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「トップコート」と「ベースコート」の違いは?それぞれの役割や塗り方を覚えておこう
おうち時間が増えたことにより、自宅で楽しむセルフネイル派の女子が増えてきた近頃。「トップコート」と「ベースコート」はネイルに欠かせない大切なアイテムなのです。混同しがちな二つの違いやそれぞれの役割、基本の塗り方をしっかり覚えておきましょう。
「トップコート」と「ベースコート」について今回しっかり学んだら、自分で塗ったネイルがより長持ちするようになりますのでぜひ参考にしてくださいね。
「トップコート」と「ベースコート」の役割や違いとは?
それぞれの役割って?
トップコートの役割
トップコートは仕上げのアイテムのことで、最後に表面に塗ってネイルを保護する役割があります。ネイルをはがれにくくし、乾燥や紫外線、衝撃を防いで保護するのがトップコートです。また、トップコートを塗るとネイルがツヤツヤに仕上がり、手元が美しく見える効果もあります。
その他にカラーの変色を防ぐ役割もあり、ベースコートとセットでセルフネイルをする際には欠かせないアイテムです。
ベースコートの役割
ベースコートは、ネイルカラーを乗せる前に使う下地のようなアイテムのことです。爪の状態をなめらかに整えて、保湿したり、爪とカラーを密着させたり、発色をよくさせたりする役割があります。また、色素沈着などで爪を変色することがないように保護するのも役割のひとつ。
ファンデーションの下に下地をつけるようにネイルの下地として大切な役割を担っているので、手間を省かずに必ず塗っていきましょう。
「トップコート」と「ベースコート」それぞれを使い分けよう
トップコートとベースコートの、役割の違いをそれぞれご紹介しました。似ているようで役割がまったく異なる2つは、入っている成分は類似しているものの、ベースコートは接着を高める成分が多く、トップコートは表面を守るために皮膜を作る成分が多いのです。
それぞれの役割をきちんと理解すると、もう混同することもありませんよね。2つをセットで使用することでカラーを長持ちさせて、爪をあらゆる刺激から守るのです。
トップコートなしの場合は?
マニキュアを塗った後にトップコートなしで仕上げた場合、ネイルの見た目や耐久性、持ちに違いが出ます。せっかく塗ったカラーが、トップコートなしだと1日で欠けてしまうこともあるのです。たくさん気を付けていたとしても、洗い物をしたり、食事を作ったり、着替えるときなど日常生活の些細な動作ではがれやすくなってしまいます。
また、仕上がりの状態も異なり、ツヤ感がなくさみしい雰囲気に見えることも。
ベースコートなしの場合は?
セルフネイルをベースコートなしで仕上げた場合は、自爪の表面がでこぼこした状態に直接塗ることになるため、密着力が弱まりはがれやすくなります。また、表面がなめらかに整っていないと、その後のカラーを同じ厚さで塗れずムラができやすくなってしまうのです。
他にも、自爪の血色をよくみせる効果があるベースコートなしでは、カラーの発色に違いが出ます。ネイルを美しく仕上げるための必須アイテムなのです。
2つのアイテムは、お互いの役割を代用できる?
それぞれ役割に違いがあるため、基本的にお互いの役割を代用するのには向いていません。しかし実は「1本でどちらも兼用」という便利なアイテムもあります。この兼用タイプはドラッグストアや雑貨屋などでも手に入れられるほど、最近ではメジャーなアイテムになってきました。
「どちらも揃えるのは予算的に避けたい」「ネイル初心者だけれど、とりあえず試してみたい」という方には、ぜひおすすめしたい製品です。
トップコートとベースコートの基本の塗り方とは
トップコートの基本の塗り方
トップコートはマニキュアを塗り、しっかり乾いた後に上から塗っていきます。乾いていない状態で塗ると、せっかく塗ったカラーがよれてしまったり色が混ざったりと失敗の元。表面が乾いたことを確認してから塗っていくのがポイントです。まずは、最もはがれやすく衝撃も受けやすい爪の先端から塗ります。
中央に乗せてから左右に広げ、その後、力を入れずたっぷりと爪全体に塗っていきましょう。
ベースコートの基本の塗り方
ベースコートを塗る前に、エタノールなどで爪表面の油分を拭き取ります。油分をきれいに拭き取ることがモチをよくするポイントです。拭き取ったらまずは、はがれやすい爪の先端にベースコートを塗っていきます。先端に薄く乗せて中央から左右に広げた後は、爪全体に薄く塗っていきます。
そして必ずベースコートをしっかりと乾かしてから、マニキュアを塗るようにしてくださいね。