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シャンプーが泡立たないのは何で?4つの原因と泡立たせる改善方法をご紹介!
毎日のヘアケアの基本であるシャンプーですが、なかなか泡立たないな、と感じることもありますよね。シャンプーが泡立たない理由は実は1つでなく、さまざまな原因が絡み合って起こるんです。
そこで本記事では泡立たない4つの原因と、泡立たせるための改善方法を徹底解説していきます。本来の洗浄効果を発揮して美しい髪の毛をキープするために、ぜひチェックしてくださいね。
シャンプーは泡立たないと効果がない?
シャンプーの基礎知識
シャンプーとは、髪の毛や頭皮を洗浄するためのアイテムのこと。粉末、固形、液状のタイプがありますが、今使われているのはほぼすべてが液状タイプです。
大きな役割としては、頭皮の皮脂や髪の毛の汚れ、スタイリング剤などの余分なものを洗い流すこと。
人の頭部というのは意外と脂や汗が多く分泌されており、空気中の汚れを取り込みやすくなっているので、清潔に保つのに必要不可欠なデイリーヘアケアなんですね。
そもそも、シャンプーは泡で汚れを落とすもの
頭皮や髪の毛をすっきり洗い上げるシャンプーですが、そもそもは泡で汚れを落とすもの。
食器用洗剤と同様の構造をしており、界面活性剤によってできる泡によって汚れを浮かし、水と親和性の高い「親水基」とオイルと親和性の高い「親油基」の働きで、油汚れを包み込んで落としてくれます。
そのため、泡立たないと界面活性剤の力が発揮されずに洗浄力が弱まり、十分に汚れが落ち切らない原因となってしまうんですね。
シャンプーが泡立たないと起こること(1)頭皮トラブル
シャンプーの役割として頭皮の皮脂や髪の毛の汚れなど余分なものを洗い流すこととお伝えしましたが、とくに頭皮の汚れを落とすことは、健康な髪の毛を育むのに重要なポイント。
そのため、泡立たないと余分な皮脂や汚れなどが洗浄できずに毛穴詰まりが起こり、代謝が低下して抜け毛・薄毛の原因になることもあるんですよ。
また、泡立たないシャンプーの原液が頭皮につくと刺激が強く、かゆみや炎症の原因につながることも。
シャンプーが泡立たないと起こること(2)キューティクルの傷み
シャンプーが泡立たないと洗浄力が低下して汚れが落ち切らないうえに、髪の毛の傷みの原因ともなってしまうんです。
その理由は、泡がクッションのような役割をして、髪の毛を保護する力があるから。泡立たないまま髪の毛を洗うと、濡れて柔らかくなっているキューティクル同士が直接こすれて、ぼろぼろとはがれる原因になってしまうんです。
シャンプーが泡立たないと起こること(3)頭皮や髪の乾燥
シャンプーは泡立つことで洗浄力を発揮できるため、泡立たないと汚れやべたつきを落とし切れません。そうなった場合、1度すすいだ後に2度洗いをしたくなってしまいますよね。
2度洗いは汚れをしっかり落としてくれる反面、洗浄力の強いシャンプーだと頭皮の皮脂を取りすぎて乾燥やパサつきを引き起こしてしまうことも。なるべく1度で済ませるためにも、泡立てるのは大切なポイントなんですね。
シャンプーが泡立たない4つの原因
シャンプーが泡立たない原因は一つではない
しっかりと泡立てるのは、美髪をつくるうえで重要ということが分かりました。それでは、シャンプーが泡立たないのには一体どのような原因があるのでしょうか?
実は、泡立たないのには大きく分けて4つの原因があるんです。
それでは、それぞれの原因について詳しくチェックして、泡立たない理由を把握していきましょう。
シャンプーが泡立たない原因(1)皮脂汚れが多い
それでは、シャンプーが泡立たない原因を1つずつ見ていきましょう。
まず、最初は皮脂汚れが多いことです。夏場やスポーツをしたときなどは、汗をかいていつもよりも皮脂分泌量が増えがち。
大量の皮脂が分泌されることで頭皮の毛穴や根元部分はもちろん、髪の毛自体にもべたつきにより汚れが付着しやすくなり、泡立たない原因となってしまいます。
シャンプーが泡立たない原因(2)スタイリング剤のつけすぎ
泡立たない原因の2つ目は、スタイリング剤のつけすぎによるものです。
ヘアワックスやスプレーなどのスタイリング剤を使うと、シリコンや油分で髪がコーティングされて洗浄力が弱まり、どうしても泡立たなくなります。
とくに強いホールド力を持つスタイリング剤ほど吸着力が高く洗浄しづらいため、泡立たない原因となってしまうんですね。
シャンプーが泡立たない原因(3)ハイダメージ毛
シャンプーが泡立たない原因として、髪のダメージもあげられます。一般的に強いダメージのある髪の毛はキューティクルが開きやすくなっており、シャンプー自体が吸収されやすい状態に。
そのため規定量をつけても髪の毛に吸収されてしまい、泡立ちが悪くなってしまうんですね。髪の毛のダメージが気になる方は、美容室や自宅でのトリートメントなどで補修して、髪の土台からケアしていきましょう。