出典:RAXY撮影画像
お家で簡単に楽しめる《炭酸風呂》の作り方とは?おすすめアイテムまでご紹介!
疲労回復や血行促進などに効果的といわれている「炭酸風呂」。シュワシュワの炭酸ガスが、肌に溜まった古い角質を落としやすくしてくれるなど美容に嬉しい働きもあり、注目が高まっています。そこで、今回は「炭酸風呂」の魅力と自宅で簡単にできる作り方をご紹介。
炭酸風呂を手作りするのに用意する材料や作り方のコツ、覚えておきたい注意ポイントのほか、市販で購入できるおすすめの炭酸入り入浴剤についても解説していきます。
炭酸風呂の働きと美容に効果的なケアができる理由
炭酸風呂とは?特徴とおすすめの秘密
炭酸風呂は、名前のとおり炭酸ガスが含まれるお風呂を指します。お湯の中にはシュワシュワとした炭酸ガスの気泡が広がっていて、お湯に浸かるとわずかにピリピリとした感触があるのが特徴です。スーパー銭湯や温泉など公共の施設でも広く親しまれています。
そんな炭酸風呂には、美容に嬉しい働きがたくさん。どんな効果が期待できるのか、次の項目から順番に解説していきます。
炭酸風呂は何に効果的?美容に嬉しい働き3つ
炭酸風呂の働き(1)血行促進に効果的
炭酸風呂が持つ働きのひとつは、血行促進に効果的であることです。炭酸風呂に入ると、シュワシュワとした炭酸ガスが肌に付着します。
この炭酸ガスは肌に吸収されて奥にある毛細血管の中まで入っていき、血管を拡張させる働きがあるといわれているのです。
血管が拡張することで血行が促され、血液が運んでいる酸素や栄養も全身に行き渡りやすくなります。冷え、むくみ、肩こりなどでお悩みの方に効果的ですよ。
炭酸風呂の働き(2)毛穴に溜まった汚れが落ちやすくなる
炭酸風呂には、肌や毛穴に溜まった汚れを落としやすくするという働きも。肌に付着した炭酸ガスが、古い角質などを吸着して取り除いてくれるといわれています。入浴後に身体を洗えば、いつものケアでは落としきれない汚れも効果的に洗浄しやすくなりますよ。
また、肌のくすみ※などもケアできるので、なめらかですこやかな肌に整えられます。古い角質や毛穴に詰まった汚れによる、肌のざらつきが気になる方におすすめです。
※古い角質や汚れのこと
炭酸風呂の働き(3)気分のリフレッシュにも効果的
入浴によって気分をリフレッシュしたりリラックスしたりできる点も、炭酸風呂の嬉しい働きのひとつです。もともと入浴には、リラックス効果が期待できるといわれています。
いつもの入浴を炭酸風呂に変えることで血行を促進させて身体を温め、緊張してこわばった筋肉をやわらげられますよ。
本来ある入浴の嬉しい働きをより分かりやすく感じられるようになるので、気分のリフレッシュや疲労回復にも効果的です。
炭酸風呂を手作りで!用意する材料と作り方
日常的に楽しむなら手作り炭酸風呂がおすすめ
ドラッグストアやネット通販など、市販でも炭酸成分が含まれる入浴剤は数多く販売されています。
手軽に購入できて便利ではありますが、自分好みのものがなかなか見つからなかったり、コスパのよさが気になったりなど気になる点も多いですよね。そんな方には、炭酸風呂を自宅で手作りしてみるのがおすすめです。
用意する材料も作り方も非常にシンプルなので、より身近に炭酸風呂を取り入れられます。
手作りの炭酸風呂に用意する材料2つ
炭酸風呂を手作りするために用意する材料は、「クエン酸」と「重曹」のみです。この2つの材料を用意するだけで、美容に効果的な炭酸風呂を自宅で作れるようになります。
「クエン酸」と「重曹」はともに、『食用タイプ』か『薬用タイプ』のどちらかを選んでください。どちらの材料も、多くのスーパーのお菓子作り売り場やドラッグストアなどで販売されているので無理なく準備できますよ。
<初心者向け>基本の炭酸風呂の作り方
まずは、最初に覚えておきたい基本の炭酸風呂の作り方からご紹介。炭酸風呂に初めて挑戦する方は、ぜひ作り方をマスターしてくださいね。
(1)材料2つを計量する
始めに、材料のクエン酸と重曹を計量します。2つの材料をブレンドする割合は、『クエン酸:重曹=1:1.3』が目安です。この比率で混ぜ合わせることで、肌に吸いつく炭酸ガスのシュワシュワとした感触をほどよく楽しめます。
一般的な浴槽はおよそ200Lなので、『クエン酸=200g』『重曹=260g』で計量しましょう。炭酸風呂に慣れてきたら、混ぜ合わせる量を自分好みにアレンジして手作りするのもおすすめです。
(2)40度以下のお湯を張り、クエン酸を入れてよく混ぜる
計量を終えたら、お湯を張った浴槽に材料を順番に入れていきます。炭酸風呂の働きをより効果的に楽しむために、お湯の温度は40度以下のぬるめに設定しておきましょう。
材料は、クエン酸から先に投入します。手のひらでお湯をかき回して、クエン酸を溶かしてください。溶け残りがあると炭酸ガスが十分に発生せず、効果的な入浴ができなくなってしまう場合もあるので、念入りにかき混ぜるのが作り方のコツです。
(3)クエン酸が溶けたら、重曹を入れて再度かき混ぜる
クエン酸が溶けたら、重曹を入れていきます。(2)の工程と同様に、溶け残りがないように手で大きくお湯をかき回しながら材料を混ぜ合わせてください。
材料の粉末がなくなり、手を入れてシュワシュワとした気泡が肌の表面に付着してきたら、作り方の工程は完了です。そのまま入浴して、炭酸風呂を楽しみましょう。
<上級者向け>炭酸風呂の作り方
炭酸風呂に慣れてきた上級者の方は、基本よりも高濃度にしてシュワシュワ感を強めに作ってみることがおすすめです。
材料のブレンドの割合はそのままに、それぞれ量を増やしてみましょう。『クエン酸=300g』と『重曹=390g』が、強めの炭酸を感じられるイチオシの分量ですよ。
手作りの手順は基本のステップと同じです。クエン酸から順番に入れて、ムラなくかき混ぜてください。
<簡単アレンジ>炭酸風呂の作り方
「手作り炭酸風呂のレパートリーを増やしたい」という方には、プラスアルファの材料を用意してみるのがおすすめです。ここでは手作りだからこそ楽しめる、とっておきのアレンジ方法をご紹介します。
(1)好みのアロマオイルをプラス
炭酸風呂の働きを感じながら香りも楽しみたいという方は、アロマオイルを用意してみましょう。基本のステップで手作りした後、好みのアロマオイルを1~2滴ほど浴槽に垂らします。豊かな香りがふんわりと広がるので、より心地よく入浴ができますよ。
香りは好みのものでOKですが、気分のリフレッシュを求めるのであれば、ラベンダーやサンダルウッドなど穏やかな香りがおすすめです。肌に直接触れるので、天然由来のアロマオイルを選んでくださいね。
(2)ハーブを浮かべる
炭酸風呂のアレンジ方法として、好きなハーブを浮かべてみるのもうってつけです。アロマオイルを垂らすのと同様に、ハーブを浮かべることでナチュラルな香りを楽しみながらゆったりと炭酸風呂に浸かれます。
シャキッと爽快な香りが広がるペパーミントや、甘くリッチな香りが漂うカモミールなど、香り立ちが豊かなハーブを選んでみましょう。ハーブは使用する前に乾燥させておくことがおすすめですよ。