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あぶらとり紙の正しい使い方とは?種類やトラブルになるNG行為も確認しておこう!
朝完璧に仕上げたメイクも、時間が経てば皮脂テカリやメイク崩れで大変なことに…。こんな悩みを解決するのが皆さんご存じのあぶらとり紙です。
あぶらとり紙は皮脂を吸収させて使う原始的なアイテムなので、意外と正しい使い方を知らずNG行為になっているケースも。
そこで今回は、あぶらとり紙の効果と正しい使い方、選ぶ際にポイントとなる種類ごとの特徴を解説します。上手な使い方を覚えて、急接近しても安心のつるさら肌を手に入れましょう。
あぶらとり紙を使うメリットとは
皮脂テカリや汗を手軽にオフ
あぶらとり紙の最大のメリットは、皮脂テカリ・汗を簡単にすばやく取り除けることです。
メイクをしてから時間が経ったり、汗をかいてメイクがよれてしまったりすることがありますよね。そんなときにあぶらとり紙で肌をおさえれば、テカリを取り除いて清潔感のあるさらっとした肌に整えてくれます。
とくに顔全体の皮脂分泌が多い脂性肌や、部分的にテカってしまう混合肌は毎日のお助けアイテムとして大変重宝しますよ。
余分な皮脂による肌トラブルの予防
あぶらとり紙で余分な皮脂をおさえると、さまざまな肌トラブルを防ぐことにもつながります。
皮脂はもともと肌の潤いを保つうえで重要な役割を果たしていますが、その一方で放置すると毛穴が開いたり、酸化した皮脂が固まって角栓や黒ずみができたり、詰まった皮脂でニキビができたりと、新たな肌悩みを引き起こす原因となるのです。
適度なあぶらとり紙の使い方で、すこやかな肌環境を維持しましょう。
ツヤ肌メイクの清潔感をキープ
ヘルシーでナチュラルな印象のツヤ肌メイクは、大人女性にも人気。
しかし時間が経って皮脂が浮いてくると、仕込んだツヤがテカリに見えてしまいます。ツヤ肌メイクをしたら日中のテカリには気をつけてくださいね。
とくに気をつけたい部分は、額・眉間・小鼻・鼻の下。この部分に皮脂が浮いてくると一気に上品な印象が失われてしまいますので、日中はこまめにチェックして清潔感を保ちましょう。
脂性肌さんのメイク崩れ予防として
あぶらとり紙はメイク前の使い方も可能。肌が乾燥しやすい方はNGですが、脂性肌の方におすすめの方法です。
「忙しくてメイク直しの時間がない」「今日は絶対にメイクを崩したくない」そんなときは、朝のスキンケアがなじんだ後あぶらとり紙を使って余分な油分を抑えましょう。
このときのポイントはあらかじめ化粧水でたっぷり保湿すること、そしてあぶらとり紙で油分をとりすぎないことです。
肌の水分と油分のバランスが整い、メイク崩れを防いでくれますよ。
〈要チェック〉あぶらとり紙がおすすめの肌タイプとは
おすすめの肌タイプ
- ・脂性肌
- ・混合肌
- ・インナードライ肌
脂性肌や混合肌は、すでにあぶらとり紙が欠かせない方も多いでしょう。一方、インナードライ肌は「あぶらとり紙NG!」という噂があるので、使い方に悩みますよね。
インナードライ肌も、皮脂を取りすぎない方法とその後の化粧直しにひと手間かけることで、十分あぶらとり紙を使いこなせます。 後ほど化粧直しのコツも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
乾燥が気になる方はあぶらとり紙よりも、効果が穏やかなティッシュペーパーを使う方法もおすすめですよ。
「表裏を確認して」あぶらとり紙の正しい使い方
あぶらとり紙には表裏がある!見分け方をチェック
あなたは、あぶらとり紙に表裏があることをご存じですか?実はあぶらとり紙を指で触って比べてみると、ツルツル面とザラザラ面に分かれているケースがあります。
このように表裏の質感が異なる種類の場合、肌に当てるのはザラザラ面です。ちなみに、表裏同じ質感のあぶらとり紙ならどちらを使ってもOK。 製品の種類によって使い方が異なりますので、使用する前には一度表裏をチェックしてみてくださいね。
注意!使う頻度は『1日1回1枚』まで
あぶらとり紙を使う頻度は、できるだけ最低限にすることがポイントです。
使い方の目安としては、とくに気になったときに「1日1回1枚」だけ使うこと。本来あぶらとり紙とは、肌状態がしっかり整っていればあまり必要ないアイテムなので、毎日何度も何枚も使うことは基本的にNGです。 余分な皮脂だけ取り除きつつ必要な潤いは残すように意識してみてください。そうすると肌の状態が正常に整い、結果的に時間が経ってもテカりにくい肌作りへとつながります。
「即実践!」あぶらとり紙の正しい使い方
(1)あぶらとり紙の表裏&肌状態を確認する
あぶらとり紙を1枚取り出したら、先程説明したようにまずは表裏を確認しましょう。
その後は、まず今の肌状態をチェックしてみてください。メイクがとくによれているところ、皮脂でドロドロしているところを確認し、あぶらとり紙を最初にのせる部分を見極めます。
もしも汗を大量にかいているなら、あぶらとり紙の前にティッシュで軽くおさえておきましょう。
(2)皮脂が多い部分からあぶらとり紙をのせる
はじめに皮脂が多い部分にあぶらとり紙をのせ、上から手でおさえます。その次にほかの部分も、必要に応じてあぶらとり紙で皮脂をおさえていきましょう。
ここでの注意点は、乾燥しやすい目元や口周り・ほほは控えめにおこなうことです。 皮脂の分泌量は部分ごとに異なるので肌状態に合わせて使い方を変えると、顔全体の皮脂量が均一になり午後の肌を美しくキープできますよ。
「あぶらとり紙を使ったあとは?」化粧直しのコツ
ここではあぶらとり紙を使った後に、ベースメイクを美しく整える手順をご紹介します。
あぶらとり紙の正しい使い方は、皮脂を取って終わりではありません。化粧水で肌に不足した水分を与える必要があります。
また、再度ファンデーションで仕上げるときは厚塗りにならないよう、ファンデーションがよれた部分だけ粉をのせるのがポイントです。ブラシを使いトントンと少しずつ粉を置くようにすると、仕上がりの状態が確認しやすくなり、厚塗り感のない化粧直しができますよ。
ベースメイクの上手な直し方
- 1.綺麗なスポンジでよれた部分を叩いてなじませる。
- 2.ミスト化粧水で肌全体に潤いを与えて手でおさえる。乾燥が強い場合は2〜3回繰り返す。
- 3.化粧下地をよれが多い部分を中心に、やさしく叩くようにつける。
- 4.お好みのファンデーションを、下地の上から少量重ねる。