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「湯シャン」は髪と頭皮によい?お湯だけで行う洗浄の仕方とメリットをチェック!

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「湯シャン」は髪と頭皮によい?お湯だけで行う洗浄の仕方とメリットをチェック!

シャンプー剤を使わずに、ぬるま湯だけで髪を洗う「湯シャン」。海外セレブからじわじわと広がり、頭皮トラブルや薄毛などのお悩みに効果があると、女性はもちろん男性の間でも人気のヘアケア方法です。そこで今回は「湯シャン」のメリットとデメリット、お湯だけで洗うやり方と気を付けたい注意事項まで、詳しく紹介します。

カテゴリ | ヘアケア
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「湯シャン」って何?髪と頭皮へのメリットを知ろう

そもそも「湯シャン」とは?

そもそも「湯シャン」とは? 出典:adobestock

湯シャンとは、シャンプー剤を使わずにシャワーのお湯だけで髪を洗うやり方のことです。湯シャンを行う目的は「髪と頭皮の洗いすぎを防ぐ」こと。シャンプー剤を使わずにシャワーのぬるま湯だけで汚れを落とすことで、頭皮や髪の皮脂が過剰に奪われるのを防ぎ、うるおいを保てるといわれています。

シャンプーのしすぎが頭皮トラブルの原因?

シャンプーのしすぎが頭皮トラブルの原因? 出典:adobestock

湯シャンの目的は「髪と頭皮の洗いすぎを防ぐこと」とお伝えしましたが、シャンプーをしすぎるとどのようなデメリットがあるのでしょうか?もともと健康な頭皮には適度な皮脂があり、それによってうるおいを守ったり刺激から地肌を守ったり、という役割があります。

頭皮の健康のために必要な皮脂をシャンプー剤で奪いすぎてしまうと地肌の乾燥を招き、育毛サイクルが乱れてトラブルや薄毛の進行の原因になる、といわれているのです。

メリット(1)頭皮の乾燥によるフケを抑える

メリット(1)頭皮の乾燥によるフケを抑える 出典:adobestock

シャンプー剤を使わずにぬるま湯だけで髪や頭皮を洗うメリットとしてまず挙げられるのが、フケを抑えることです。フケが出る原因はいくつかありますが、大きな原因の1つは「乾燥」。洗浄力の強いシャンプーを使うと頭皮の乾燥が進行し、皮膚が剥がれることでフケが増えてしまうのです。

湯シャンを取り入れると本来頭皮に必要な皮脂を取りすぎることがないため、乾燥によるフケの進行を止められます。女性は頭皮が乾燥しがちな人が多いので、心当たりがある人はぜひ一度試してみてくださいね。

メリット(2)湿疹やかゆみのトラブルを軽減できる

メリット(2)湿疹やかゆみのトラブルを軽減できる 出典:adobestock

湯シャンを続けている人の中には、頭皮の湿疹やかゆみなどのトラブルが軽減された人もいます。トラブル軽減の理由として考えられるのは、頭皮に常在する善玉菌のエサになる健康な汗や皮脂を正常に分泌できているから。

湯シャンに切り替えると、シャンプーの強い洗浄力によって地肌の乾燥や炎症を起こしてしまうのを防ぎ、適度なうるおいのある頭皮を育めるのです。

メリット(3)抜け毛予防になる

メリット(3)抜け毛予防になる 出典:adobestock

男性だけでなく女性も年齢を重ねるごとに気になるのが、抜け毛による髪の毛のボリューム不足ですよね。実は湯シャンをすることで抜け毛の予防も期待できます。抜け毛には加齢やストレスによる血流悪化、栄養不足などさまざまな要因が絡み合っていますが、その中の1つが「シャンプーによるダメージ」。

洗浄力の強いシャンプー剤でゴシゴシと洗う仕方を繰り返すことで頭皮の乾燥を進行させ、皮脂が余分に分泌されてしまいます。その結果毛穴が詰まり、正しい毛周期で髪が生え変わらず薄毛の原因となるのです。

メリット(4)シャンプーを使わないため経済的

メリット(4)シャンプーを使わないため経済的 出典:adobestock

湯シャンは髪や地肌だけではなく、経済的にもメリットがあります。シャンプーやトリートメントの頻度を減らすことで、単純にヘアケアアイテムの購入費用をカットすることが可能。髪の長い女性はシャンプー剤の減りも早いため、これは嬉しいポイントですね。

また、金銭面の節約だけではなく時間の節約も可能。通常は洗髪時、シャンプー剤を泡立てて洗う十分にすすいでトリートメントをつけるまた髪を洗い流す、という工程が必要ですが、湯シャンに変えることで泡立てやトリートメントの手順がカットでき、時間の節約も叶います。

お湯だけ洗浄で健康な髪へ!基本の「湯シャン」の仕方

湯シャンは週1回から始めるのがおすすめ

湯シャンは週1回から始めるのがおすすめ 出典:adobestock

頻度は人によってさまざまで「シャンプーを一切使わない」という完全な湯シャン派の人もいれば、「3回に1回は湯シャンをする」というライトな取り入れ方をする人も。初めて取り入れる際は、まず週1回から始めるとよいでしょう。

慣れるまでは、どうしても髪や頭皮にべたつきや違和感を感じることもありますが、回数を重ねるごとに状態が安定するので安心してくださいね。

基本のやり方(1)ブラッシングで頭皮の汚れを浮かせる

基本のやり方(1)ブラッシングで頭皮の汚れを浮かせる 出典:adobestock

それでは基本の湯シャンの仕方について、順を追ってチェックしましょう。まずは髪が乾いた状態でのブラッシング。ブラシで根元から梳かすことによって、頭皮や髪に付着した皮脂やホコリなどの汚れを浮かします。

毛先からやさしく絡まりをほぐしたらブラシを徐々に根元に移動させ、無理に引っ張らないようにするのがポイント。最後は血行を促進するように、軽い力で頭皮をもみほぐすようにマッサージしましょう。

基本のやり方(2)38度のぬるま湯をかける

基本のやり方(2)38度のぬるま湯をかける 出典:adobestock

湯シャンを行うときは、お湯の温度が重要ポイント。シャンプー剤を使って洗髪する際には3638度程度が適温とされていますが、湯シャンでは「お湯だけ」で皮脂汚れをオフしなければいけないため、この温度より少し高くするのがよいでしょう。おすすめは2度高めの3840度程度。

お湯が冷たいと皮脂が固まって落ちづらく、熱すぎると頭皮や髪に必要な皮脂まで落としすぎるため乾燥を招く原因になってしまいます。ぜひ湯シャンをする際には、38度の湯温にこだわり実践してみましょう。

基本のやり方(3)頭皮を中心にマッサージ

基本のやり方(3)頭皮を中心にマッサージ 出典:adobestock

シャンプーというと「髪の毛を洗う」というイメージが強いかもしれませんが、湯シャンの際のポイントは「頭皮を洗う」こと。頭皮が動く程度の強さでもみ洗いすれば、お湯とマッサージの相乗効果で頭皮の血行改善も同時に期待できます。

このとき注意したいのは、髪の毛同士をこすらないこと。指の腹を常に頭皮にくっつけた状態で洗うと、髪同士の摩擦を防ぎながら洗えるので試してみてくださいね。ネイルなどで爪を伸ばしている女性は、頭皮を傷つけないようシャンプーブラシを使うのもおすすめです。

基本のやり方(4)ドライヤーでしっかり乾かす

基本のやり方(4)ドライヤーでしっかり乾かす 出典:adobestock

湯シャンが終わった後は、なるべく早くドライヤーで髪を乾かしましょう。髪のキューティクルは濡れた状態がもっとも傷みやすいため、少しでも早く乾かすことが大切です。また、濡れた状態で放置してしまうと雑菌が繁殖しやすくなり、ニオイやかゆみなどのお悩みの原因にもなるため十分注意しましょう。

乾かす際は根元からドライヤーを当て、頭皮部分に水分が残らないようしっかりと乾かしてください。

この記事を書いた人

sakanao

大手ヘアサロン広報部や広告会社への勤務経験を活かした「分かりやすく今日から実践しやすい」記事作りをモットーにしています。美容好きが高じて、会社勤めの傍らヘアメイク専門学校に通いディプロマを取得。ヘア、メイク、ダイエットなど、皆様の美容のアップデートのお手伝いができたら幸いです。

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