「ノースリーブを着ると二の腕が気になる」「年齢とともに二の腕がぷるぷるしてきた」など、痩せたい体の部位で必ず名前が上がる「二の腕」。部分痩せの中でも難しいといわれる二の腕ですが、いったいなぜ太くなってしまうのでしょうか？

短期間でダイエットを成功させるためにも、まずは二の腕が太くなってしまう原因と注意点について正しく把握していきましょう。

二の腕が太くなる原因1つ目は、単純に脂肪の量が多いから。二の腕は、足やお腹に比べて目につきやすく、もともとが細い部位のため脂肪がつくとどうしても目立ってしまいます。

そもそも脂肪が増えるのは、食べ過ぎが原因。運動や日常生活で消費する以上に食べ過ぎてしまうと、使い切れなかったエネルギーが脂肪として身体に蓄積されてしまいます。二の腕だけでなく全身の脂肪が増えたかも…という方は、まずは食べ過ぎに注意しましょう。

二の腕が太くなる原因2つ目は、筋肉が少ないこと。「振袖肉」といわれるように、筋肉が少ないと動くたびに柔らかな脂肪がぶるぶる動き、二の腕の太さが目立ってしまうのです。

さらに、筋肉が少ないことで新陳代謝が下がって脂肪が燃焼しづらく、どんどん脂肪がつきやすくなる原因にも。筋トレエクササイズなどで筋肉をつけないと、年齢とともに代謝がさらに下がり痩せづらく、たるんだ二の腕になるので注意が必要です。

二の腕が太くなる原因3つ目は、姿勢の悪さ。パソコンやスマホを見る機会が多く、猫背や巻き肩がクセになっている方はとくに注意が必要です。肩と腕の筋肉はひとつながりのため、猫背や巻き肩が原因で二の腕の筋肉の可動域が狭まり、衰える原因となります。

姿勢の悪さはすぐに改善できるものではありませんが、気が付いたときに背中を伸ばして肩を後ろに引くよう注意したり、すき間時間で上半身を軽くストレッチしたりなど、猫背改善のためのトレーニングを心がけましょう。

二の腕が太くなる原因4つ目は、血行の悪さです。二の腕を触ってひんやりと感じる人はとくに注意が必要。血行不良により老廃物が排出しづらく、脂肪がつきやすくなっている可能性があります。

血行の悪さを改善するためには、身体の冷えやむくみを放置しないことが大切。冬場はもちろん、夏もエアコンで冷える場合があるため湯船にしっかりと浸かり、気が付いたときに二の腕を簡単にマッサージするのがおすすめですよ。

二の腕は、内側の「上腕二頭筋」と外側の「上腕三頭筋」という2種類の筋肉で構成されています。このうち上腕二頭筋はいわゆる「力こぶ」といわれる筋肉のことで、荷物を持ち上げるときに使われる筋肉。もう一方の上腕三頭筋はひじを伸ばす時に使う筋肉のことで、普段の生活では意識しないとなかなか使うことがありません。

二の腕痩せに重要なのは外側の「上腕三頭筋」。この筋肉が弱まることで二の腕の下の部分がぷるぷるたるみ、振袖肉の状態になってしまいます。

短期間で二の腕ダイエットをするためには、二の腕裏側の「上腕三頭筋」を使うことが大切。ぷよぷよした振袖肉をキュッと引き締め、華奢な二の腕を作ってくれます。

また、上腕三頭筋は肩甲骨にもつながる筋肉のため、首肩コリの解消や代謝アップ効果も。意識して上腕三頭筋を筋トレエクササイズで鍛えるようにしましょう。

二の腕が太くなってしまう原因として「脂肪の多さ」がありますが、これを短期間で解消するためには運動と合わせて食生活の改善を行うのがポイントです。食事は、下記2点を注意するようにしましょう。

食生活で気を付けたいポイント

さらに注意したいのが、長期間の断食など無理な食事制限をしないこと！逆に代謝が悪くなりダイエット効果が薄れてしまうので、もし食べ過ぎた場合は2～3日単位で考えてカロリー調整をするようにしてくださいね。

短期間で二の腕痩せをするためには、ストレッチも有効です。ストレッチで凝り固まった筋肉をほぐすと肩や腕の可動域が広がり、筋トレなど運動効果アップにもつながります。

ストレッチのおすすめの頻度は週に3回程度ですが、仕事の合間などにわき腹を伸ばしたり肩を大きく回したりするだけでも効果があるので、短期間で二の腕痩せをしたい場合はすき間時間を活用してこまめに実施しましょう。