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着物に合う和風メイクとは?キレイな仕上がりを目指すテクニックをマスターしよう
着物を着る際に欠かせないのが和風メイク。ナチュラルで控えめな美しさを引き出すためには、普段のメイクとは異なるポイントを押さえることが大切です。 この記事では、和風メイクの特徴やパーツ別のテクニックを細かく解説します。年代別の和風メイクのコツも紹介しているので、参考にしてみてください。
着物に合う和風メイクの特徴は?
和風メイクと普段のメイクの違い
和風メイクは普段のメイクと異なり、控えめで上品な印象を大切にします。普段のメイクが華やかさや個性を引き出すことを重視するのに対し、和風メイクでは着物に合わせた自然な美しさを引き出すのが特徴です。
全体のバランスを重視し、派手すぎず控えめな色使いで、伝統的な日本の美しさを引き立てます。
和風メイクのポイントは「平安美女」フェイス
和風メイクのポイントは、平安時代の美を再現した「平安美女」フェイスにあります。平安美女は陶器のような滑らかな色白肌が最大の特徴です。ベースメイクでは、ツヤ感を抑えたマット肌に仕上げてやわらかなフェイスラインを作ります。
アイメイクの色使いはナチュラルで落ち着いたトーンを基本とし、派手すぎず自然な発色を意識します。リップは発色のよい鮮やかなカラーで口元をはっきりとさせ、顔全体のバランスを保ちながら、和装にふさわしい品格のある仕上がりを目指すのがポイントです。
パーツ別!和風メイクのポイント【ベース】
ベースはツヤを抑えた陶器のようなマット肌に仕上げる
和風メイクのベースは、ツヤを抑えた陶器のようなマット肌を目指します。肌は透明感を保ちながらも、滑らかで均一な質感に仕上げるのがポイントです。色白でフラットな仕上がりを意識し、顔全体のトーンを整えましょう。ナチュラルな印象を持たせつつ、くすみや色ムラをしっかりカバーすることで、和装にふさわしい上品な美しさを引き出します。
ツヤ感を控えめにし、落ち着いた仕上がりを心がけることが和風メイクのベースの基本です。
STEP1:下地で色ムラを自然にカバー
ベースメイクの最初のステップは、下地で肌の色ムラをカバーすることです。肌色を整えるような化粧下地やコントロールカラーを、顔全体に薄く均一に塗り広げます。下地はマット肌に仕上がるように、サラッとした質感のアイテムを選びましょう。
顔の中心から外側に向かって、指やスポンジを使って丁寧に塗り込むと肌がキレイに整います。下地の時点で色ムラが整えば、次に使うファンデーションが自然になじみフラットな肌を作りやすくなるため、丁寧におこなうことが大切です。
STEP2:肌色より明るめのファンデーションで色白肌に
和風メイクは、平安美女のような色白肌に仕上げるのが基本です。ファンデーションは自分の肌よりワントーン明るい色を選び、軽く塗り重ねながら陶器のような肌を演出しましょう。オークル系ではなくピンク系の色味を選ぶと、よりやわらかい印象になり着物に合ったベースメイクに仕上げやすくなります。
顔だけにファンデーションを塗ると白浮きの原因になるため、色の差が目立たないように首や襟足にも忘れずに塗り広げるのがポイントです。
STEP3:パウダーでテカりを抑えて肌をフラットに
テカりを防ぐために、仕上げにフェイスパウダーをのせます。とくに、おでこや鼻周りはしっかりとパウダーをのせて、フラットな肌に仕上げましょう。大きめのブラシでくるくると磨き上げるようにパウダーをのせると、毛穴にパウダーが密着しやすく凹凸のないフラットな肌に仕上がります。
また、パウダーもファンデーションと同様に首や襟足までのせましょう。このひと手間を加えることで肌の質感が整い、顔との差が出にくくなります。