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髪の油っぽいベタベタの原因って?ヘアケア・予防方法でトラブルを改善しよう!
毎日髪の毛を洗っているのに「すぐに油っぽい感じやベタつきが出てしまう」とお悩みの女性の方は、意外と多いのではないでしょうか。
髪が油っぽいと見た目がよくないだけでなく、髪のトラブルの原因となってしまうことも。
そこで今回は、髪の油っぽいベタベタの原因と改善方法、予防対策、毎日のケアの注意事項まで徹底解説していきます。
髪が油っぽくなるとどういうことが起きる?
髪が油っぽいときの症状をチェック!
それではまず、髪が油っぽいときの症状についてチェックしていきましょう。
髪が油っぽいとどういう状態になるかを理解することで自分の髪の状態を客観的に把握でき、正しい対策方法をとれます。
ひとことで髪が油っぽくなるといっても症状はさまざまなので、心当たりのあることがひとつでもあればしっかりと対策していきましょう。
ベタつき、清潔感がなくなる
髪が油っぽくなったとき、最初に感じるのが髪の毛のベタつきです。髪が油っぽくなることでスタイリング剤をつけたわけでもないのに髪の毛が束になったり、前髪部分がまるでぬれたようにテカリを持ったりします。
そんな風に髪の毛がベタつくことによって、毎日シャンプーをしていたとしてもまるで髪の毛を洗い忘れた人のように見えてしまうため、清潔感が損なわれる原因ともなってしまいます。
頭皮にかゆみが出る
髪が油っぽくなると、見た目だけではなく、不快感として症状があらわれることもあります。その筆頭としては、頭皮のかゆみ。かゆみの感じ方としては人それぞれではありますが、むずむずとするようなかゆみを感じることが多く、爪を立ててかいてしまうと頭皮を傷つける原因ともなってしまうため、予防が重要です。
この原因としては、頭皮に菌が増殖するためといわれています。
においが発生する
髪が油っぽいときに気になるのが、頭皮のにおい。時間が経つにつれて、蒸れたようなイヤなにおいが発生してしまうことがありますよね。
このイヤなにおいの原因は、頭皮に存在する常在菌です。
この常在菌は皮脂や汗をエサにして生息しており、普段は無臭なのですが、皮脂や汗と混ざりあって酸化することによってにおいの原因となってしまいます。
フケが出る
髪が油っぽいと、ベタベタしたフケが多く出る傾向があります。
もともとフケとは、ターンオーバーによって古くなった不要な頭皮の角質がはがれ落ちたもの。
普通だとシャンプーなどの際にはがれて目立たないのですが、頭皮が油っぽく新陳代謝のサイクルが乱れていると通常時より多くフケが出るため、不潔な印象になってしまいます。
髪が油っぽくなる原因は「皮脂」
過剰な皮脂が原因で油っぽい髪に
ベタつきや束感、フケなど、見た目の清潔感が損なわれてしまうだけではなく、自分にも周りにも不快なかゆみ・においの原因ともなってしまう油っぽい髪。
その原因は過剰な皮脂にあります。髪が油っぽくなるのを予防し改善方法をチェックするためにも、まずは皮脂の役割や理想的な頭皮環境について学んでいきましょう。
皮脂は頭皮にとって必要な存在
髪に覆われていて普段意識しづらいですが、実は頭皮はほかの部位に比べて乾燥しやすいといわれています。そんな乾燥しやすい部位を守ってくれるのが、皮脂。
皮脂を分泌することによって空気の乾燥や紫外線から頭皮を保護し、うるおいを保っているのですね。実際、皮脂腺が全身で最も多いのが頭皮。
その量は顔の中でも皮脂が出やすいTゾーンの倍以上ともいわれており、もともと皮脂分泌量が多く油っぽい箇所です。