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ガサガサのないキレイなかかとへ。ひび割れになる原因を改善・予防する方法とは?
顔周りの肌の調子はいつも気になりますが、顔周りの肌と同じくらい気にかけてほしいのが「かかと」です。ガサガサかかとやひび割れで悩む人は、できるだけ早く解決しましょう!
ひび割れの原因やケアの方法を知ることで、季節を問わずつるつるのかかとを保てます。
ケアアイテムとともに冬場のひび割れトラブルを予防したい人にもおすすめできる対策方法をご紹介します!
追及!かかとのガサガサの原因とは
かかとには皮脂腺がない
顔や頭皮には皮脂腺があり、分泌される皮脂によって肌の潤いが守られます。
しかしかかとには汗腺はありますが、皮脂腺は皆無です。肌の潤いが少ない場所での靴の脱着などによって、さらに水分が蒸発しやすい環境にあるため、かかとのひび割れが起こりやすい特徴があります。
冬場はとくに空気も乾燥するため、かかとの乾燥が促されることもあるようです。その結果、ひび割れなど痛みを伴うトラブルが起こりやすくなります。
ターンオーバー(新陳代謝)が滞りやすい
皮膚も新陳代謝が行われており、28日1周期ほどの間隔で新しい皮膚へと生まれ変わることが「ターンオーバー」です。加齢のほか、かかとの水分量が減ってしまうなどの理由で古くなった角質が剥がれ落ちず、かかとに滞ってしまうことがあります。これがガサガサかかとの原因です。
また角質が滞ってしまうと、ひび割れの原因となる角質肥厚などが起きやすくなるようです。新陳代謝の正常化はスキンケアには欠かせません。
かかとは皮膚刺激を受けやすい場所
足は体の動作のすべてを支える部位です。体重がかかとを含む足の裏で支えるだけではなく、床に触れる、靴下をはく、靴を履くなどさまざまな皮膚刺激も受けています。
あらゆる刺激からかかとの皮膚を守るために角質が厚くなることもガサガサかかとの理由の一つです。皮脂や水分が少ない部位なので、角質の厚みでガサガサやひび割れを招いてしまいます。靴下や靴を履くときに痛みを感じたときはひび割れの可能性があります。
体質からくる血流不良
女性は筋肉量が男性よりも少なく、血流量も少ないのが一般的な考え方です。血流は皮膚の新陳代謝には欠かせないもので、血流量が少なくなればそれだけ代謝が滞りがちになってしまいます。
その結果、皮膚の新陳代謝が乱れ、かかとの角質が厚くなるなどの結果を招きガサガサかかとにつながることも。代謝が滞りがちな場合にひび割れが起こったときには、治りにくくなるといった悪循環も考えられます。
もしかして雑菌が原因かも?
私たちの体には、さまざまな常在菌が存在します。通常の体力では繁殖しても私たちの体には悪影響を及ぼさないものがほとんどです。
しかし足のムレが続く靴を履き続けた場合には、真菌など雑菌が繁殖することがあります。このため、かかとのひび割れなどの弊害を及ぼすことも考えられます。
この場合、自宅での対策や予防ケアは症状を長引かせるだけなので、皮膚科医の診断の下で適切な治療を受けることを優先させましょう。
あなたのかかとケアは間違っている?
入浴時以外の角質削りはNG!
かかとがガサガサの状態になっているときに、角質対策アイテムを利用して角質削りをすることもあるでしょう。本来古くなった角質だけを取り除けばいいのですが、肌が乾燥している状態で削ると削りすぎてしまう可能性もあります。
その結果、ひび割れ悪化の原因になることもあるようです。アイテムを使って削りすぎた結果、かかとの痛みが長く続くことも考えられます。アイテムの使用方法は必ず確認しましょう。
角質の削りすぎに注意!
浴室で角質ケアや予防対策を行っても、ひび割れを防止するためのアイテムを不必要なまでに使い過ぎてしまえば、本末転倒です。
毎日のケアは不要で、かかとの乾燥が気になるという場合は体を洗う際にボディタオルでかかとをやさしくこする程度で構いません。乾燥によって皮膚が固くなっている場所は削りすぎず、お風呂上りのスキンケアで、丁寧にカバーをしていきましょう。
素足が大好き
夏場はもちろんのこと、冬場でも素足でいることが大好きという人は少なくありません。素足でかかとをむき出しにしていると、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。
どんなに乾燥対策をしていても、素足の場合はダイレクトに皮膚刺激を受けるため、かかとの角質が厚くなってしまうことも考えられるでしょう。夏場に素足でミュールを履く機会が多い人や、ストッキングを常用する人、靴下を普段から履かない人は注意が必要です。