保湿のステップでは適度なうるおいを与えることと、毛穴を全体的にひきしめることが大切。洗顔後はうるおいが逃げやすい状態なので、放置するとうるおいを補うために皮脂が過剰分泌される原因になります。洗顔後はできるだけ早く、5分以内を目安に保湿をするよう心がけましょう。

ベタつきが気になる部分には、「つけるローションやミルクの量を控えめにする」「クリームを夏場は使用しない」などの工夫を。皮脂の分泌をおさえて、毛穴をひきしめる効果のある「収れんタイプ」の化粧品を選ぶのもおすすめです。

Uゾーン（ほほ）を中心とした毛穴の開きの主な原因は、乾燥や加齢による肌のしぼみです。Uゾーンの毛穴を小さくするスキンケア方法は、以下のようなものが挙げられます。

Uゾーンの毛穴の開きを小さくする、具体的なスキンケア方法を見ていきましょう。

Uゾーンに起こりやすい肌のしぼみが原因の毛穴にも、洗顔は大切なお手入れステップ。Tゾーンケア以上に、肌を乾燥させないよう注意が必要です。クレンジングの時間が長すぎると肌を乾燥させやすいので、クレンジングは丁寧かつ手早く行いましょう。肌あたりのやさしいミルクや、クリームタイプのクレンジングがおすすめです。

洗顔では泡立てネットを使い、キメ細かく弾力のある泡をたっぷりと作りましょう。肌表面で泡をころがすように洗顔し、33℃前後のぬるま湯で洗い流します。2〜3日に1回、入浴時にマッサージをすると肌内部の汚れがとり除かれて、さらにハリ感がアップするのでおすすめです。

乾燥や肌のハリ感不足には、肌表面にたっぷりとうるおいを与えるのがポイント。保湿は洗顔後できるだけすぐに行い、ローションやミルクはしっとりタイプを選びましょう。乾燥が気になるときは、「ローションパックをする」「クリームまでしっかり使う」「ほほは重ね付けをする」などの工夫を。

肌のしぼみが気になる方は、エイジングケア成分が配合されたスキンケア品を選ぶようにしましょう。おすすめは、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などのたっぷりうるおいを与える成分が配合されたコスメです。肌表面もしっとりとうるおい、乾燥やしぼみが改善されやすくなります。

毛穴ケアに有効なライフスタイルの1つは、良質な睡眠をとることです。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、細胞の修復や再生が行われます。睡眠が不十分だと肌の新陳代謝が鈍り、肌がしぼんで毛穴が目立ちやすくなる原因に。

入眠の約90分後に成長ホルモンが分泌されやすく、この時間にいかに深い眠りができているかがポイントです。夕方からはカフェインの摂取を控え、入浴は寝る90分前くらいに済ませるとよいでしょう。リラックスできる寝具や服を選ぶ、お気に入りのアロマを焚くなどの工夫もおすすめです。

ストレスを溜め込みすぎないことも、毛穴ケアには大切なポイントです。ストレスを感じると、自律神経が乱れて血管が収縮しやすくなります。血液は肌に必要な酸素や栄養素を運んでいるので、日常的にストレスを感じる人はターンオーバーが乱れて肌荒れが起こりやすくなるのです。

ターンオーバーが乱れて肌表面のすこやかさが失われると、毛穴が目立つ原因に。現代女性はストレスをまったく感じない生活をするのも難しいので、上手なストレス発散方法を見つけるようにしましょう。