出典:adobestock
むくみすっきり!小顔マッサージで老廃物を流す簡単セルフケアのやり方を伝授
セルフの小顔マッサージは、美容意識の高い女性が日頃から取り入れている美容法。「顔の大きさは骨格の問題では?」と思う方も多いですが、マッサージでむくみをケアすると骨格を変えることなくすっきりとした印象をゲットできます。
今回は、綺麗な輪郭に導く小顔マッサージのやり方を徹底解説。初心者の方もすぐに実践できる簡単な方法をレクチャーしますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
小顔マッサージの力加減はどのくらい?
小顔マッサージはとにかくやさしく行うことがポイントなので、皮膚にシワが寄るほど力一杯マッサージする必要はありません。リンパは皮膚の浅い層で流れているため、手のひらや指全体でゆっくりなでるだけで十分な刺激になります。
深呼吸しながら行うと余分な力が入りにくく、老廃物も流れやすくなるので意識してみましょう。
毎日のむくみをリセット!簡単小顔リンパマッサージのやり方
手順(1)鎖骨リンパを流す
手順(1)のやり方
- 1.右手のひらをデコルテの中央に置き、左鎖骨の上を通るように肩先へ滑らせる
- 2.左肩に指が触れたら、鎖骨の上を通って中央に戻る
- 3.自分の呼吸のリズムに合わせながら、1〜2をゆっくり5回往復する
- 4.右手で閉じたピースサインを作って、左鎖骨の上のくぼみにタッチしたら、頭を右に傾ける
- 5.息を吐きながら指先でプッシュし、肩に向かって位置をずらしながら3箇所行う
- 6.右の鎖骨も1〜5と同様に行う
肩こり・首こりがある方は5の鎖骨プッシュで痛みを感じることがあるので、心地よい力加減に調整します。肩が上がらないように腕は自然に下ろし、できるだけ脱力した状態で行ってください。
手順(2)顔全体を流す
手順(2)のやり方
- 1.おでこの中央〜左のこめかみに向かって、両手交互に3回なでる
- 2.左目頭〜左のこめかみに向かって、両手交互に3回なでる
- 3.左小鼻〜左耳に向かって、両手交互に3回なでる
- 4.左口角〜左耳に向かって、両手交互に3回なでる
- 5.あご下〜左耳の下に向かって、両手交互に3回なでる
- 6.右手のピースサインで左耳の付け根を挟んで上下に3回なでる
- 7.右顔面も1〜6と同様に行う
顔は皮膚が薄い部分なので、力強くならないように注意します。手で押そうとせず、マッサージする方へ首を傾けて頭の重みを利用するのが簡単に行うコツです。
手順(3)首周りを流す
手順(3)のやり方
- 1.左手の親指以外の四指を右耳の後ろに当て、3回円を描くようになでる
- 2.そのまま首の前側を通り、斜め下に向かってなで下ろす
- 3.1〜2を1セットとして、3セット行う
- 4.2で通ったライン上を3〜5箇所に分け、上から順に1回ずつプッシュする
- 5.右側の首も1〜4を同様に行う
2でなでるラインは「胸鎖乳突筋」といい、日常生活で下を向く姿勢が多いと、老廃物が溜まったり血行が低下したりする部分。セルフの小顔マッサージですっきりさせると、首が細く長く見えて顔痩せにつながるメリットも期待できます。
場所がわかりにくい場合は、横を向くと首筋に斜めのラインが浮き出てくるので、目安にしてみてください。
手順(4)側頭部をほぐす
手順(4)のやり方
- 1.四指を両耳の上に添え、頭皮を動かすように3回円を描く
- 2.指を上にずらしながら、1と同様に3箇所行う
- 3.両手の母指球(親指の付け根)をこめかみに当てて3回円を描き、最後は圧をかけながら真上に1回引き上げる
- 4.両耳を持ち、真上・斜め上・横・斜め下・真下へと放射状に引っ張る
両耳を持つときは滑りやすいので、オイルやクリームを使ってマッサージしている方は手を一旦拭いてから行ってください。
4のマッサージは耳の付け根からしっかり持ち、外側に指を滑らせるようにパッと手を離すとすっきり感がアップします。眼精疲労や頭痛、ストレスが多い方は、側頭部にむくみやコリが発生しやすいです。頭の横幅に関係するので、小顔ケアのためにもしっかり老廃物を流しましょう。
顔痩せに◎すっきりとした輪郭を作る本格小顔マッサージのやり方
手順(1)おでこ〜こめかみ〜耳の下へ流す
手順(1)のやり方
- 1.画像のようにおでこに右手の四指を横に置き、眉間から髪の生え際に向かってなでるようにやさしく引き上げる
- 2.1の右手が離れたら左手を置き、交互に10回行う
- 3.おでこの中央に両手のこぶしを当て、らせんを描くようにこめかみまで流す
- 4.こめかみにこぶしを当て、目尻が少し引き上がるイメージで3回円を描いてほぐす
- 5.そのまま耳の前を通りながら耳の下に移動し、指先でプッシュする
- 6.3〜5を1セットとして、5セット行う
1は皮膚が温まるくらいゆっくりとしたスピードで行うと、おでこや目元のすっきり感がアップ。おでこへの穏やかな刺激は自律神経にも働きかけるため、セルフマッサージの最初に行うことで瞬時にリラックスモードへ導きます。
手順(2)顎下・エラをほぐす
手順(2)のやり方
- 1.右手人差し指を1本立てた状態から指先を曲げ、かぎ針の形を作る
- 2.1の第一関節〜第二関節の平らな部分をあご下のくぼみに当てる
- 3.その指をフェイスラインの骨に沿って、左耳の下まで3回流す
- 4.指の形を変えずに、3と同じライン状を5箇所に分けてプッシュする
- 5.左のエラに右手の四指を当て、その手を支えるように左手も添える
- 6.口を半開きにして顔を左に傾け、圧がかかったら小さく10回揺らす
- 7.両手をそのまま左耳の下に滑らせ、軽く圧をかけながら口を5回開け閉めする
- 8.右側も1〜7を同様に行う
4で圧が足りない場合は、かぎ針にした手のひじをテーブルの上につき頭の重みを使いましょう。
5はエラの硬い部分を探して行い、全体が硬い方は位置をずらして数箇所マッサージする方法がおすすめです。
手順(3)口周り・鼻・目元を流す
手順(3)のやり方
- 1.両手中指を口角の横に当て、ほうれい線をなぞるように5回往復する
- 2.両手中指で鼻筋を挟むようにして、小鼻〜眉頭の下を5回往復する
- 3.両手中指を目の下にやさしく当て、目頭側〜目尻側へ3回なでる
- 4.両手中指を目の上にやさしく当て、くぼみに沿って目頭側〜目尻側へ3回なでる
- 5.両手中指で眉頭に軽く圧をかけて小さく揺らし、位置をずらしながら眉尻に向かって3箇所ほぐす
指1本で行うセルフマッサージは、力加減が強くなりやすいので要注意。中指の一番ふくらんだ部分を使い、指を立てるのではなく寝かせた状態で当てると、力が分散されて肌への負担を軽減できます。
手順(4)頬を引き上げる
手順(4)のやり方
- 1.両手を軽くにぎって親指を立て、小鼻の両サイドに当てる
- 2.頬骨の下のくぼみに沿って、小鼻の横から耳の前まで位置をずらしながら5箇所プッシュする
- 3.両手のひらで頬を包むように密着させ、顔の外側(こめかみの方向)に向かって5回滑らせる
- 4.両耳を掴み、耳の付け根を大きく5回まわしてから、耳の下を1回プッシュする
頬骨の下のラインは老廃物や水分が溜まりやすく、顔のむくみが目立つ部分。2のプッシュでもの足りない場合は、こぶしを下から当てて小さく揺らす方法も簡単でおすすめです。
この記事を書いた人
佐々木ちか
大手エステ会社にてエステティシャンとして10年間従事。接客業の傍ら、店舗運営、広告モデル、技術教育に携わる。ライターに転身後、各種メディアにて美容・健康分野の執筆をスタート。現場経験を活かした濃厚で手触り感あるコンテンツを心がけている。こだわり深いコスメに目がない。東京下町にて夫と猫の3人暮らし。