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ワセリンで日焼けと乾燥を守る!使い方と使用する際の注意点を知っておこう
ワセリンは、昔から皮膚の保護や乾燥対策として愛用されてきた保湿剤です。季節やシーンを問わず、さまざまな用途で使える万能のスキンケア用品ですが「ワセリンを朝使って日焼けや油焼けは大丈夫?」と思う方もいるかもしれません。今回は、ワセリンと日焼けの関係性や使い方の注意点、メリットについて紹介します。保湿・乾燥対策だけにとどまらない、さまざまな使い方についても必見です。
赤ちゃんのスキンケア・乾燥対策として使ってもOK
不純物が取り除かれた精製度の高いワセリンは、肌が弱い赤ちゃんのスキンケアや乾燥対策にもおすすめ。乳幼児は大人に比べて皮膚が薄く、バリア機能も未熟なため外部からの刺激に弱く乾燥しやすい肌質となっています。
とくに乾燥が気になる部分だけに使用してもよいですし、毎日のスキンケアとして継続的に使っても大丈夫です。
効果的なワセリンの使い方で日焼けや乾燥から肌を守ろう
毎日のスキンケアに取り入れて皮膚のバリア機能を守る
ワセリンを毎日のスキンケアに取り入れるときは、スキンケアの最後に使います。しかしワセリンに保湿成分が含まれているわけではないので、あくまでも化粧水や乳液で補給した水分や油分を閉じ込める役割で使用しましょう。
また、朝使うとベタつきやテカリが気になりやすいので、使う量を調節したり乾燥しやすい目元だけにしたりと、使い方を工夫すると心地よく使えます。
唇の乾燥や皮剥けにもワセリンは効果的
唇は皮脂腺が存在せず水分蒸発速度が早くデリケートなので、刺激の少ないワセリンでのケアが効果的です。とくに乾燥や皮剥けがひどい場合は、就寝前のリップパックがおすすめ。
やり方は、ホットタオルを唇にあてたあとにたっぷりとワセリンを唇にのせ、大きめのサランラップで唇をパックし、3〜5分放置するだけ。簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
しっかりと手のひらでのばしてあたためてから塗る
ワセリンの使い方のコツは、肌になじませるときにしっかりと手のひらであたためること。テクスチャーがかたいものをそのまま肌にのせてゴシゴシ擦ると、逆に肌への刺激になってしまいます。
また使う量が多すぎるとのばしにくいので、一度に使う量は少なめにして足りなかったらプラスしていきましょう。とくに赤ちゃんの肌はデリケートなので、しっかりとあたためて肌をこすらないよう、塗り方や使い方には注意してくださいね。
体の乾燥にもピンポイントで使ってみて
体の乾燥対策にボディクリームを使う方も多いと思いますが、肘や膝など乾燥しやすい部分にはピンポイントで使うのもおすすめです。かかとのガサガサをケアしたいときは、たっぷりとワセリンを塗ったあと靴下をはいて寝てみてください。
体に使う際はまんべんなく伸ばすのではなく、蓋をするようなイメージで使うと、角質が硬くなりがちな部分も柔らかくなりやすいでしょう。
赤ちゃんの日焼け対策に使っても大丈夫
赤ちゃん用の日焼け止めであっても刺激や負担が気になるという場合は、ワセリンを日焼け止め代わりに使っても大丈夫です。ベビーカーの日除けや帽子などを組み合わせることで、さらに日焼け防止効果が高まります。
日焼け止めとして使う場合は、添加物などが入っていない限りなく不純物が取り除かれた精製度の高いものを選びましょう。
種類がたくさんあるワセリンは自分に合ったものを選ぼう
純度が高いほど見た目が白っぽくなる
ワセリンは純度の高さによって見た目の色に違いがあり、純度の低いものは黄色っぽいので黄色ワセリンとよばれ、不純物が取り除かれた精製度の高いものほど白くなっているので、白色ワセリンとよばれます。
現在は高い精製技術のもと製品がつくられているので黄色のワセリンを肌に使っても大丈夫ですが、日焼けや油焼けのリスクを減らしたいなら、白色ワセリンがおすすめです。
もっと純度の高いプロペトやサンホワイト
白色ワセリンの純度を高めたものがプロペトで、刺激の少なさや安全性を求める方に向いています。プロペトよりもさらに純度を高めた製品がサンホワイトとなっており、赤ちゃんの保湿ケアや日焼け止め用に最適です。
ちなみに、純度に違いはあっても保湿力そのものは違いがないとされているので、使う人や用途によって選んでくださいね。