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【TOP10】レチノール配合のおすすめアイテム!エイジングケアを始める際の注意もチェック
「レチノールってどんな成分?」「副作用があるって聞いたけど大丈夫?」年齢に合ったケアを叶えたい女性の間で、レチノール配合アイテムの人気が高まっています。そこで今回、RAXY読者110人にアンケートを実施し、レチノールのおすすめアイテムを聞いてみました。
記事では、ランキング形式で人気レチノールアイテムTOP10をご紹介。さらに、レチノールの魅力や類似成分との違い、選び方や使い方の注意点まで徹底解説します!
レチノールの魅力とは?おすすめの理由をご紹介!
レチノールの魅力とは?類似成分との違いも解説!
レチノールとはビタミンAの1種で、化粧品に配合されている成分名は「レチノール誘導体」や「純粋レチノール」などがあります。資生堂の研究により純粋レチノールは2017年にしわケアの有効成分として厚生労働省に認可され、エイジングケア※成分として注目を浴びました。
エイジングケア※におすすめの成分ではあるものの、副作用もあるので特徴を正しく知ってレチノールを上手に取り入れましょう。
有効成分純粋レチノールによるしわを改善する効能効果の承認を日本で初めて取得 | ニュースリリース詳細 | 資生堂 企業情報 2022.11.08
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000002135
※ 年齢に応じたお手入れのこと
レチノールの種類とは
レチノールそのものは、整肌成分としてさまざまなメーカーが配合できます。しかし、しわ改善の有効成分と厚生労働省に認められているのは、資生堂が扱う「純粋レチノール」のみです。
レチノールの種類 | 安定性 | 特徴 |
---|---|---|
レチニルエステル(レチノール誘導体) | 高い | ・肌に含まれるビタミンAの約90%がレチニルエステル ・肌への刺激やビタミンAの働きもマイルド |
レチノール | 低い | ・肌への刺激や副作用も多少あるが、適度な肌活性化が期待できる ・資生堂が独自研究で安定性の低さをクリア(純粋レチノール) |
レチナール | 低い | ・光や熱に弱く、化粧品や医薬品に配合されることは少ない |
レチノイン酸 | 低い | ・肌への効果が高いが、副作用も起きやすく扱いが難しい ・医薬品に配合される |
化粧品に配合されるのは、主にレチニルエステル(レチノール誘導体)とレチノールとなります。
【厚生労働省認可!】他のしわ改善有効成分との違いは?
2022年10月現在、しわ改善の有効成分として認可されている成分は3つ。化粧品は薬機法でしわの改善効果を謳えませんが、以下の成分は認可が下りているため、しわ改善効果を明記できます。
成分名 | 認可された年 | 特徴 |
---|---|---|
純粋レチノール | 2017年 | ・ビタミンAの一種 ・肌表面の水分量を増やしてターンオーバーを促進し、真皮の構造を再構築する ・資生堂の研究で認可され、「しわ改善有効成分」として明記できるのは資生堂のみ |
ニールワン | 2016年 | ・4つのアミノ酸誘導体 ・日本で初めてしわ改善効果が認められた成分 ・真皮構造を壊す酵素をブロックする働き ・POLAの研究で認可され、POLAのみが使用できる |
ナイアシンアミド | 2018年 | ・ビタミンBの一種 ・肌表面の角層を整え、コラーゲン産生を促す働きがある成分 ・マイルドなしわ改善効果 ・P&Gの研究で認可され、どのメーカーも使用できる |
<レチノールの魅力1>コラーゲン生成によるしわケア
レチノールには表皮細胞を活性化し、コラーゲンやヒアルロン酸の生成を助ける働きが期待できます。とくに純粋レチノールは、しわケアの有効成分として厚生労働省にも認可されている成分。
コラーゲンやヒアルロン酸で肌内部が満たされると、うるおいやハリ感がアップしてしわが目立ちにくくなります。最近しわが気になってきたと感じる方には、選択肢の1つとなる成分です。
有効成分純粋レチノールによるしわを改善する効能効果の承認を日本で初めて取得 | ニュースリリース詳細 | 資生堂 企業情報 2022.11.08
https://corp.shiseido.com/jp/news/detail.html?n=00000000002135
<レチノールの魅力2> 健やかな肌を育む
私たちの皮膚の細胞は、新陳代謝で日々生まれ変わり続けています。年齢とともに新陳代謝は鈍くなりがちですが、レチノールには細胞のサイクルを整える働きも期待できるのです。
細胞が生まれ変わるサイクルが整うと、シミが目立ちにくくなることも期待できます。シミは皮膚の細胞にメラニン色素が蓄積すると発生する現象。肌のサイクルが整うとメラニン色素がスムーズに排出され、結果としてシミが目立ちにくくなるのです。
<レチノールの魅力3>ニキビ・毛穴悩みのケア
レチノールは、ニキビや毛穴のお悩みがある方にもおすすめの成分の1つ。ビタミンAにはニキビを悪化させる原因となる活性酸素を除去したり、皮脂や炎症を抑えたりする働きがあるのです。
また、皮脂の分泌量が適度になれば、毛穴が目立ちにくくなることが期待できます。さらに、レチノールには新陳代謝を整えてメラニン色素の排出を促す働きもあるので、ニキビ跡が気になる方にもおすすめです。
<レチノール配合アイテム>5つの選び方をチェック
<レチノール配合アイテムの選び方1>肌質で選ぶ
レチノールはもともと肌に存在するビタミンAの1種ですが、肌状態によっては刺激を感じる可能性もあります。初めてレチノール配合のアイテムを使う方は、まずはレチニルエステル(レチノール誘導体)から試してみるとよいでしょう。
とくに、敏感肌の方は購入前にアイテムを試してみるのがベストです。せっかく購入しても使えないともったいないので、このひと手間を惜しまないようにしましょう。
<レチノール配合アイテムの選び方2>濃度で選ぶ
レチノールを使う場合は、濃度を確認してアイテムを選ぶのが大切。なぜなら、レチノールの過剰使用は副作用が出やすくなるからです。
レチノール配合アイテムを初めて使用するなら、低濃度のものからスタートするのがおすすめ。もし、自分で濃度まで調べるのが難しい場合は、コスメカウンターなどで美容部員のアドバイスをうけるのもよいでしょう。
<レチノール配合アイテムの選び方3>うるおい成分で選ぶ
レチノールを使い始めると、肌の新陳代謝が促されて一時的に乾燥しやすくなることがあります。初めてレチノール配合のアイテムを使うときは、うるおい成分が配合されているかをチェックしましょう。
また、レチノール配合コスメを使うときは、他のスキンケア品もしっとりタイプで揃えたり、夜はクリームまで使ったりなどの工夫をすると、より乾燥しにくくなりますよ。
<レチノール配合アイテムの選び方4>アイテムで選ぶ
レチノール配合アイテムは、各メーカーからさまざまなラインナップが出ています。レチノールを使用する目的に合わせてスキンケアアイテムを選ぶとよいでしょう。
たとえば、毎日必ず使うアイテムでレチノールを取り入れたいなら化粧水、部分的に使用したいなら美容液などが候補になります。毎日のお手入れステップに上手に取り入れていきましょう。
この記事を書いた人
わかな ゆい
現役化粧品メーカー社員の美容ライター。本職での美容トレーナー経験が長く、コスメ・メイク・サプリの知識が豊富。趣味は美容と旅行。保有資格:JMA(日本メイクアップ技術検定)1級、 認定フェイシャルエステティシャン、コスメ薬事法管理者。