どんなに暑い日でも、クーラーや扇風機などで冷たい風に当たりすぎると体を冷やしてしまいます。できるだけ、冷たい風に長時間当たり続けるのは避けましょう。

オフィスなど自己判断でクーラーの温度設定が難しい場合は、カーディガンやブランケットで調節するようにしてください。とくに手足は冷やさないほうがよいので、厚めの靴下を履いておくなど対策するようにしましょう。

全身冷え性タイプは、体全体の体温が上がるように対策するのがおすすめ。軽い運動で基礎代謝を上げると、全身の血流がよくなり体が温まりやすくなります。また、運動をすることで全身冷え性タイプの「肩コリ」や「汗をかきづらい」などの症状も改善されやすくなりますよ。

激しい運動は必要なく軽く体を動かす程度でよいので、ウォーキングやサイクリングなど、ゆるく継続しやすいものを取り入れましょう。

下半身冷え性タイプは、足の裏やふくらはぎのツボ押しを重点的におこない、足元の血流改善に力を入れましょう。下半身冷え性タイプは、足のむくみやコリで血流が悪くなり冷えている場合が多いので、足に刺激を与えるのが効果的です。

冷えによいとされているツボは、足首の内側にある「三陰交」、足指のつけ根にある「八風」、足の裏の中央部分にある「湧泉」の3ヶ所。入浴中や入浴後の体が温まっているタイミングでやさしく刺激を与えてあげましょう。

末端冷え性タイプは下半身部分を温め、冷えやすい手足の指先まで血の巡りをよくするようにしましょう。

おすすめなのは足湯です。足湯は全身の血の巡りをよくし、冷えやむくみが改善しやすくなります。また、体をじんわり温めるので副交感神経が優位になり、疲労回復やリラックス効果も期待できますよ。

内臓冷え性タイプは、白湯を飲んで内側から体を温めるのがおすすめ。白湯を飲むことで胃腸が温められ、基礎代謝が上がります。また、体が内側から温まるので血流がよくなり、溜まっている老廃物を流しやすくするといううれしい効果も期待できますよ。

飲み方は、起床後と就寝前の1日2回、コップ1杯の白湯を飲むだけ。一気に飲むのは避け、ゆっくり時間をかけて飲み切るようにしましょう。

ほてり冷え性タイプは、主に自律神経の乱れから体の冷えが起こっていると考えられます。そのため、リラックスタイムを作る意識をして体をゆっくり休ませましょう。

血流を促し1日の疲れを取ってくれる、炭酸ガスの入浴剤をお風呂に入れるのもおすすめです。他にもマッサージで体をほぐしてあげるのも、心と体がWでリラックスできます。

お腹や腰を温めてくれる腹巻きは、冷え性対策に重宝するアイテム。とくに胃腸が弱い内臓冷え性タイプにおすすめです。腹巻きで内臓を温めることで血の巡りがよくなり、全身の冷えが和らぎます。

また、子宮の部分も温められるので、生理痛改善も期待できますよ。

容器にお湯を入れて足元を温める湯たんぽも、冷え性さんにとっておきのアイテム。とくに手足の指先が冷えやすい末端冷え性の方や、下半身が冷えやすい下半身冷え性タイプの方におすすめです。

使い方はお湯を入れるだけでOKなので、手間もかからなくて便利。足元に置いておくだけでやさしくじんわり温めてくれるので、足湯の代わりとしても使えますよ。

一口に冷え性といってもいくつかのタイプがあり、それぞれ対策方法が違います。まずは、自分がどのタイプの冷え性なのかを知るところからはじめてみてください。タイプがわかることで、自分に合った対策方法が見つけやすくなりますよ。

ぜひ今回の記事を参考に、自分に合った対策方法を見つけて、今まで悩まされていた冷え性を解消してくださいね。