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朝シャンは髪に悪いの?メリット・デメリットや洗う時に注意したい7つのポイント
朝シャン派?夜シャン派?という会話があるほど、朝シャンはポピュラーですよね。すっきり目覚めるためや、夜は忙しくて入浴が面倒など、朝シャン派にはいろいろな理由があります。ただ一方で、朝シャンは髪のトラブルにつながりやすいというマイナスな意見も根強く残っているもの。
そこで今回は、朝シャンのメリット&デメリットや、美しい髪の毛を育むために注意したいポイントについて徹底解説します。
朝シャンで薄毛になる!?その原因とデメリットは?
朝シャンとはそもそも何?
最初に、そもそも朝シャンとは何かを説明しましょう。朝シャンとは「朝にシャンプーする」ことをあらわす俗語で、1980年代にシャンプーCMのキャッチフレーズに使われたのが始まりといわれています。このCMが女子高生の間で有名になり、若い世代を中心に「朝シャン」文化が流行しました。
その後、若い世代だけではなく幅広い世代でも使われる言葉となり、現代では違和感なく使われています。
なぜ朝シャンで薄毛になるといわれるの?
髪の毛や頭皮を清潔にするために行うシャンプーは、朝に行っても夜に行っても変わりはないと思いますよね。その一方、いろいろな雑誌やメディアで朝シャンをすると薄毛になるという記事を見たことがある方も多いはず…。
そこで、朝シャンをすると薄毛の原因になるといわれる理由について、朝シャンのデメリットとともに紹介していきましょう。
デメリット(1)汚れが残って頭皮トラブルのもとになりやすい
朝シャンが薄毛の原因になるといわれる一番の理由は、汚れなどによる頭皮トラブルのもとになりやすいから。シャンプーをせずに眠ると、寝ている間に皮脂やほこりをエサにする雑菌が増え、頭皮に炎症が起こりやすくなります。
さらに髪に残った整髪料が毛穴に詰まり、正常な毛髪の成長サイクルを狂わせる原因を作ってしまうことも髪の毛が薄くなる原因の1つです。
デメリット(2)ヘアケアが不十分になりやすい
夜に比べて、出かける時間が決まっている朝はどうしてもせわしなくなりがちです。時間に追われて朝シャンをした場合、シャンプーやトリートメントのすすぎ残しが起こりやすく、頭皮の毛穴がふさがって炎症や頭皮環境の悪化を引き起こす原因に。
そのほかにも、ドライヤーの時間が足りずに濡れたまま出かけることで髪の毛が途中でちぎれる「切れ毛」の原因になるなど、時間がないことによりヘアケアが不十分になりやすくなるといえます。
デメリット(3)日中のダメージを受けやすい
健康的な髪の毛は皮脂が薄く膜を張っており、紫外線や乾燥、花粉などの外部刺激からガードしています。通常はシャンプーで古い皮脂膜が洗い流され、また時間をかけてじっくりと新しい皮脂膜が作られる仕組みになっていますが、朝シャンの場合は皮脂膜がゼロになった状態で外へ出かけることになり、外部からのダメージをもろに受けてしまいがち。
とくに紫外線量の多い真夏や、乾燥が厳しい真冬は注意が必要です。
デメリット(4)洗いすぎで皮脂が過剰分泌することも
夜にシャンプーをしたうえで朝シャンも行うという方に多いデメリットが、洗いすぎによる皮脂の過剰分泌です。正常な状態だと適度な皮脂で頭皮と髪の毛にうるおいが保たれているのですが、洗いすぎにより皮脂を過剰に取り除いてしまうと、皮膚を守るために必要以上の皮脂を分泌してしまうことに。
そうなると頭皮や根元がべたついて不潔な印象になるだけでなく、菌の繁殖による荒れやフケ、かゆみを引き起こす原因となります。
朝シャンにはメリットも!
メリット(1)頭皮のニオイを防ぐ
朝シャンはデメリットばかりではありません。朝シャンを行うことによって起こるメリットもありますので、代表的な効果を3点ご紹介します。
まずは頭皮のニオイを防ぐ効果。もともと皮脂の分泌が多い方や汗かきの方、ジメジメと暑い時期の場合、寝汗などにより頭皮がこもったようなニオイになっていることがありますよね。そういったときに朝シャンで余分な汗や皮脂を洗い流せば、頭皮のイヤなニオイ対策ができます。
メリット(2)ヘアスタイリングがスムーズになる
朝のヘアスタイリングの時間は、なるべく短縮したいものですよね。髪のクセを直す場合は水で濡らしてもう一度乾かす必要がありますが、そんな毎朝の手間を省くためにも朝シャンは便利です。
朝シャンを習慣にすれば、ヘアドライのついでに寝ぐせをブローで直すことができ、スムーズなヘアスタイリングが可能になります。思いどおりのヘアセットをしたい方や頑固なくせ毛の方には、嬉しい効果ですね。