マグネットネイルとは、キラキラとした鉄紛が入ったマグネットジェルを爪に塗布し、磁石で鉄粉を動かしながら模様を描くネイルアートです。グラデーションを付けたり爪先に鉄粉を集めたりできるなど、さまざまな模様を描けます。

やり方によっては、オフィスネイルにもふさわしいシンプルなデザインにすることも可能です。マグネットネイルはトレンドとなっているネイルアートなので、対応しているネイルサロンも少なくありません。

気になるマグネットネイルの魅力については、記事の中盤で深堀りしていきます。

前述した通り、マグネットネイルはジェルに含まれている鉄紛が磁石に反応することで模様を作り出す仕組みになっています。マグネットジェルを塗布した後に磁石を近づけると、鉄粉が反応して立体感のある模様を作り出すことが可能です。マグネットを当てる角度や距離、時間などのやり方によってもデザインが変わってきます。

ジェルの硬化前であれば、好みのデザインになるまで何度でも調整できることも魅力です。初めて挑戦する方でも失敗しにくいため、気軽に取り入れられるでしょう。

ミラーネイルとは、ジェルネイルを塗布した後に、ミラーパウダーと呼ばれる専用の粉末を爪に付着させて光沢感を出すネイルアートです。

仕上がりもマグネットネイルとは異なり、鏡のように反射するようなメタリックなデザインになります。マグネットネイルとはやり方も仕上がりも異なるため、好みの方法を試してみてください。

マグネットネイルとは、ネイルサロンに行かないとできないのかと疑問に思っている方もいるでしょう。結論から言うと、マグネットネイルは必要な器具さえ揃っていれば自宅でも実践できます。

やり方は比較的簡単で、硬化する前であれば何度でも修正できるため初心者でも挑戦しやすいです。記事の後半で必要なアイテムややり方を解説しているので、セルフのジェルネイルに慣れている方は、自宅で挑戦してみてはいかがでしょうか。

マグネットネイルは、粒子が細かく輝くので華やかな印象になることが魅力です。光の当たり方や角度で見え方が変わってくるため、さまざまな楽しみ方ができます。

磁石によって鉄紛の位置を自由に変えられるため、立体感を演出することも可能です。まるで爪先に宇宙空間が広がったような幻想的な仕上がりになります。

マグネットネイルは、ワンカラーでも華やかに見せることが可能です。通常のジェルネイルは、ワンカラーだと寂しくなることもありますが、マグネットネイルではそのような心配はありません。パウダーがキラキラと輝くため、ワンカラーでも華やかな印象に仕上がります。

セルフネイルに慣れていないうちは、複数色で模様を描くことが難しく感じる人も多いでしょう。ですが、マグネットネイルであればワンカラーでも簡単に洗練された印象に仕上がるため、セルフネイル初心者でも挑戦しやすいです。

マグネットネイルは、爪が短い状態でも洗練された印象に仕上がります。通常のジェルネイルはある程度爪が伸びていた方が綺麗に見えることが多いですが、仕事の都合上、爪を伸ばせない方も多いでしょう。

マグネットネイルであれば、奥行き感がありゴージャスに仕上がるため爪が短くても綺麗にみえます。どのような爪の形でも綺麗に見えることは、マグネットネイルならではの魅力です。

セルフでマグネットネイルを行う場合は、専用のアイテムを揃える必要があります。まずそろえる必要があるのは、鉄粉の入っているマグネットジェルとマグネットネイル専用のマグネット（磁石）です。これらは100円ショップやバラエティーショップで揃えられます。

また、ジェルネイルを硬化させるためのUVライトも必要です。そのほかにも、ベースジェルやトップジェルも必要になりますが、これらは普段のジェルネイルで使っているもので問題ありません。

ベースジェルとは、ネイルの一番下の層に塗るアイテムです。爪の表面を整えてマグネットジェルを密着させやすくする役割があります。ベースジェルはマグネットネイルを塗る前にも必要な工程です。ベースにしたい色がある場合は色付きタイプのベースジェルを使用し、マグネットジェルの発色を楽しみたい時は透明タイプのベースジェルを使用しましょう。

ベースジェルを塗り終わったら、UVライトを当てて硬化させてください。ベースジェルを付けることで、ジェルネイルらしい厚みのある質感を演出できます。

次に、マグネットジェルを全体に薄く塗ってUVライトで硬化させます。この段階では、磁石はまだ使用しません。

UVライトで硬化させたら、マグネットジェルを二度塗りします。この時はUVライトで硬化させず、一度目よりたっぷり塗るのがポイントです。ムラにならないように丁寧に塗ることを心がけましょう。

マグネットジェルを塗った後は、専用のマグネット（磁石）を近づけて模様を付けていきます。主なデザインは、キャッツアイ、フレンチ、ハートなどです。磁石ペンを購入すると目的の模様が書きやすくなります。やり方のポイントは、爪から1～2cm程度離した位置からマグネットを当てることです。マグネットを当てる位置や角度によって鉄粉の動き方が異なるため、好みの模様になるように調整しましょう。

UVライトで硬化するまでは自由に模様を変えられるため、イメージ通りの仕上がりになるまで何度でも挑戦できます。最初のうちは上手く模様が作れずに苦戦するかもしれませんが、慣れてくれば好みの模様を描くことも可能です。やり方のコツは、記事後半の注意点でも解説します。

マグネットで好みの模様を描けたら、UVライトを当てて硬化させます。硬化させた後は、マグネットでは動かせなくなるため、模様を完成させてから硬化させましょう。

UVライトの照射時間ややり方は、通常のジェルネイルと同様です。2～3分間当ててしっかりと硬化させましょう。

最後にトップジェルを重ね塗りして、UVライトで硬化させます。トップジェルとは、ジェルネイルの仕上げに使用するアイテムです。ツヤ感を引き出しながら、ネイルの強度を高めるメリットがあります。

ネイルを長持ちさせるためにも、仕上げにトップジェルを塗る工程は必要です。トップジェルを塗って硬化させたら、すべての工程が終了となります。