんやりと心地よい使用感で、肌をクールダウンして引き締める収れん化粧水です。発酵美肌成分*²がうるおいを与えて、なめらかな印象の肌に導きます。

洗顔後、通常の化粧水と同じように使用できる収れん化粧水です。肌のベタつきが気になる方やひんやりとしたテクスチャーが好きな方に向いています。

【suisai（スイサイ） スキンタイトニングクールローション】 

「モイスチュアマイルド ホワイト クールジェリーエッセンス」は、-2℃のひんやりとしたテクスチャーのジェリー化粧水で、紫外線ダメージを受けたほてり肌をひんやり引き締めます。美白*有効成分のナイアシンアミドが配合された医薬部外品で、メラニンの生成を抑えてシミ・そばかすを防いでくれる商品です。

収れん効果にプラスして、化粧水・美白*美容液・乳液・パック・マッサージの6役をこなすオールインワンのため、時短にもつながります。

【KOSÉ（コーセー） モイスチュアマイルド ホワイト クールジェリーエッセンス［医薬部外品］】
1,200円（税込） 編集部調べ

「オードルックス（アストリンゼントマイルド）N」は、エタノールのほのかな清涼感とさっぱりとしたテクスチャーで、肌を引き締める収れん化粧水です。収れん成分としてフェノールスルホン酸Naやクエン酸Naが配合されています。

乳液のあとに使用するタイプの収れん化粧水で、手のひらまたはコットンに含ませてパッティングすれば、肌のキメを整えて、皮脂のベタつきやテカリを抑えてくれます。
ほのかなジャスミンの香りで、すっきりと使えるのも魅力です。

【deLuxe（ドルックス） オードルックス（アストリンゼントマイルド）N】
660円（税込） 編集部調べ

「ウテナ モイスチャー さっぱり化粧水」は、収れん成分のクエン酸や保湿成分のアロエエキスが配合されており、肌を引き締めるとともに、角層にうるおいを与えてくれます。
さっぱりとしたテクスチャーで肌にもなじみやすく、毛穴の目立たないなめらかな印象に整えてくれる商品です。

【ウテナ モイスチャー さっぱり化粧水】
852円（税込） 編集部調べ

「明色美顔水 薬用化粧水」は、発売から130余年のロングセラー商品である「美顔水」は、有効成分サリチル酸とホモスルファミンが、ニキビを予防する薬用化粧水です。みずみずしくさっぱりとしたテクスチャーで、過剰な皮脂の分泌を抑えて、肌のテカリを予防します。

コットンに含ませて肌をふき取ることで、気になる肌の汚れや余分な皮脂も取り除き、ニキビのできにくい、さっぱりとした印象の肌へと導いてくれる商品です。

【明色化粧品 明色美顔水 薬用化粧水［医薬部外品］】
990円（税込） 編集部調べ

「エリクシール ホワイト トーニングローション」は、肌を引き締めて、なめらかな印象の肌に整える薬用美白*¹収れん化粧水です。過剰な皮脂を吸着するパウダーが皮脂によるテカリやベタつきを抑え、メイク崩れをブロックします。

美白*¹有効成分m-トラネキサム酸*²が配合された医薬部外品で、メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすにもアプローチしてくれる商品です。

【SHISEIDO（資生堂） ELIXIR（エリクシール） ホワイト トーニングローション［医薬部外品］】
4,400円（税込） 編集部調べ

収れん化粧水には、肌を引き締める成分としてアルコールが含まれている商品もあります。
アルコールは、さっぱりとした仕上がりや心地よいひんやり感を演出してくれますが、肌が敏感なときは、刺激を感じたり肌の負担になったりする可能性がある成分です。

そのため、アルコールの刺激が気になる方は、使用前にパッチテストを行いましょう。また、肌が敏感なときには、アルコール配合の収れん化粧水の使用を控えるなどの対策が必要です。

収れん化粧水は、化粧水や乳液のあとに使用するのが一般的です。ただし、商品によっては、洗顔後に化粧水の代わりとして使用するものもあります。商品ごとに使用順序が異なるため、使用前に使い方をよく確認することが大切です。

どちらのタイプでも、肌に塗布する際は、手またはコットンでやさしくパッティングしながらなじませます。パッティングの際は、肌を強くたたいたりこすったりしないように注意しましょう。

プチプラの収れん化粧水は、比較的購入しやすい価格でコスパが高く、気になるテカリやベタつきを抑えてくれるアイテムです。みずみずしくさっぱりとしたテクスチャーで肌を引き締め、メイク崩れも抑制します。

ご自身に合ったものを見つけたいときは、コスパや使用感、機能性に着目して選ぶことが大切です。今回の記事もぜひ参考にしてみてくださいね。