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「リンス」と「コンディショナー」の違いって?それぞれの役割や順番についても解説!
毎日のヘアケアに欠かせないアイテムといえば、「リンス」や「コンディショナー」。そんな身近なヘアケアアイテムであるリンスやコンディショナーですが、それぞれの違いや役割を明確に説明できる方は少ないかもしれません。
そこで今回は、意外と知らないリンスとコンディショナーの違いや、それぞれの役割、効果的な使用の順番、人気の市販アイテムについて徹底解説していきます。
違いを知るだけでも違う!リンスとコンディショナーの基礎知識
リンスとコンディショナーの基礎知識をチェック
幅広い年代や性別の方に人気のヘアケアアイテムである、リンスとコンディショナー。その役割や違いを知るだけでも、自分の髪にどちらを使えば効果的かを把握することができ、ヘアケアの効率もアップします。
そこでまずは、多くの方が意外と知らないリンスとコンディショナーの基礎知識を具体的にチェックしていきましょう。
ヘアケアの種類や違いって?
そもそもではありますが、市販のヘアケアを大きく分けると2種類に分かれます。
1つ目は洗い流さない「アウトバストリートメント」。ヘアオイルやヘアミルク、寝癖直し用のヘアウォーターなどが主なアイテムとして挙げられますね。もう1つは洗い流す「インバストリートメント」。
今回ご紹介するリンスとコンディショナーは「インバストリートメント」に含まれ、お風呂で使ってそのまま洗い流すヘアケアのことを指します。
インバストリートメントにはどんなものがあるの?
市販されているインバストリートメントは、大きく分けて「トリートメント」「リンス」「コンディショナー」の3種類。どれも傷みのある髪にツヤを出したり、仕上がりをよくしたりというヘアケア成分が含まれている人気アイテムですが、それぞれに効果が異なり、自分の髪質やなりたい仕上がりに必要なものを見極めるのが重要ポイントです。
それでは、それぞれのアイテムにどんな役割や違いがあるのか、詳しくみていきましょう。
トリートメントの役割は「髪の内部の栄養補給」
最初にご紹介するのが、髪の内部に栄養補給する効果がある「トリートメント」。
スキンケアでいえば「美容液」や「保湿クリーム」と似た役割があり、傷んだ髪の内部に必要な栄養素を入れ込み内側から補修し、髪の毛を柔らかくよい手触りの仕上がりにしてくれます。
パーマやヘアカラーなどで髪の傷みが激しい方に人気の高いアイテムで、市販品でも優秀なものが数多くそろっていますよ。
リンスの役割は「髪の表面の保護」
次にご紹介するのが、髪の表面を保護する役割のリンス。
リンスのもともとの役割は「髪の表面をなめらかにしてすすぎやすくする」というもので、髪の表面に膜を張って指通りをよくする効果があります。キューティクルを保護して、ツヤが出たような仕上がりになるものも多いですね。
市販の商品によって異なりますが、髪の内部を補修してくれる役割ではないと考えておきましょう。
コンディショナーの役割は「髪の表面の保護+保湿」
最後は、髪の表面の保護と髪の内側の保湿をおこなう役割のコンディショナー。
トリートメントとリンス、それぞれの効果の中間的なアイテムです。
これ1本で髪の内部に潤いを与えて保湿し、仕上がりのコンディションを整える役割があるため、最近の市販のヘアケアアイテムの中でも人気が高くなっています。
髪の傷みやツヤが気になる女性はもちろん、男性にも人気のヘアケアアイテムです。
リンスとコンディショナーの違いは?
結論からいうと市販のリンスとコンディショナーの役割はほぼ一緒で、基本的には「髪を保護するヘアケアアイテム」。そのため、なりたい仕上がりによって使い分けるのがベストです。
表面をつるつるにして手触りをよくしたいという方やハリのあるツヤ髪にしたいという方はリンス、よりしっとりした仕上がりにしたい方や傷みや内部保湿の効果を求める方はコンディショナーという風に、違いを理解して使い分けるとよいでしょう。
リンスとコンディショナーの基本的な使用順番は?
正しい使用順番を守って使うのが重要!
それでは、効果的なヘアケアを行うために基本的な使用順番をチェックしていきましょう。
毎日行うヘアケアを見直すことが、内部からツヤツヤの美髪を作る一番の近道です。それぞれのステップごとに役割や目的が違いますので、しっかりと把握して順番を守ったヘアケアを行いましょう。
市販のヘアケア製品でも、ただ漫然とヘアケアを行ったときと比べて、順番を変えるだけで効果や仕上がりに違いが出てきます。
STEP1:シャンプーで汚れや皮脂をしっかりオフ
最初の順番はシャンプーです。
シャンプー剤を付ける前に髪全体を2分ほどお湯ですすぎ、「予洗い」をしましょう。これだけで汚れの7割を落とす効果があり、時間をかけてシャンプーするよりも効果的かつダメージを抑えてヘアケアができ、大きな違いが生まれます。
その後シャンプーを地肌に付け、指の腹を使いマッサージするように泡立てます。
最後に数回手ぐしを通し、浮いた汚れを落とせば仕上がりです。
STEP2:トリートメントで内部ダメージを補修
カラーやパーマで髪の傷みが気になる方は、シャンプーの後の順番でトリートメントを使います。
水分を切った後、傷みの激しい毛先を中心に揉みこんだら5分程置きます。この際、蒸しタオルで髪を包むとキューティクルの内部に浸透しやすく効果的です。
市販のトリートメントは効果的に浸透するよう作られているため、時間はあまり長く置かなくてもOK。
根元はしっかりと、毛先は表面にうるおいが残る程度にすすぎましょう。
STEP3:リンスorコンディショナーで仕上がりを整える
内部に入れた栄養分をしっかりとキープするために、リンスorコンディショナーで表面を保護していきます。
このとき、一度にたっぷり塗布するよりも少量ずつ2~3回に分けた方が髪に均等に馴染み、効果の違いを実感できますよ。髪の毛一本一本を保護するイメージで、粗めのコームで梳かしてもよいですね。
傷みの気になる毛先にたっぷりとつけたら顔周りからに後方に向かってなじませ、頭皮にはつけないよう注意しましょう。