出典:adobestock
快適な《落ち着く部屋》の作り方。インテリアの色やくつろげるレイアウトも要チェック
毎日の疲れやストレスをリセットしたいなら、自宅を落ち着く部屋に変えてみませんか?
今回は快適な部屋を作る3つのポイントと実践のためのコツを詳しく紹介します。家具の配置や収納を見直して心地よい環境を作り、部屋がバランスよく見えるカラーコーディネートを取り入れてリラックスできる素敵な空間にしましょう。
家具のサイズにもこだわってバランスよく見せよう
余白を設けて落ち着く部屋にするためには、家具のサイズにこだわることも大切です。大きすぎるソファを狭い部屋にレイアウトすると、家具の量が少なくても圧迫感がありますが、コンパクトなサイズにすればバランスのよい見た目になります。
とくに部屋の入り口付近に置く家具は注意が必要です。大きな家具を配置すると見た目のバランスが悪くなるだけでなく、生活動線を妨げることがあります。
落ち着く部屋の作り方(2)収納を改善する
コツ(1)モノを整理して不要なアイテムを処分
生活動線を確保して余白のある家具のレイアウトにするためには、所有アイテムを整理して不要なモノを処分しましょう。具体的には必要なモノとそうでないモノに分類し、不要と判断したモノを取り除いて溜め込まないようにします。
スムーズに進めるためのポイントは、1日1ヶ所に絞ることです。部屋にあるモノを全部出して一気に作業すると、時間がかかって負担になります。隙間時間で取り組めるように、小さな目標を設定しましょう。
コツ(2)モノの位置を決めて収納する
落ち着く部屋の作り方のポイントは片付けやすい環境にすることですので、毎日の生活に必要なモノは位置を決めて収納するようにしましょう。使った後に戻す場所が決まっていると、自然と片付ける習慣ができて家事が楽になります。
ポイントは、使用する場所の近くに収納スペースを設けることです。例えば部屋にワークスペースがある場合、デスクの周りに本棚や文房具収納があると、デスクで使った後はその場で片付けまで完了します。
コツ(3)見せる収納と隠す収納に区別をつける
収納方法には棚などに飾る「見せる収納」と、引き出しなどにしまう「隠す収納」があり、両者を上手に使い分けることが落ち着く部屋の作り方のコツです。
見せる収納はインテリアのおしゃれなアクセントになりますが、量が多いとモノを出し入れしにくい環境になり、煩雑な印象を与えます。一方、隠して収納すると部屋がすっきりしますが、すべてしまい込むと逆に不便です。メリハリをつけてバランスのとれた収納にしましょう。
コツ(4)収納アイテムを統一する
すっきりとした落ち着く部屋にするコツは、ファイルボックスやケースなどの収納アイテムを同じデザインや色で統一することです。とくに見せる収納におすすめで、整理整頓されてきちんとした部屋に見えます。
アイテム選びのポイントは2つあり、1つはシンプルなデザインにしてインテリアに馴染ませることです。もう1つのポイントは定番商品を選ぶことで、買い足しが必要になっても元々持っていたアイテムと揃えられます。
落ち着く部屋の作り方(3)コーディネートを変える
コツ(1)カラーコーディネートで落ち着く空間を演出
色を絞ると視覚的情報が制限されるため、限られた色でバランスよくカラーコーディネートをすると落ち着く部屋を作れます。
色使いでバランスをとるためのポイントは、配色の黄金比「70:25:5」を意識することです。天井や壁など広い面積のベースカラーは70%、家具やラグなどのアソートカラーは25%、小物や絵などのアクセントカラーは5%で、この比率を意識して色をレイアウトするとバランスよく見えるといわれています。
落ち着く色は人によって異なる
例えばアースカラーのブラウンは落ち着く色といわれますが、色が濃いと重苦しく感じる人もいます。また、ブルーは冷静で落ち着いた気持ちになる色ですが、同時に冷たい印象も与える色です。さらに、植物を連想させる緑は癒やしを与える色といわれますが、嫉妬の色と捉える国もあります。
つまり、落ち着く色とは気分や育ってきた環境や文化で異なり、人によってさまざまなのです。自分が落ち着くと感じる色を模索しましょう。
コツ(2)インテリアのテイストを決めてコーディネートする
統一感があって落ち着く部屋にするためには、「北欧」「和モダン」など、インテリアのテイストを決めてコーディネートするのがコツです。意図的にミックスインテリアにする場合は別ですが、テイストを決めずにモノをレイアウトすると不調和で落ち着かない印象を与えます。
テイスト決めのポイントは、SNSや雑誌でできるだけたくさんの実例を見ることです。よく観察してなぜ好きなのかを分析し、自分の好みを探りましょう。
コツ(3)自然素材やマットな質感のアイテムで揃える
落ち着くインテリアの作り方のコツは、色だけでなく素材や質感にもこだわることです。例えば、木材やラタンなどの自然素材は、プラスチック素材より温かみがあって落ち着く雰囲気になります。また、光沢のある質感よりもマットな質感の方がインテリアに調和して悪目立ちしません。
とくに無垢材は視覚的に安らぎを感じるだけでなく、木の香りや肌触りでもリラックスできます。家具や小物で木のアイテムを取り入れてみましょう。
コツ(4)厳選した装飾アイテムで部屋を彩る
落ち着く部屋の作り方のポイントはすっきりさせることですが、装飾性が全くないと殺風景に見えるため、アートやオブジェなどもバランスよくレイアウトしてインテリアのアクセントにしましょう。
ディスプレイのポイントは、インテリアのテイストに合ったアイテムを厳選して部屋に調和させることです。例えば北欧インテリアの場合、北欧デザインの壁掛けアートや自然を感じる木製のオブジェなどが似合います。
装飾アイテムの色にもこだわってバランスをとろう
カラーバランスのとれた落ち着く部屋にするために、装飾アイテムの色にもこだわりましょう。基本的には配色黄金比の5%になるように意識すれば大丈夫ですが、色の選び方でも印象が変わります。画像の色相環で考えてみましょう。
例えば青いソファに合うクッションを選ぶ場合、近い色の水色や色相環で隣り合う紫にするとまとまりのある印象です。一方、色相環で青の反対にある黄色やオレンジにすると、メリハリのある空間を作れます。