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半身浴にはどんなメリットがある?正しい入浴方法やNG行為、注意点を確認しておこう!
毎日のバスタイムは、自分だけのとっておきの美容タイム。いろいろな入浴方法の中でも、とくに女性に人気の半身浴にはどのような効果があるかご存じでしょうか?
この記事では、知っているようで知らない半身浴のメリット&デメリットや、準備に必要なもの、正しい入浴方法をご紹介します。半身浴にぴったりなおすすめの入浴剤もあわせてお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
「半身浴」と「全身浴」の違いとは?
半身浴とは
女性に人気の「半身浴」は、文字通り下半身だけ浸かる入浴方法です。具体的にはみぞおちの高さを目安に少しぬるめのお湯を張り、ゆっくりと入浴します。
通常の全身浴に比べると心臓に負担がかかりにくいので、心身ともにリラックスしながらバスタイムを楽しみたい方におすすめ。半身浴を毎日の習慣にすると、さまざまな美容効果や悩みの改善が期待できるため、キレイになりたい大人女子は必見です。
半身浴と全身浴の違いは?
お風呂といえば、日本人になじみ深いのは「全身浴」でしょう。では、半身浴と全身浴は一体どのような違いがあるのでしょうか?
湯量を比較すると半身浴はみぞおちまで、全身浴は肩まで浸かるということが大きな違い。得られる効果は基本的に同じですが、入浴効果を得るまでの時間や身体への負担などに大小があります。
その日の自分のコンディションに合わせて、どちらかをセレクトしてくださいね。ちなみにダイエットをしたい方は、カロリー消費の多い全身浴がおすすめです。
半身浴 | 全身浴 | |
---|---|---|
推奨時間 | 20〜30分 | 10分 |
身体への負担 | 小さい | 大きい |
優位になる神経 | 副交感神経 | 交感神経 |
どちらも効果的!まずは入浴を習慣にしよう
半身浴・全身浴に関わらず、入浴することは誰でも簡単に取り入れられる健康習慣です。湯船に身体を沈めるだけで、シャワーのみでは得られないうれしい効果をもたらしてくれます。
入浴による3つの効果
- ・温熱:身体を温める
- ・水圧:身体のめぐりを促す
- ・浮力:筋肉の負荷が軽くなる
これまで忙しくて湯船に浸かれなかった方も、あらためてチャレンジしてみませんか?
おうちで美活!半身浴のメリット&デメリット
メリット
身体が温まり、冷えを改善
半身浴は身体の負担を抑えながら、芯から温める効果が期待できます。湯船に浸かると体の表面にある血液が温められ、体内をめぐることで体温が上昇するのです。
体温が上がると身体の機能が活発になるので、免疫力アップや新陳代謝促進といったメリットをもたらします。また、半身浴は無理せず発汗できるため、汗をしっかりかきたいときにもおすすめです。
むくみを改善してすっきりとしたボディラインに
半身浴はむくみを改善したい方にとって、とてもメリットが大きい入浴方法。お風呂の温熱作用で血流を促し、身体にかかる水圧がめぐりをスムーズに整えます。半身浴は長時間の入浴が可能なので、むくみへじわじわとアプローチしてくれるでしょう。
ふくらはぎがパンパンにむくんでツラい日や、暴飲暴食後の短期間ダイエットには半身浴がおすすめです。
深いリラクゼーション効果
お風呂の中に入ると手足がふわっと軽くなり、全身が溶けていくような感覚を覚える方もいるでしょう。これは水の浮力によるもので、私たちがいつも身体に受ける負荷は水の中に入ると、およそ1/10になるといわれています。つまり、体重が1/10程度に感じるということ。
無条件に身体が軽くなることで緊張していた筋肉がゆるみ、深いリラックス効果を得られるのです。
質のよい眠りで疲れをリセット
半身浴をすると代謝機能が促進されるため、疲労回復を効果的にサポートしてくれます。1日頑張って重だるい疲れを感じた日こそ、半身浴が必要なタイミングです。
さらに心身をリラックスさせる副交感神経のスイッチが入り心地よい入眠が期待できるので、翌日はすっきりとした軽やかさを取り戻せるでしょう。
デメリット
時間がないときにはNG
半身浴は下半身のみ入浴するため、効果を感じるまでに時間がかかります。そのため、普段忙しい方や短時間で入浴を済ませたい方にはデメリットに感じるかもしれません。
逆に長風呂が好きな方や、お風呂に本やスマホを準備してゆっくり過ごしたいという方には、適している入浴方法です。
人によっては肌寒く感じるデメリットも
冷えを取りのぞいて身体を温めたい方にとって半身浴は肌寒さを感じやすく、なかなかリラックスできないというデメリットもあるでしょう。肩や二の腕がとくに冷えやすいため、タオルを準備して肩を覆ったり、浴室を十分温めたりと工夫することが必要です。
それでも寒いという場合は無理せず、お湯を足して全身浴に切り替えてくださいね。