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シアバターは保湿力がすごい!肌・髪への効果と全身部分ごとの使い方講座
スキンケアやヘアケアなどによく使われる「シアバター」。「名前は聞いたことがあるけど、いまいちどんなものなのかよくわからない」という方も多いかもしれません。
シアバターは美肌にうれしい効果がたくさんあるうえ、使いやすくひとつ常備しておくとあらゆる場面で大活躍する万能アイテム。
今回はそんなシアバターについて特徴や効果、使い方などを徹底解説していきます。この記事を読めばあなたもシアバターの魅力の虜になるはず!
まずはシアバターについて知ろう!
シアの木の種子から抽出された天然油脂
シアバターとは、西アフリカから中央アフリカに生息するシアの木の種子から抽出した天然油脂のこと。アフリカでは古くから民間療法の薬草としてヤケドや、紫外線による乾燥対策、赤ちゃんの肌の保湿、筋肉痛の緩和など幅広く使われてきました。
美容面にも優れており、非常に保湿効果が高いことから「保湿の王様」と呼ばれるほど。あらゆる化粧品やヘアケアアイテムなどに使われています。
シアバターは主に2つのタイプがある
シアバターには、「未精製シアバター」と「精製シアバター」の2種類があります。未精製シアバターとは、加工の段階で不純物の排除をおこなっていないシアバターのこと。そのため、色味がやや茶色くシアバター独特の香りが残っています。
一方、精製シアバターとは加工の段階で不純物などを取り除き、使いやすくしたシアバターのことをいいます。色味は白く、香りがないのが特徴です。
どちらがよい悪いとかではなく、それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の肌質や用途に合ったほうを選ぶことが大切です。
シアバターは酸化しにくい油
シアバターには安定性の高い不飽和脂肪酸のステアリン酸と一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が豊富に含まれており、数ある植物油脂のなかでも比較的酸化しにくいオイルといわれています。そのため肌に塗っても安全性が高く、ダメージが少ないことからスキンケアとしても取り入れやすいのが特徴です。
家族みんなで使いやすい
シアバターは肌への刺激が少ないのが特徴。そのため、デリケートな赤ちゃんの肌や刺激を受けやすい敏感肌の方にも使いやすいのが魅力です。
また、シアバターは頭の先から足の先まで全身に使えるので、幅広い用途で使えるのも魅力のひとつ。女性のスキンケアだけではなく、赤ちゃんの乾燥対策や男性のひげ剃り後のケアなど、ひとつ持っておくと家族みんなで共有できます。
魅力がいっぱい!シアバターの効果
シアバターの効果1|保湿
シアバターの魅力は、なんといっても保湿効果の高さ。主成分であるステアリン酸とオレイン酸はどちらも保湿効果に優れており、乾燥から肌を守ります。
とくにオレイン酸は、もともと人の肌に存在している成分。そのため、肌なじみをよくし長時間の保湿効果をサポートします。
さらにシアバターに含まれるリノール酸やパルミチン酸などといった脂肪酸も人の皮脂に似た成分のため、肌によくなじみうるおった肌を長時間持続しやすくしてくれるのです。
シアバターの効果2|抗酸化作用
シアバターに含まれているステアリン酸は、保湿効果だけではなく抗酸化作用にも優れている成分。また、微量に含まれているトコフェロールという成分も抗酸化作用に優れています。
この抗酸化というのは、活性酸素を取り除き酸化を抑制する働きのこと。活性酸素から肌を守ることでシミやシワなどの肌老化のリスクを下げ、美肌へと導いてくれるのです。