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「乳液」と「クリーム」って何が違う?特徴を理解して自分に合うスキンケアを見つけよう!
乳液とクリームは、どちらもとろみのある保湿アイテムです。どちらも似ているテクスチャーをしていますが、この2つには具体的にどういった違いがあるのかご存知でしょうか?
今回の記事では、乳液とクリームが担っている役割や特徴、使い分けや併用の方法などについてご紹介します。肌タイプなどによっても使い方に違いがありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
乳液とクリームの違いって?
乳液とクリームは別物!
「そもそも、2つのアイテムには違いがあるの?」「名前が違うだけで役割は同じなのでは?」という疑問を抱いている方もいるのではないでしょうか。たしかに、どちらもとろみのある質感をした保湿アイテムなので、混同してしまうこともあるかもしれません。
しかし、乳液とクリームに効果や特徴に違いがあることから、まったくの別物です。それぞれにメリットや特徴がありますので、まずは特徴や違いについて解説していきましょう。
乳液は水分と油分がバランスよく含まれた保湿ケアアイテム
乳液は、水分と油分がどちらも適切なバランスで含まれている保湿ケアアイテムです。水分が含まれているおかげで成分が肌(角質層)に浸透しやすくなっています。さらに油分は肌表面が乾燥することを防ぐ効果があるため、保湿の効果も抜群です。
使用感はとてもなめらかでありながらもみずみずしく、べたつきにくいことも特徴。クリームとは使用感が違うため、さらっとした使い心地が好きな方にぜひ使っていただきたいです。
クリームは油分を多く含んだ保湿ケアアイテム
さらっとみずみずしい乳液と比べると、クリームはこってりと保湿感の高い使用感です。クリームは油分の配合されている割合が高いため、乾燥肌の方など「とにかく保湿を重視したい!」といった方におすすめ。
肌の上に一枚膜ができたようなイメージになるので、より乾燥を防ぐことができ、バリア機能も高いのが特徴的です。乳液よりも長時間乾燥を防ぐことができる点も大きなポイント。
乳液とクリームの違いは、使用感と成分のバランス
このように、2つのアイテムにおける明確な違いが分かりました。「水分と油分の配合バランス」と「使用感」に違いがあります。 乳液は水分、クリームは油分の配合量が多めです。
また、乳液はさっぱり、クリームは重みのあるテクスチャーであるという点でも違いがありますね。 違いはありますがどちらにもメリットがあるので、ご自身に合ったアイテムを選ぶための参考にしてください。
乳液とクリームはどのように使い分けるべき?
使い分けの方法にはポイントがあった!
乳液とクリーム、それぞれのメリットや特徴が分かりました。テクスチャーや働きが若干異なるとはいえ、どちらのアイテムも同じ保湿アイテムであることに変わりはありません。 そこで悩むのが、「どのようにアイテムを使い分ければよいの?」という点。使い分けに関しては、以下の4つのポイントを押さえて行いましょう。
- 1.肌タイプによる使い分け
- 2.朝晩のスキンケアによる使い分け
- 3.季節による使い分け
- 4.肌の調子による使い分け
これらについて、それぞれ詳しく解説します。
1.肌タイプによって使い分ける
まずは肌タイプによる使い分け。肌タイプは主に「乾燥肌タイプ」「脂性肌タイプ」「混合肌タイプ」の3種類に分けられます。それぞれおすすめのアイテムが違うのでしっかり把握して、自分の肌に合ったアイテムを選びましょう。
また「敏感肌タイプ」という、使用する化粧品によって肌荒れを引き起こしやすい肌タイプもあります。敏感肌タイプの方は、新しい化粧品などを使用する際は徐々に慣らしていき、少しでも違和感がある場合は使用を中止してくださいね。
乾燥肌タイプ
乾燥肌タイプの方は、テクスチャーが重めのクリームがおすすめです。乾燥肌タイプは、どれだけ肌の水分を逃がさないかが鍵となってきます。ですので、さっぱりとした乳液よりこっくりとしたクリームを選ぶなど、保湿重視の選び方を心がけましょう。
脂性肌タイプ
皮脂が出やすい脂性肌タイプの方には、さっぱりとした使い心地の乳液がおすすめ。クリームだと肌表面の油分が多くなりすぎてしまい、ニキビなどの肌トラブルの原因となる可能性も。しかし、油分を気にしすぎて、化粧水だけで終わらしてしまうのはNG。乾燥が逆に皮脂の分泌を促してしまうきっかけにもなるので、しっかり乳液で蓋をして水分を逃がさないようにしましょう。
混合肌タイプ
部位によって乾燥する部分とオイリーな部分を持ち合わせている混合肌タイプ。このタイプの方は、部位ごとにアイテムを使い分けるのがおすすめです。皮脂が出やすいTゾーンには油分の少ない乳液を、乾燥しやすい頬やUゾーンには保湿重視のクリームを使いましょう。2つもアイテムを用意するのが面倒だという方は、付ける量を減らしたり、重ね付けをしたりして調整するとよいでしょう。
2.朝と夜のスキンケアで使い分ける
続いて、朝と夜のスキンケアで使い分ける方法です。朝と夜では、スキンケアの意味合いが違うことをご存知ですか?
朝は、眠っている間に分泌された皮脂や枕から付いた汚れを取り、日中のダメージから肌を保護する役割を持っています。
一方で夜は、日中に付着した皮脂や汚れ、化粧品などを洗い流し、肌をゆっくり休めるような意味合いで行われます。
朝の場合、「メイク前のスキンケアは肌をさっぱりさせたい!」という方は乳液、「日中の乾燥からしっかり肌を守りたい」という方はクリームがおすすめ。夜も同様に、好みやテクスチャー、肌タイプによって使い分けてみましょう。
3.季節によって使い分ける
季節によって肌が揺らぎやすい方は、それぞれの季節ごとによって使い分けるといった方法もあります。一年中同じようなスキンケアを行っていると、皮脂の過剰分泌によって肌荒れやニキビを引き起こしたり、乾燥によってハリが失われてしまう可能性も。
一般的に、春や夏などの暖かい季節は皮脂が出やすく、秋や冬などの寒い季節は肌がカサカサしやすいといわれています。そのため、春夏は乳液、秋冬はクリームなどと、季節によって賢く使い分けてみてくださいね。
4.肌の調子を見て使い分ける
毎日鏡を見てみると、「なんだか今日は肌荒れやニキビが気になる」「最近はいつも以上に肌のかさつきが気になる」など、その日によって肌の調子が変わることが分かるはず。そのため、肌の調子によってスキンケアアイテムを使い分けることもおすすめ。
肌は食生活や睡眠時間、ストレスなどによっても影響を受けやすいです。そのため、肌の調子は常に一定ではありません。
毎日ご自身の肌の調子を観察して、その日の肌に適したスキンケアができるとベストですね。
乳液はみずみずしさが好きな方や脂性肌の方におすすめ
このように、乳液はさっぱりとした使用感で適度に保湿をするアイテムです。そのため、肌のべたつきが苦手でさっぱりさせたい!という方や、もともと肌に油分が多めである脂性肌の方におすすめ。
もちろん乳液にもさまざまな種類があります。まるで水のようにうるうるとしたものから比較的とろみがあって保湿力の高いものなどもありますので、好みのものを探してみてくださいね。