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爪を傷めず楽しめる「パラジェル」とは?魅力から施術方法、ジェルネイルとの違いを説明
近頃導入するネイルサロンが増えているパラジェルは、爪を傷めにくいといわれています。しかし、「パラジェルとは?」と疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パラジェルとは何なのか、通常のジェルネイルとの違いもあわせて解説。パラジェルの魅力やメリット・デメリットだけでなく施術方法についても詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
パラジェルとは?通常のジェルネイルとの違いをチェック
【サンディング不要】だから自爪を削らなくてOK
パラジェルとは、サンディング(爪の表面を軽く削って傷つける下準備)不要のソフトジェルのこと。パラジェルは、多くのネイルサロンで使用されている人気のジェルネイルです。
通常のジェルネイルでは必須の「サンディング」をしなくてよいのが、パラジェルとジェルネイルの最大の違いといえるでしょう。サンディング不要で自爪を削る必要がないことから、パラジェルの愛用者には爪へのダメージを軽減したい人が多いようです。
サンディングとは?
サンディングとは、ジェルネイルを塗る前に爪の表面を軽く削って傷つける下準備のこと。ジェルネイルの密着度を高めるために必要な作業です。通常のジェルネイルは、サンディングをしないと取れたり浮いたりしやすくなります。
しかし、サンディングをすると爪が薄くなるため「できれば避けたい」と感じる人も多いようです。
爪に密着する仕組みの違い
パラジェルと通常のジェルネイルでは、爪に密着する仕組みが違います。通常のジェルネイルはサンディングして爪に傷をつけ、その凸凹を利用してジェルを密着させる仕組みです。
一方、パラジェルは吸盤のような仕組みで爪にくっついています。ベースジェルと爪の間を真空状態にして密着させる方法なので、凹凸のないつるんとした表面の爪にも定着するのです。
持ちの違いはある?
通常のジェルネイルとパラジェルの持ちには、大きな違いはありません。どちらも施術から3〜4週間程度持ちます。この目安期間は健康な爪に施術した場合なので、爪が元から薄い方などはもう少し持ちの期間が短くなる可能性もあるでしょう。
爪が柔らかいと持ちが悪くなるところも、通常のジェルネイルとパラジェルの間に違いはありません。
パラジェルのメリットとは?どんな魅力があるの?
ジェルネイルをしても爪が薄くならない
通常のジェルネイルは、下準備として行うサンディングによってどうしても爪が薄くなりがちです。そのため、繰り返しジェルネイルをすると、爪がペラペラになることがあります。ジェルネイルを取った後に付け替えずにプレーンな爪のまま過ごすと、折れやすいというデメリットがあるのです。
一方パラジェルの場合、サンディングによって爪が薄くなることはありません。ジェルネイルをオフしても、折れ防止に爪を短くする必要がないのは大きな魅力です。
爪へのダメージを抑え、健康な爪を保てる
ジェルネイルは、少なからず爪に負担をかけています。爪への負担となる代表的な工程が、オフとサンディングです。
まず、前回のネイルをオフするときに爪の表面をはがしてしまったり、薬剤によって爪の乾燥を招いたりします。そこからさらにサンディングで爪の表面を傷つけてネイルを付け替えるため、爪は大きなダメージを負っているのです。
パラジェルを使うと「薬剤によるオフ」と「サンディング」の両方を避けられるので、爪へのダメージを抑えてジェルネイルを楽しめるという魅力があります。
施術にかかる時間が短い
パラジェルは、2つの理由から通常のジェルネイルよりも施術時間が短く済むのも魅力です。まず1つ目の理由には、ジェルを硬化するのにかかる時間が短いことが挙げられます。通常のジェルネイルの硬化時間が30秒〜1分なのに対して、パラジェルの硬化時間は10〜30秒。10本の指を施術するうえで、この硬化時間の差は施術時間の大幅な短縮につながります。
2つ目の理由は、サンディングが不要であることで下準備の工程が減るからです。短い時間で施術可能なのは、忙しい人にとっては大きなメリットだといえるでしょう。
硬化熱を感じにくい
ジェルネイルは、硬化する際に「硬化熱」と呼ばれる熱さや痛みを感じることがあります。一方パラジェルは硬化時間が短いため、硬化熱を感じにくいのが魅力です。
硬化熱は、爪が薄い人やジェルを厚塗りしたときに感じやすくなります。パラジェルを使う人は「これ以上爪を傷めたくない」と感じている薄い爪の人が多いので、硬化熱が少ないのは大きな魅力といえるでしょう。
爪の状態に合わせて3種類のベースジェルから選べる
爪の状態に合わせてベースジェルを3種類から選べるのも、パラジェルの大きな魅力です。ダメージ具合や爪の生え方のくせに合った種類のベースジェルを選べるため、持ちをアップさせられるというメリットがあります。
なるべく爪へのダメージを抑えてネイルを継続したい人は、薬剤を使わない「フィルインオフ」ができるベースジェルを選ぶとよいでしょう。ジェルネイルを固めるときに熱さや痛みを感じやすい人は、硬化熱を抑えられるタイプがおすすめです。
ベースジェルの種類 | 特徴 | おすすめタイプ |
---|---|---|
クリアジェル | ・どんな爪にも使える万能タイプ ・薄づきだから硬化熱を感じにくいのがメリット ・3種類の中で最もオフしやすいのも魅力 |
・爪への負担を少なくしたい人 |
アートクリアジェル | ・粘度が高く厚みを出せるのがメリット ・フィルインオフが可能なのも魅力 |
・薄い爪 ・反り爪 ・凹凸のある爪 |
クリアジェル | ・とにかく持ちがよいのが魅力 | ・何を使っても持ちが悪い人 |
EX | ・3種類の中で最も厚みや強度が出せるのもメリット ・持ちがよい分オフが大変なのがデメリット |
・水仕事が多い人 |