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BBクリームとCCクリームどっちを選ぶべき?肌悩み別おすすめアイテム&使い方
手軽に使えてパパッと簡単に魅力的なベース肌が作れることから、愛用者も多い『BBクリーム』と『CCクリーム』。立ち位置が似ているイメージもありますが、名前の意味や違いをご存じでしょうか?
今回は、『BBクリーム』と『CCクリーム』の特徴や違いを比較しながらご紹介。ベースアイテムとしての役割や意味、肌悩みを効果的にカバーする上手な使い方など、ベースメイクをきれいに仕上げるテクニックをレクチャーします。
BBクリームとCCクリームの違いは?役割や意味もチェック!
BBクリームの名前の由来と意味
BBクリームは『Blemish Balm(ブレミッシュバルム)』の頭文字を取ったもので、『きずを修復するクリーム・軟膏』を意味します。ドイツの皮膚科で誕生したものが原型で、ピーリング後のデリケートな肌を紫外線などから保護して再生を促す、医療用として使われていました。
その後、美容大国として名高い韓国で注目され、ファンデーションなどの機能を兼ね備えたベースアイテムとして進化したのです。肌の凹凸やシミなどの悩みを隠す『カバー力』に優れています。
CCクリームの名前の由来と意味
CCクリームの意味はいくつか例があり、化粧品メーカーによって違いがあります。主に、『Color Control(カラーコントロール)=色の補整』や『Care Control(ケアコントロール)=ケアして調節』、『Complete Correction(コンプリートコレクション)=完璧に修正』を意味する場合がほとんど。
ファンデーションを塗る前の段階で肌の色や質感を整える『色味補正』を得意としているのが、BBクリームとの大きな違いです。
BBクリームとCCクリームのベースとしての役割
BBクリームは、基本的に次のような役割を担います。
- ・日焼け止め
- ・化粧下地
- ・ファンデーション
- ・コンシーラー
一方、CCクリームが持つ役割は次のようなものです。
- ・日焼け止め
- ・化粧下地
- ・コントロールカラー
最近はBBクリームとCCクリームどちらも、美容液成分を配合しているタイプが多く登場しています。このようなアイテムは、メイクをしながらスキンケアの役割をサポートするマルチな機能を持ち合わせていますよ。
BBクリームの肌悩み・タイプに合わせた選び方
BBクリームがおすすめのタイプとは?
カバー力を重視したい
BBクリームの持ち味は、何といっても『カバー力』が優秀なこと。ファンデーションやコンシーラーの機能も兼ね備えているので、毛穴や凹凸、シミ、そばかすなどをきれいにカバーしてくれるのです。
また、BBクリームそのものがカバー力に優れているため、続けてファンデーションやフェイスパウダーを重ねたとしても、通常のベース作りと違いあまり厚塗りせずに済みます。肌悩みは隠したいけれど、厚化粧で崩れたくない方にも嬉しいポイントです。
ベースアイテムをシンプルにしたい
たくさんの役割を持つBBクリームは、あれこれとベースアイテムを使いたくない方にもうってつけです。1本で十分なカバー力があるため、続けて使うアイテムを極力少なくできます。
BBクリームの後は、『フェイスパウダーのみで簡単に済ませる』のも、『部分的にファンデーションを重ねてしっかりめに仕上げる』のもどちらでもOK。商品によって機能やカバー力に多少違いはありますが、オンの日・オフの日のようにシーンや好みに合わせた使い分けもできます。
時短でスムーズなメイクを叶えたい
使うアイテムをシンプルにすることは、メイク時間の短縮にもつながります。本来ベースを作るには、日焼け止め・化粧下地・ファンデーション…といくつもステップが必要で、1つ1つ丁寧に塗るのは時間がかかるものです。
CCクリームと違い1本で何役も担うBBクリームを活用すれば、手間のかかる工程を減らせるため、短時間でスピーディにベースを仕上げられます。バタバタと忙しい朝の時間も、スムーズに身支度をこなせますよ。
BBクリームの選び方(1)肌に合う色味
BBクリームの色は、素肌に合わせて選ぶことが大事です。肌より明るすぎると首から上が不自然に浮き上がり、暗すぎると重くくすんで見えてしまいます。
BBクリームの色を決めるときは、できるかぎり実物を試してから購入するのがおすすめです。ほどよい明るさの蛍光灯の下で自分の肌をチェックし、顔と首の境目であるフェイスラインを基準に選ぶと、素肌にマッチする色が見つかります。
BBクリームの選び方(2)テクスチャー
心地よく使えるテクスチャーであるかどうかも、BBクリームを選ぶときの大切な要素です。とろみの強い濃厚なタイプから、サラサラとゆるいタイプまで、テクスチャーの種類はアイテムによってさまざま。
使う方の好みもありますが、固いテクスチャーのものは伸びが悪く、肌に塗る際に摩擦を起こしてしまう場合があります。過度な摩擦は肌に負担がかかるため、色選びと同様、実際に手元で使い心地を試してから購入するのがおすすめです。