トーンアップ下地は、素肌をトーンアップさせて明るい印象に仕上げる化粧下地です。暗くくすみがちな肌を明るく見せ、自然なツヤと透明感※を引き出します。

トーンアップ下地をスキンケア後に仕込んでおくことで、ファンデーションの密着度や持ちをよりよくできるメリットがありますよ。素肌の色味や凹凸を補正できるため、ファンデーションを薄づきにしてもナチュラルできれいなメイクに仕上がります。

トーンアップ下地は、次のようなお悩みやなりたいイメージがある方におすすめです。

暗く見えやすい肌に使うことで、くすみを払拭※してワントーン明るい肌に見せられます。また、トーンアップ下地は比較的カバー力が穏やかなものが多いですが、さりげなく肌の色ムラや凹凸をカバーできることが魅力です。厚塗り感が出にくいナチュラルな仕上がりを求める方にもぴったりですよ。

トーンアップ下地を選ぶ際にまず注目したいのが、色の種類です。色つき下地はコントロールカラーとも呼ばれ、色ごとに役割があります。

肌をトーンアップすることを重視するなら、ブルーやラベンダー、ホワイト系の下地を選んでみましょう。

配合成分に着目することも、トーンアップ下地選びで重要です。自分の肌質や肌悩みを基準に成分表示を確認してみましょう。

メイク中の肌の乾燥が気になる方は、保湿成分や美容液成分など肌に潤いを与える成分を含んでいるものがおすすめ。皮脂や汗によるメイク崩れが気になる場合は、皮脂吸着成分などが入った崩れやヨレを防ぐタイプが人気ですよ。

肌荒れしやすい敏感肌の方は、化学的に合成された成分をなるべく使用していないものや、天然由来成分をベースに配合しているものを選んでみてください。

下地を選ぶときは、トーンアップ以外の機能についてもチェックしてみましょう。UVカット機能があるものや毛穴や凹凸のカバーに特化したタイプなど、商品によってプラスアルファの機能はさまざまです。

中には、肌をみずみずしいツヤ肌に見せてくれるパール入りの下地などもあります。自分の求めるメイクの仕上がりをじっくり考えたうえで、「これは外せない」と思える機能を選ぶのがおすすめですよ。

毎日のメイクに使うトーンアップ下地は、肌への塗りやすさを意識して選ぶのがおすすめ。乳液のように軽い質感のものや肌への密着力が高いクリーム状のもの、みずみずしいジェル状のものなど、テクスチャーの種類はさまざまです。

下地はスキンケア後の素肌に直接つけるものなので、好みではないテクスチャーだと1日中つけるのを負担に感じてしまいます。使用感が心配な方は商品の口コミを参考にしたり、店頭でテスターを使ったりして事前に確認しておきましょう。

価格帯も、トーンアップ下地を選ぶときに意識したい部分です。トーンアップ下地は、プチプラからデパコスまで幅広いブランドから販売されています。

プチプラの商品は、気軽に購入できることがメリット。トーンアップ下地を購入するのが初めての方におすすめです。
一方デパコスの商品は仕上がりのよさはもちろん、おしゃれなデザインを楽しめるのが魅力。自分の肌悩みや似合う色をよく理解している方にぴったりですよ。

プチプラもデパコスもそれぞれに魅力があるので、お財布と相談しながら選んでくださいね。

肌をナチュラルに明るくしてくれるトーンアップ下地ですが、仕上がりや使用感はアイテムによってさまざま。種類も豊富で自分が求めているアイテムがなかなか見つからないことも多いですよね。今回、そんな方に向けて口コミと一緒にプチプラ・デパコス別でご紹介しています！自分に合ったトーンアップ下地を探している方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

プチプラで人気の「UVトーンアップベース」は、白浮きしにくいオフホワイトカラーの下地です。くすみを払拭※して自然なトーンアップを叶え、ツヤ感のある明るい肌に見せてくれます。なめらかな塗り心地で、スーッと軽いタッチで肌に伸ばせますよ。

ソフトフォーカス効果パウダーを配合しており、毛穴をナチュラルにカバーします。口コミでは、高いUVカット効果があるウォータープルーフタイプでありながら、石けんでオフできるのがうれしいとの声が見られました。

【CEZANNE UVトーンアップベース ホワイト】
748円（税込） 編集部調べ

「スキンナビゲートカラー」は、みずみずしい使用感が特徴的なカラージェル状のトーンアップ下地。毛穴や肌の凹凸を目立たなくして、潤い感のあるメイク持ちのよい肌に整えてくれます。

3色あるうちこちらのミントグリーンカラーは、トーンアップとともにニキビ跡や肌の赤みのカバーを叶えられますよ。マスクにつきにくく石けんで落とせるのも、便利なポイントです。ベタつきが少なく、軽いつけ心地のプチプラトーンアップ下地をお求めの方におすすめですよ。

【MAJOLICA MAJORCA スキンナビゲートカラー ミントグリーン】
1,320円（税込） 編集部調べ

こちらは、珍しいクッションタイプのトーンアップ下地。手を汚さずに使えるのがうれしいとの口コミが多く見受けられました。

肌になじみやすいソフトラベンダーカラーで、繊細な透明感※1とツヤをプラスできます。黄ぐすみや色ムラをフラットに整え、肌を明るい印象に見せてくれますよ。

韓国コスメで人気のCICA※2やビタミンC※3など、保湿・整肌成分をたっぷり配合。化学的に合成されたパラベン・アルコール・ミネラルオイル・タール系色素は不使用です。

【MISSHA（ミシャ） M クッションベース ラベンダー】
1,650円（税込） 編集部調べ

人気ブランドWHOMEEの下地は、たっぷりの透明感※を引き出すブルーカラーが特徴です。さりげなく肌をトーンアップして、色っぽく上品な印象に整えます。クリーム状のテクスチャーをしており、つるっとなめらかな質感に仕上がりますよ。

タマネギ根エキスやセラミドなど、多くの保湿成分を配合。フェイスラインを避けて顔の中央をメインに伸ばすと、自然な小顔見えを狙えます。プチプラで機能的な下地をお探しの方におすすめです。

【WHOMEE コントロールカラーベースN ブルー】
1,980円（税込） 編集部調べ

MAQuillAGEの下地は、みずみずしくサラッとしたつけ心地が魅力です。肌の乾燥やテカリをコントロールして、透明感※のあるワントーン明るい肌に仕上げます。

過剰な皮脂や汗を吸着するため、時間が経っても崩れにくく美しいメイクをキープできますよ。口コミでも、崩れにくさやサラッとしたテクスチャーが気に入っているとの声が多く寄せられていました。比較的プチプラで手に取りやすいのもうれしいポイントです。

【MAQuillAGE ドラマティックスキンセンサーベース EX UV+ トーンアップ】
2,860円（税込） 編集部調べ

人気デパコスブランドDIORの下地は、メイク中の肌をみずみずしく潤すパンジーエキス※を配合。肌なじみのよい軽やかな使用感で肌をトーンアップし、輝くような明るい印象に見せてくれます。

肌の凹凸や色ムラもさりげなく補正して、キメの整ったなめらかな質感を演出。SPF20・PA++のUVカット機能を備えており、紫外線など外部の刺激から肌を保護します。ファンデーションの美しい仕上がりを長く保ちたい方におすすめです。

【DIOR ディオールスキン フォーエヴァー スキン ヴェール 001】
6,380円（税込） 編集部調べ

「コントロールベイスe」は、肌のごわつきでお悩みの方に人気のブルーカラーのトーンアップ下地です。IPSA独自のライティングクリアコンプレックスにより、肌に足りない光をプラスして透明感※1を演出。肌に当たる光をバランスよく反射させて、内側から輝くようなワントーン明るい肌に見せます。

保湿成分※2を配合しており、メイク中の肌に潤いを与えてくれるのも特徴です。トーンアップだけでなく、毛穴の凹凸や色ムラのカバーも叶えられます。

【IPSA コントロールベイスe ブルー】
3,300円（税込） 編集部調べ

人気デパコスブランドJILLSTUARTの下地は、ミルクのような伸びのよさとベタつきの少ないつけ心地が特徴。軽い使用感が使いやすいとの口コミも寄せられていました。

シルバーのパール剤とダイヤモンドパウダー※1を配合しており、透明感※2たっぷりのきらめく明るいツヤ肌に仕上がります。毛穴を自然にカバーして、薄いベールを纏ったように均一な肌に整えられますよ。汗や皮脂となじみにくいシリコーンオイル配合で、メイクの持ちをよりよくしてくれるのも魅力です。

【JILLSTUART イルミネイティング セラムプライマー 01 crystal diamond】
3,520円（税込） 編集部調べ

「ザ スキン ミニマリスト」は、毛穴や凹凸などをさりげなくカバーして素肌をきれいに見せる、ナチュラルな仕上がりが人気のトーンアップ下地です。口コミにも、自然なカバー力が気に入っているとの声が寄せられていました。

スキンケア成分を配合しており、適度な潤い感とさらりと軽いつけ心地が特徴です。透明感※あるキメの細かな美しい肌に整えます。ファンデーションを塗る前に使うことで、紫外線や乾燥、ちりやほこりなどから肌を保護してくれますよ。

【DECORTÉ（コスメデコルテ） ザ スキン ミニマリスト】
4,180円（税込） 編集部調べ

人気デパコスブランドPAUL＆JOEのトーンアップ下地は、黄ぐすみをカバーして透明感※を引き出すラベンダーピンクカラーが特徴です。3種類のラベンダーパールが肌に当たる光をコントロールして、奥行きと立体感のある明るいツヤ肌を演出します。

乳液のようになめらかなテクスチャーで、白浮きすることなく肌色を補正。オレンジフラワー水や3種類のヒアルロン酸などの保湿成分を配合しており、メイク中の肌にみずみずしい潤いを与えます。カバー力や伸びのよさがお気に入り、との口コミも多数見受けられました。

【PAUL&JOE ラトゥー エクラ ファンデーション プライマー N】
4,400円（税込） 編集部調べ

下地のトーンアップ機能をより引き出すためには、下地を塗る前のスキンケアが重要です。潤い不足のごわついた肌には下地がしっかり密着せず、均一な肌に整えられません。

洗顔後は化粧水や美容液、乳液で水分と油分をバランスよく補い、入念に保湿しましょう。肌に手のひらがもっちり吸いつくくらいまでが目安です。特別なケアをするよりも、ひとつひとつの工程に時間をかけて丁寧に行うのがおすすめですよ。

スキンケアを終えたらティッシュで肌表面の油分を軽くオフして、下地を塗っていきます。使用量はパール粒大ほどが目安です。

両頬とおでこ、鼻、顎の5ヶ所に点置きして、頬から順に伸ばしましょう。

顔の中心からフェイスラインに向かって、鼻はくるくると円を描くように指の腹でなじませます。皮膚がヨレるほど強い力を加えたり引っ張ったりするのは厳禁です。肌に負担がかかってしまうので、指の腹を軽くすべらせる程度のソフトな力加減を意識してください。

下地を塗るときに気をつけたいのが、目元や口元への塗り方です。これらの部分は表情の動きが多いため、下地やファンデーションを厚く塗るとメイクが崩れたりヨレたりしてしまいます。

目元や口元には、指先に残った下地をごく薄く伸ばしましょう。指の腹でポンポンと軽くタップするように塗ると、肌に負担をかけずきれいになじませられます。

指の腹で顔全体に下地を伸ばしたら、スポンジで仕上げていきましょう。スポンジを使うことで余計な油分をオフして肌を均一に整え、次に使うファンデーションの密着度がよりよくなります。

顔の中心からフェイスラインに向かって、スポンジで軽くタップするようになじませましょう。仕上げのひと手間なので、ポンポンとやさしくなじませる程度でOKです。

トーンアップ下地をより使いこなすコツは、フェイスラインまできっちり塗らないこと。トーンアップ下地は素肌を明るい印象に見せるため、フェイスラインのキワまで塗ると顔が大きく見えやすく、首との境界が目立ってしまう可能性があります。

下地を伸ばすときは、フェイスラインの1歩手前くらいでとどめておきましょう。スポンジで仕上げるときに、フェイスラインをぼかすようにタップするとより美しく仕上がります。

ひと口にトーンアップ下地といっても、肌を明るく見せるだけでなくカバー力や凹凸補正などさまざまな機能を備えています。自分の肌悩みや肌質、なりたいイメージを明確にしておくと、より理想的な商品を見つけられますよ。

ぜひ、ご紹介したおすすめアイテムや口コミを参考にして、ワントーン明るい透明感※あるメイクを楽しんでくださいね。