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朝シャンは髪に悪いの?メリット・デメリットや洗う時に注意したい7つのポイント
朝シャン派?夜シャン派?という会話があるほど、朝シャンはポピュラーですよね。すっきり目覚めるためや、夜は忙しくて入浴が面倒など、朝シャン派にはいろいろな理由があります。ただ一方で、朝シャンは髪のトラブルにつながりやすいというマイナスな意見も根強く残っているもの。
そこで今回は、朝シャンのメリット&デメリットや、美しい髪の毛を育むために注意したいポイントについて徹底解説します。
メリット(3)気分がすっきりする
朝シャンをすることによって、心理的なメリットも挙げられます。朝は目覚めが悪くて、なかなか活動するスイッチに切り替わらない方も多いのではないでしょうか?
そんなときに頭のてっぺんからシャワーを浴びて朝シャンを行えば、交感神経が刺激されて目が覚め、スイッチがオンになるのを感じるはず。寝ている間の汗も洗い流され、今日も一日頑張ろう!とすっきりした気分になれますよ。
朝シャンをおすすめするのはこんなとき
(1)寝汗をかいたとき
それでは、朝シャンをおすすめするシーンをご紹介します。まずおすすめなのは、たくさん寝汗をかいたとき。理由としては、汗をそのまま放置して一日過ごしてしまうと汗が蒸発する時に肌に残すべき水分まで奪ってしまい、頭皮が乾燥してしまうから。
さらに汗に含まれる塩分や雑菌が毛穴に残ることでニキビなどの肌荒れにつながるため、朝シャンでしっかり洗い流し、ドライヤーで丁寧にドライするのがおすすめです。
(2)根元からふんわりスタイリングしたいとき
朝のスタイリングのときに、どうしても髪がペタンとしてしまってうまくヘアスタイリングできなかったり、なかなか直らない頑固な寝ぐせに手こずったりしたときも、朝シャンをするのにおすすめのタイミングです。
頭皮からしっかりと濡らしてドライをすれば、根元からふんわりと立ち上がった思いどおりの髪型にセットできますよ。
(3)頭皮がべたつくとき
夏の蒸し暑い時期はもちろん、前日に油っぽい食事を摂ったなどの理由で頭皮がべたつくときも、朝シャンがおすすめです。べたつきの原因は過剰な皮脂のため、そのまま放置すると雑菌が繁殖してイヤなニオイや頭皮トラブルの温床になってしまいます。
注意点としては、シャンプーをするときは十分に泡立ててやさしく洗い、頭皮に余計な刺激を与えないこと。皮脂を取りすぎて逆に脂っぽくならないよう注意して、ヘアケアをしましょう。
朝シャンは習慣にせず、必要のあるときに行うのが◎
朝シャンはデメリットだけでなく、頭皮を清潔にしてニオイやトラブルを防いだり、スタイリングをしやすくしたりというメリットもあるヘアケア方法です。
そのため、朝シャンを絶対にしない!と徹底的に避けたり、朝シャンを毎日のルーティンにしたり、とヘアケアを決めつけるのではなく、皮脂分泌がとくに多いときやニオイが気になるときだけ朝シャンをするなど、必要に応じて毎日のヘアケアに組み込むことをおすすめします。
朝シャンで髪を洗うときに注意したい7つのポイント
ここを注意して朝シャンのデメリットを回避!
朝シャンを行う際は、デメリットに注意したヘアケアを心がけることで美しい髪に導くことが可能です。デメリットを最小限に抑えた朝シャンのポイントは、ずばり「時短かつ髪へのダメージを最小限にして洗うこと」。
ぜひ朝シャンを行う際は、この章で紹介する7つの注意ポイントに気を付けて、べたつきやニオイが気にならないサラツヤヘアに仕上げてくださいね。
ポイント(1)朝シャン前はブラッシングで汚れを浮かす
朝シャンで髪を洗うときに注意したいポイントの1つ目は、シャンプー前のブラッシングです。朝シャンを効果的に行うためにも、頭皮の汚れを浮かして落としやすくするブラッシングは必須ポイント。
濡れた状態の髪はキューティクルが柔らかく傷つきやすいため、必ず乾いた状態で根元からやさしくブラッシングしましょう。このとき使うのは、頭皮や髪にやさしく静電気が起きづらい獣毛ブラシがおすすめです。
ポイント(2)お湯で予洗いをする
ブラッシングが終わったら、ぬるま湯を頭皮に当てるようにして予洗いを行いましょう。このひと手間で頭皮や髪の汚れが格段に落ちやすくなり、朝シャンの時短と効果的なヘアケアにつながります。
このときに注意したいポイントが、お湯の温度。熱すぎるお湯は必要な皮脂まで取り去って乾燥や過剰な皮脂分泌を招いてしまうため、36℃前後のぬるま湯を使うようにしてください。
ポイント(3)シャンプーはよく泡立てて使う
朝シャンを時短かつ頭皮にやさしく行うには、シャンプーの泡立てが重要ポイント。シャンプー液をそのまま髪につけると頭皮への刺激が強すぎるだけではなく髪の表面の皮脂膜を取りすぎてしまい、日中のヘアダメージの原因になってしまいます。
さらにシャンプーが洗い流しづらく、結局すすぎで時間を取られてしまうことに。シャンプー液を手に取ったらぬるま湯を少しずつ混ぜ、手のひらいっぱいの豊かな泡を作り洗いましょう。
ポイント(4)すすぎは3分以上行う
朝シャンでは、シャンプーのすすぎ残しがよく起こります。シャンプー剤が残ったままになると、頭皮の皮脂を奪ってバリア機能を低下させて薄毛やかゆみ、肌荒れの原因となってしまうため、ぬるめのシャワーで3分以上しっかりと洗い流しましょう。
とくにすすぎ残しが多い耳の後ろや襟足、うなじ部分は注意してすすぎ、指のはらでやさしく頭皮をマッサージするように撫でながら泡を流し切ります。
ポイント(5)洗い流さないトリートメントをつける
タオルでしっかり水分を取ったら、洗い流さないトリートメントを付けましょう。朝シャンのデメリットである「日中のダメージを受けやすい」という点をカバーするためには、皮脂膜の代わりに髪を守ってくれるトリートメントを使うのがおすすめ。
UVカット成分が入った洗い流さないトリートメントなどを毛先を中心に伸ばし、洗い去った皮脂膜の代わりにキューティクルをコーティングしてくださいね。
ポイント(6)頭皮からしっかりと乾かす
急いでいるときにとくに注意したいポイントが、ヘアドライ。髪は濡れたままだとキューティクルが開いて内部成分が流れ出てしまいやすく、パサついたダメージ毛の原因になります。また、湿ったままの髪は雑菌が繁殖しやすくなるので、日中の汗や湿気で蒸れたようなニオイの原因になることも。
毛束をつかみつつ頭皮から風を当てて乾かせば、内側からしっかり乾き時短にもつながるのでおすすめです。