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ジェルネイルのフィルインとは?メリットやデメリットを知って爪への負担を減らそう
フィルインとは、自爪に負担をかけないネイルオフの施術方法です。今回は、フィルインの定義や通常のジェルオフとの違いを紹介します。フィルインのメリット・デメリットを踏まえた上でのおすすめできる人も紹介しているため、これから実践したい方はぜひ参考にしてください。
ジェルネイルのフィルインの方法
表面を削る
フィルインの最初のステップは、表面のトップジェルと中間層のカラージェルをネイルファイルで削ることです。カラージェルが見えなくなるまで削り、土台となるベースジェルは残しておきます。
ネイルサロンではマシンを使って削るのが一般的です。基本的にベースジェルはそのまま使用しますが、リフトしている場合は浮いた部分だけを削り落とす必要があります。
プレパレーションを行う
トップジェルとカラージェルを削った後は、プレパレーションを行います。プレパレーションとは、甘皮処理や油分除去などジェルネイルを塗るための下準備です。
やり方は、プッシャーで甘皮を押し上げ、濡れたコットンなどを用いてやさしく拭き取ります。プレパレーションを十分に行わないと持ちや仕上がりが悪くなるため、フィルインでもプレパレーションは不可欠です。
爪の長さを整える
プレパレーションを終えたら、ネイルファイルを使いながら爪の長さを整えていきます。基本的には、伸びてきた部分だけを削ることが多いです。
希望するネイルの形がある際には、ネイリストに相談してみましょう。ネイルの形はラウンドやオーパル、スクエア、ポイントなどさまざまな種類があり、形が変わることで見た目の印象も大きく変わります。希望する形があれば、ジェルネイルを塗る前にネイリストに相談しながら整えてもらうのもよいでしょう。
ベースをコーティングする
フィルインではベースジェルを残したままカラージェルを重ねますが、爪が伸びた部分に関してはもともと塗られているベースジェルの上から新たにベースジェルを重ねていきます。
この工程の注意点は、もとのベースジェルと新しく塗った部分に亀裂ができないようにすることです。ベースジェルを重ねて塗るという高度な技術が必要なので、仕上がりはネイリストの腕にも影響します。そのため、信頼できるネイリストに依頼をするのがおすすめです。
新しくネイルを施す
ベースジェルが硬化したら、色味を決めるカラージェルを重ねて新しいネイルを施します。ここから先は通常のジェルネイルと同様で、ネイリストに好みを伝えながら新しいデザインを施してもらいましょう。
カラージェルを施した後は、強度を高めるトップジェルを重ね塗りします。トップジェルを重ねた後、ライトで硬化したら施術終了です。
フィルインがおすすめの人
自爪が薄い
フィルインは通常のネイルオフの方法とは異なり、自爪を削る必要がないという特徴があります。通常のジェルネイルだと、自爪が薄くなるデメリットがあるため、爪が薄い方にとってはダメージが気になります。ですが、フィルインであれば自爪を削らずにネイルを楽しめるため、もともと爪が薄い人にもおすすめです。
また、日頃からネイルをしていることで爪が薄くなってきてしまった人からも人気を集めています。爪の薄さを気にせずジェルネイルを楽しめることが、フィルインの魅力です。
爪や皮膚が乾燥しやすい
爪や皮膚が乾燥しやすい人には、アセトンを使用せずにネイルオフできるフィルインがおすすめです。アセトンは揮発性の高い化学物質で、爪や指に付着すると水分まで揮発させてしまうというデメリットがあります。
フィルインであればカラージェルのみを削るため、アセトンを使用する必要はありません。フィルインはアセトンによる乾燥が気になる方にもおすすめの方法です。
長い期間ジェルネイルを楽しみたい
フィルインはネイルを継続して楽しみたい人にもおすすめです。前述したようにフィルインは自爪を削らないため、休止期間を設ける必要がありません。通常であれば爪が薄くなってしまった場合は3~4ヶ月の休止期間を設けますが、フィルインであれば継続してネイルを施すことが可能です。
ネイルが好きで休止期間を設けたくない人は、フィルインを検討してみてはいかがでしょうか。