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着物に合う和風メイクとは?キレイな仕上がりを目指すテクニックをマスターしよう
着物を着る際に欠かせないのが和風メイク。ナチュラルで控えめな美しさを引き出すためには、普段のメイクとは異なるポイントを押さえることが大切です。 この記事では、和風メイクの特徴やパーツ別のテクニックを細かく解説します。年代別の和風メイクのコツも紹介しているので、参考にしてみてください。
パーツ別!和風メイクのポイント【アイメイク】
アイブロウはパウダーでふんわり仕上げて自然な眉毛に
和風メイクのアイブロウのポイントは、パウダーを使ってふんわりと自然な仕上がりにすることです。ペンシルではなく、やわらかい質感のパウダーを使って眉毛にナチュラルな陰影を与え、より自然な印象を演出します。眉の形はあまりシャープに描かず、少し太めで丸みのあるラインに仕上げるのがポイントです。自然なやわらかい質感で太めに仕上げることで、着物に負けない存在感のある眉毛に仕上がります。
眉の色は、髪色に合わせて統一感を持たせましょう。メイク全体がバランスよく整い、着物に合う上品な顔立ちを演出できます。
和風メイクのアイメイクは切れ長にキリッと仕上げる
和風メイクでは、全体的に切れ長でシャープな目元を目指します。目の縦幅よりも横幅を強調するようなアイメイクに仕上げるのがポイントです。
また、和風メイクでは目元を派手に仕上げてしまうと主張が強くなり、着物との相性が悪くなります。着物とのバランスを見ながら、控えめながらも上品で洗練された和装にふさわしいアイメイクに仕上げましょう。
STEP1:アイシャドウはナチュラルな色味から挑戦する
和風メイクでは、アイシャドウの色選びがとても重要です。着物の柄や色味に合わせてバランスのよいカラーを選びましょう。初心者の方は、自然な肌色に近いベージュやブラウンなどナチュラルな色合いを選ぶとどんな着物とも相性がよいためおすすめです。
アイシャドウは軽くまぶた全体に塗り広げ、目元に深みを与えます。淡い色味と濃い色味の2色を使い、目頭から目尻に向かって徐々に濃くなるようにグラデーションを作って目の横幅を強調させましょう。
STEP2:アイラインは目尻より長く引く
アイラインは、目元を引き締めながらもキレイな切れ長の目元を作るために、目尻より少し長めに引きましょう。このとき、目頭から目尻までがっつり引いてしまうと目元がきつくなり過ぎてしまうので避けてください。
目頭から目尻まではまつ毛のすき間を埋めるようにインラインを引き、目尻のみアウトラインを引くのがポイントです。目尻のアウトラインは少し跳ね上げて引き、シャープな印象を与えるとより着物とマッチしやすくなります。
STEP3:マスカラはロングタイプで長さを強調する
和風メイクでは、まつ毛をボリュームではなく長さで強調します。ロングタイプのマスカラを使い、まつ毛1本ずつをしっかりセパレートさせるように塗りましょう。とくに目尻のまつ毛を長く見せることで切れ長の目元の印象を与え、シャープで洗練された仕上がりになります。
重たくならないように、サッと塗ってナチュラルに仕上げることが大切です。
パーツ別!和風メイクのポイント【チーク&リップ】
チークとリップはナチュラルカラーで統一感にある仕上がりにする
和風メイクは、チークとリップのカラーを揃えることで顔全体に統一感が出せて、まとまりが生まれます。色味を使い過ぎると着物とのバランスが取りづらくなりまとまりがなくなってしまうため、頬とリップは同じ系統のカラーで揃えましょう。
使うカラーは、着物に合わせて選んでみてください。暖色系の着物には、赤やオレンジ系、寒色系の着物にはピンク系のカラーと相性がよいでしょう。
チークはほんのり血色感が出るようにナチュラルに仕上げる
和風メイクは、チークをふんわりナチュラルに仕上げるのを意識しましょう。ほんのりと血色感を与える程度にチークをのせることで、顔全体に自然な立体感とやわらかさを与えてくれます。カラーはできるだけ発色がナチュラルなものを選び、自然な仕上がりを目指します。
チークにはさまざまな形状がありますが、比較的発色がナチュラルなパウダータイプがおすすめです。発色を調整しやすく失敗しにくいため、初心者の方にも使いやすいでしょう。チークをのせるときは大きめのブラシを使い、ぼかしながら入れるとふんわりと仕上がります。
リップは口元がぼやけないように輪郭を縁取ってはっきりと
和風メイクのリップは、口元をはっきりと見せることが大切です。口元がぼやけているとメイクに締りがなくなり、全体で見たときに着物とのバランスが悪く見えてしまいます。リップを塗る前にリップライナーを使うと、輪郭をキレイに縁取れるのでおすすめです。あらかじめ輪郭を縁取っておくことで、パキッとした唇に仕上がります。
また、和装メイクのときのリップは発色がよいものを選びましょう。リップの色味を際立たせることで全体のメイクが引き締まり、着物に合う洗練された仕上がりを演出できます。