アイラインは、ベージュメイクで目元の印象を左右する部分。ナチュラルな印象を目指すときは、ブラウンのアイシャドウをアイライナー代わりにします。細筆を使って目の際にアイシャドウを入れれば、自然に目力がアップ。

しっかり目のフレームを際立たせたい場合は、アイライナーを使い目尻を少し跳ねさせるやり方がおすすめです。

リップにベージュカラーを使用するときは、事前の保湿をとくに念入りに行いましょう。ベージュは肌色に近い落ち着いた色味なので、唇の乾燥が目立ちやすいためです。

スキンケアとともにリップクリームをたっぷりと塗っておき、ベース・アイメイク・チークを終えるまでにやわらかリップに整えて。口紅を塗るときに軽くティッシュオフして、余計な油分を取りましょう。

上品で大人っぽいブラウンベージュ系のリップは、ブラシで唇の輪郭をなぞり、ナチュラルカラーでもきちんと感をプラスします。肌なじみがよいからこそ、リップの形が整うと凛とした口元に。

クールな雰囲気が好みの方も輪郭をとってから全体を塗るやり方なら、ベージュのやわらかい印象にほどよいシャープさが加わり、魅力がアップします。

ピンク系やオレンジ系などのほんのり血色を感じるベージュリップは、あえて直塗りしてラフなやり方で仕上げましょう。じゅわっと自然に発色させることで、元からキレイな唇を装って。

透け感のあるシアータイプやグロウな質感を選ぶと、女っぽくもあどけない印象に導きます。

オーバーリップもベージュカラーを選ぶと、違和感なく仕上がりおすすめです。唇の輪郭を1〜2mm程度はみだすように、少し大きめにリップを塗ります。肌色に近いのでナチュラルに楽しめ、デイリーメイクにも取り入れやすいやり方です。

赤やピンクの口紅だと唇ばかりが強調されてしまう方や、オーバーリップに挑戦したことがない方もぜひ試してみてください。

リップメイクは顔の印象の大部分を締めるパーツ。落ち着いたベージュのワントーンメイクなので、乾いた質感のマットリップは避けた方がよいでしょう。

できるだけセミマットやツヤのあるテクスチャーを選び、みずみずしい口元へ。ヌーディーなツヤを差すと、ムチッと立体感のある唇にみせてくれますよ。

ベージュカラーのチークはおだやかに肌へなじみ、大人っぽさをキープできるところが魅力。わざとらしくないごく自然な発色で、頬に鮮度と血色を与えます。

大きめのブラシで広い範囲へ大雑把に塗り、素肌から湧きでるようなナチュラルさを目指しましょう。ブラシに残ったチークはフェイスラインやこめかみ、生え際へ。顔の外側へブラシを振るようにつけることでチークの色がなじみ、より自然な仕上がりになります。

ベージュチークは肌になじみやすいことから、ベージュメイクだけでなくさまざまなメイクに活用できます。

チークのさりげない発色で主役のリップやアイシャドウを際立たせるやり方や、頬から鼻にかかるように濃いめにつけて日焼け風チークにも。また、シェーディングチークとして顔のメリハリを強調させるのもおすすめです。

色の選び方で迷ったら、ソフトな発色でほんのり血色感のあるベージュカラーが幅広く使いやすいでしょう。