出典:adobestock
アイシャドウの綺麗な塗り方とは?基本から目の形別テクニックまで徹底解説
最近のマスク生活によって、目元を華やかにみせるメイクが流行しています。特にアイシャドウは目元の印象を左右する、重要な部分です。
今回はアイシャドウの基本的な塗り方の順番や目の形別の塗り方、アイシャドウを塗る際におすすめのアイテムなどを総まとめしました。
メイク初心者さんから上級者さんまで、ためになるような内容を盛り込みましたので、ぜひご自身のアイシャドウの塗り方や使用アイテムなどの参考にしてみてください。
アイシャドウの役割とは?
目元に立体感を持たせてメリハリを作れる
アイシャドウの役割として、目元に立体感を持たせることがあげられます。のっぺり顔の方でも、アイシャドウで目元に陰影をつければメリハリのある顔立ちを作ることが可能です。光と陰を意識してメイクすれば、彫りを深く見せることもできますよ。目元に自信がない方や平面的な顔立ちの方は、アイシャドウで理想の顔立ちを目指しましょう。
目を大きく見せられる
アイシャドウを使用するメリットは、目を大きく見せられることです。アイシャドウを使って目元に奥行きを作ることで、眉と目の間を短く見せられます。それにより、大きく魅力的な目を演出できるのです。目を大きく見せる方法として、アイプチやアイライナーなどいろいろありますが、失敗も少なく手軽に取り入れられる点もアイシャドウのよいところでしょう。
アイシャドウを塗るときに便利なアイテム&使い方
アイシャドウを塗る際、皆さんはなにかアイテムを使っていますか?チップ、ブラシ、指塗り…どの塗り方をするかによって、発色や質感などが絶妙に変化します。
ひとつのアイシャドウでさまざまな発色や質感を楽しむためには、アイテムがあるとより良いです。
それではまず、アイシャドウを塗る際に便利なアイテムやおすすめのアイテム、使い方を順番にご紹介します。
アイシャドウチップ
アイシャドウチップとは、柔らかいスポンジ素材でできている小さめのチップです。アイシャドウをまぶたにのせることを考えて作られているので、初心者さんでもコツいらずで綺麗に塗ることができます。
アイシャドウパレットなどを購入した際、パレットの中にセットで入っていることも多いアイテムです。そのため、アイシャドウチップだけ別で購入する手間が省けるので嬉しいですね。
アイシャドウチップの特徴
アイシャドウチップを使った塗り方をすると、ムラがなく均一で綺麗な仕上がりになります。
粉含みが良いので、しっかりとまぶたにアイシャドウのカラーを発色させたいときに向いています。
アイシャドウチップは、チップが大きめのものと細めのものがあり、使い分けた塗り方が可能です。
大きめのチップはアイホール全体や二重幅など広めに塗る場合、小さめ・細めのチップは目の際や涙袋、ライン上に狭い範囲で塗る場合に向いています。
アイシャドウチップを使った塗り方
アイシャドウチップは粉含みと発色が良いので、トントンと軽めに粉をのせ、ふんわりとまぶたに色をのせるイメージで使用すると綺麗に発色します。
まぶたに色がつきすぎることを防げますし、もっと発色を良くしたい場合は何度か同じ工程を繰り返せばOKなのでコツもいらず簡単です。
また、複数の色を組み合わせて綺麗なグラデーションを作りたい場合はアイシャドウチップを使用した塗り方がおすすめ。
アイシャドウが見たままのカラーで発色してくれるので、アイシャドウチップは特に初心者さんにおすすめしたいアイテムです。
アイシャドウブラシ
アイシャドウブラシとは、アイシャドウを目元にのせることを考えて作られた小さめのブラシです。大きさはアイシャドウチップと同じくらいのものが多いです。
アイシャドウブラシの形状は幅広く、アイホール全体に塗ることができる大きめのもの、ライン状の塗り方ができる平筆で斜めにカットされているもの、細めの塗り方ができる小さめのものなどさまざまです。
アイシャドウブラシの特徴
アイシャドウブラシは、チップよりもふんわりと柔らかめの発色になるのが特徴です。ナチュラルメイクをしたいとき、パキッとした色味のアイシャドウをぼかして使いたいときなどにおすすめです。
また、メーカーやものによってはアイシャドウチップではなくブラシが付属していたり、チップとブラシがパレットにセットになっていたりするものもあります。
アイシャドウブラシを使った塗り方
アイシャドウブラシの場合、アイシャドウチップを使った塗り方のときよりもたっぷりめに粉を含めるのがコツです。
それから一度手の甲などでトントンと粉を落として、まぶたにつけると綺麗に発色します。
アイシャドウブラシはふんわり柔らかい発色なので、難易度が高そうな上級者カラーを試したいときにおすすめです。
また、ラメシャドウなどもさりげなくキラキラと綺麗に発色してくれるので、「ちょっとラメが強すぎるな…」というアイシャドウがあれば、ぜひアイシャドウブラシでつけてみてはいかがでしょうか。
指塗り
最後にご紹介するのは、指でアイシャドウを塗る方法です。チップやブラシなどのアイテムが必要ないのでお手頃ですし、まぶたへのなじみも抜群。また、ぼかし方も非常に簡単でコツいらずです。
人差し指や中指を使ってアイホール全体にアイシャドウを塗るだけでなく、小指を使えば涙袋などにカラーをのせることもできます。
指塗り単体でもOKですし、チップやブラシで塗ったものを指でぼかすという塗り方もありますよ。
指塗りの特徴
指塗りは、クリームやジェルなどの柔らかいテクスチャーをしているアイシャドウを塗るときにおすすめです。しっかりとまぶたにアイシャドウを密着させ、よれにくくしてくれる効果もあります。
また、単色のアイシャドウを指塗りでグラデーションにする塗り方もおすすめ。アイホール全体に色を入れたら、同じカラーをもう一度とって二重幅(一重の方はまぶたを開けたときに見えるくらい)にのせると、自然で綺麗なグラデーションを作ることができますよ。
指塗りのコツ
アイシャドウがまぶたの一ヶ所に固まってついてしまうことを防ぐため、少しずつ色を重ねるのがコツです。
また、目のキワに細くアイシャドウを入れるのは指塗りだと難しいので、そういった場合はチップやブラシを使いましょう。
指塗りはアイホール全体にカラーを広げたり、自然なグラデーションを作ったりしたいときにおすすめです。
アイシャドウベース
アイシャドウベースは、アイホール全体に塗ることでアイシャドウの発色を良くしたり、土台を整えてメイク持ちを良くしたりする効果があります。
一度使ってみると発色の違いに驚くと思うので、ぜひ試してみていただきたいアイテムです。
アイシャドウベースには、無色透明で次にのせるアイシャドウを全く選ばないもの、ほんのりカラーがついていてくすみを飛ばしてくれるものなどさまざまな種類があります。
アイシャドウの塗り方の〝基本〟をおさらい
アイシャドウにはさまざまな塗り方がありますが、まずは基本的な塗り方について順番におさらいしていきましょう。
まずは基本の塗り方に沿ってアイシャドウを塗ることで、自然で綺麗な陰影を作ることができます。
アイシャドウの塗り方には非常に多くの種類がありますので、「アイシャドウの塗り方がマンネリ化してきた…」「アイメイクの印象を変えたい」という方はぜひ後ほどご紹介する塗り方を試してみてくださいね。
アイシャドウベースを塗る
アイシャドウベースをお持ちの方は、まずはアイホール全体にアイシャドウベースを塗ります。
アイシャドウベースを塗ることで、アイシャドウの発色や持ちを良くすることが可能です。
アイシャドウベースをお持ちでない方や、もともと発色の良いアイシャドウを使用する場合はこの工程を飛ばしてもOKです。
仕上がりの好みもありますので、アイシャドウベースは使用しなくても問題ありません。
アイホール全体に明るめのカラーを塗る
まずはアイホール全体に明るめのカラーを塗ります。アイホールとは、目頭から目尻にかけて半円状に囲んだ部分のことであり、おおよそ眼球がある範囲と思っていただけると分かりやすいかもしれません。
アイホールには明るめのベージュやホワイトに近いカラーなど、ハイライトカラーを入れて目元の立体感を出すのがコツです。
明るめのカラーを入れることで次に塗るカラーが綺麗に発色するという効果もあります。
アイホールより少し狭い範囲にメインカラーを塗る
アイホールに明るめのカラーを入れたら、二重幅あるいは目を開けたときに見える部分までメインカラーを入れます。こちらのメインカラーによって目元全体の印象が変わります。
メインカラーはもちろん何でもOK。フェミニンな雰囲気にしたいのであればピンク、フレッシュな雰囲気ならオレンジ、大人っぽい雰囲気ならパープルなど、その日の服装や気分によって変えてみるのもコツのひとつです。
上まぶたのキワ、下まぶたの目尻1/3に締め色を塗る
次は締め色を入れます。締め色はブラウン系のカラーが多いですが、ネイビーやブラックなども引き締まるのですっきりとした目元に仕上がります。
上まぶたのキワにライン状に締め色を入れ、下まぶたの目尻1/3に締め色を塗るのが基本的な塗り方です。
ただ、二重幅が狭い方は上まぶたの締め色を入れすぎると二重幅がつぶれてしまうので、目の形によっては下まぶたの目尻のみでもOK。