出典:adobestock
正しい爪やすりの使い方は?綺麗に形や表面を整える方法・コツをマスターしよう!
日頃のエチケットとして使う爪やすりは、すでにお持ちの方も多いですよね。ただし、爪に負担をかけない使い方ができている方は少ないのかもしれません。
また、爪やすりといっても実はとてもたくさんの種類があるので、間違えた使い方をしている方も多いようです。
そこで今回は爪やすりの具体的な使い方や種類、理想の形に整える方法をご紹介。あらためてネイルケアの基本を学び、爪先を美しくキープしましょう。
「深爪はダメ!」爪はどこまで短くしてもいいの?
爪の長さはライフスタイルや好みによりますので、比較的長めでも短めでもどちらもOKです。ただし、できるだけ短くしたい場合は自分の指の長さよりも短くしないようにしましょう。ただし切り過ぎると深爪になってしまうので注意を。
長さを見極めるコツは、横から見たときに爪と指の長さが綺麗にそろった状態にすること。指先が美しく見えるだけでなく爪の強度も守られるため、外部刺激にも負けない爪先になります。
【基本】爪やすりの2種類の使い方を覚えよう
新品を使う前に!爪やすりを『面取り』しよう
爪やすりが新品の場合、まずは「面取り」が必要です。面取りとは爪やすりの縁を削ること。
新品は縁が鋭利になっていて、ネイルケアする際に指を傷つける可能性があるため必ず行いましょう。爪に光沢を出すシャイナー以外は面取りが必要です。
方法は使い古しの爪やすりを縁に当てて、軽く2〜3回ほど一方向に滑らせるだけ。両側の角と側面をすべて面取りしましょう。
やりすぎると爪やすりの凹凸がなくなってしまうので、2〜3回で十分です。
爪やすりの使い方|ファイリング編
(1)ネイルファイルの持ち方
ネイルファイルは親指・人差指・中指の3つの指で爪やすりの端を軽くつまむように持ち、立てた状態で使います。
上手に持つコツは力を入れないこと。強くつかむと自由が効かず、適切な使い方がしにくくなります。爪に余計な負担がかかったり削りすぎたりと、思わぬ結果になる可能性がありますので気をつけましょう。
利き手側を削る場合は使い方が難しいですが、爪やすりを固定し手自体を動かす方法なら自分でもケアしやすくなります。
(2)爪の長さをそろえる
まずは爪やすりを45度の角度で爪の先端に当て、爪やすりの下側が自分の母指球に当たるように土台を作ってください。そうすると爪先と母指球の2点で支えられ安定した状態になり、ブレずに動かせます。
この状態でネイルファイルを一方向に引き、好みの長さになるまでくり返しましょう。往復せずに行うことで爪の負担が軽くなります。ちなみに目の細かさが異なるネイルファイルがあれば先に荒い方で大まかに削り、その後細かい方で削る使い方をすると時短になります。
(3)サイドを削って形を整える
今度は爪の両サイドを削りましょう。サイドラインをどのくらい削るかによって、完成したときの形をコントロールできます。
爪の外側に45度の角度で爪やすりを当てて、先端中央に向かってカーブを描くように動かしてみましょう。この方法を片側ずつ行います。繰り返すほど角が取れていき、丸みのある形になるでしょう。
左右対称になるよう少しずつ形を整え、ほかの指とのバランスを確認するのもキレイに仕上げるコツです。
(4)最後にバリを取って完成
爪の形が整ったら、爪の先端に残っているバリを取り除きます。
バリとは爪の下にある角質のことで、爪やすりをかけたときに残ってしまう余分な削りかすのようなもの。手を裏返して見るとわかりやすいです。方法は簡単で、残ったバリを表側に出して軽く爪やすりを当てるだけ。バッファーを使って取り除くのもおすすめですよ。
爪先を手で触ってみて、なめらかに整ったら完成です。
爪やすりの使い方|バッフィング編
(1)ネイルバッファーの持ち方
ネイルバッファーの持ち方は形や大きさによっていろいろあるので、写真を参考に自分が磨きやすいと思う方法を探してみてくださいね。スムーズにバッフィングできれば大丈夫です。
ネイルバッファーを爪の表面に平行になるように当てたら、スポンジの弾力を使ってしっかりと密着させましょう。
(2)目の粗い面〜細かい面へ
ネイルバッファーは、裏表で目の細かさが異なる2wayや、さらに細かいシャイナーがセットになった3wayタイプが一般的です。
バッフィングは粗い面から行い、最も目の細かい面で仕上げるのが正しい使い方。注意点は、表面の凹凸がどうしても気になるとき以外は粗い面を使いすぎないことです。
爪が薄い方は無理にバッフィングせず凹凸を目立たなくするベースコートを使ったり、強化剤とネイルオイルで爪の成長を促したりと、削らない方法でケアするのがおすすめですよ。
(3)爪磨きをする際の使い方のポイント
ネイルバッファーを爪の表面にしっかり密着させながら、左右に往復するように動かして磨きます。
使い方のコツは同じ部分ばかりを磨くのではなく、場所や角度を変えながら爪全体をまんべんなく行うことです。中央から先端部分は比較的磨きやすいですが、爪のサイドや根本は凹凸が残りがち。ネイルバッファーの端を上手く使うときちんと端まで磨けて、仕上がりが一段とキレイになります。
【爪の形別】ネイルを美しく整える方法
「好みの形はどれ?」代表的な爪の形5種類
代表的な爪の形と特徴
- ・ラウンド:なだらかな半円型。自然で優しげな印象。
- ・スクエア:四角い形。爪の面積が広く華やかな印象。
- ・スクエアオフ(スクオーバル):スクエアを丸くした形。角がない分印象が柔らぐ。
- ・オーバル:卵型。女性らしいイメージが際立つ。
- ・ポイント(アーモンド):オーバルよりも先端がとがった形。指が細長く見える。
爪の形は、先端のデザインによってネーミングが異なります。
手元の印象がそれぞれ違いますので、基本の爪やすりの使い方を覚えたら、より自分の好みを追求し爪の形にもこだわってみましょう。
先端が細くなるほど爪が割れやすくなるため、自分の爪の強度に合わせて選ぶのもおすすめです。今回は、この中からセルフネイルにおすすめの2種類をピックアップし、形を整える方法をご紹介します。
ラウンドに整える方法|手を美しく魅せる定番の形
ラウンドは、爪のサイドから中央に向かって丸みを帯びた可愛らしいデザインです。ナチュラルな印象なので初心者さんでも挑戦しやすいですよ。
ラウンドのときのネイルファイルの使い方は、45度の角度を保ちながら弧を描くようになめらかに動かすのがコツ。
はじめは左右対称にすべての爪の形をそろえるのは難しいので、何度か調整しながら少しずつ整えていくのがおすすめです。