練り香水は、ハンドクリームのように手の甲や爪まわりにつける使い方もできます。とくにPC作業などのデスクワークのときに使うのがおすすめです。

キーボードを叩くときに心地よい香りが漂い、張りつめた気分がやさしくほぐれます。

さらに肌をしっとりと保湿する作用もあるため、乾燥しがちな指先をキレイに保ってくれますよ。

【練り香水の使い方・手順】

練り香水はこのとおり使い方がとっても簡単です。注意するべきなのは、一度にたくさんつけ過ぎないこと。基本の方法でつけると失敗する心配がないので、初心者でも使いこなしやすいのではないでしょうか。

練り香水は、香りの持続時間が短く長持ちしにくい種類。ですから、長時間楽しみたい場合はこまめに塗り直すことがおすすめです。製品にもよりますが2〜4時間おきくらいで塗り直して調節すると、香りが長持ちしやすいですよ。

また、肌が乾燥していると練り香水が皮膚に吸収され香りがすぐに飛んでしまうので、あらかじめ無香料の保湿剤でしっとりさせておくと効果的です。

練り香水は少量でも使えるため、あまってしまうこともありますよね。とはいえ、開けてから時間がたつと、直接肌に塗る使い方は抵抗があるという方も多いでしょう。

そんなあまった練り香水の使い方に困ったとき、ぜひおすすめしたい消費方法がいくつかあります。ここでは、練り香水を応用したちょっと変わった使い方を紹介していきます。

練り香水は、ルームフレグランスとしての使い方もできます。やさしい香りを活かせるので、市販のルームフレグランスは香りが強くて苦手という方にも、とってもおすすめの方法。蓋をあけてそのまま置いたり、カードサイズの厚紙にたっぷり塗り広げたものを置いたりするといいでしょう。

とくに、空間の狭い玄関やトイレ、デスクの上、引き出しの中で香らせると長持ちしやすく、この使い方にぴったりです。

練り香水の香りを名刺につける使い方は、ビジネスシーンでも取り入れやすい方法です。いつも自分がまとっている香りを名刺に仕込めば、単なるおしゃれな仕掛けだけでなく、相手の五感にアピールでき印象に残りやすくなることが期待できます。

使い方は、練り香水を塗ったカードを名刺入れの中に一緒に入れておくだけ。さりげない香りがうつり、名刺交換のときに魅力的な女性を演出してくれます。

練り香水の香りを、日頃持ち歩くハンカチにつける使い方もいいですね。箱の中に、練り香水を塗った厚紙とハンカチを入れてしばらく置いておくとほのかな香りが移ります。

ハンカチの他には、マスクやスカーフなどにおすすめの方法です。柔軟剤の匂いとも違う心地よい香りは、使うたびに女性の気分を上げてくれます。

読書好きの方におすすめしたい練り香水の使い方は、しおりに香りをつける方法。

前項でお伝えした方法と同じように、練り香水を塗った厚紙と紙製のしおり（または厚紙やカードでもOK）を箱の中に入れておくだけです。

本を読みながら香りを楽しめるので、最高のリラックスタイムが過ごせるでしょう。

練り香水は直接手で触れる使い方をするので、使用前には必ず手を洗い清潔にしてください。

なぜなら汚れた手で練り香水に触れてしまうと、雑菌が繁殖して品質が損なわれ、本来の香りが変化してしまう可能性があるからです。

より注意したい方はスパチュラで表面を軽く削りとる使い方で、手で触れないようにするのもいいですね。

もともと使用期限が短い練り香水はいくら清潔な使い方をしても、長持ちしにくい種類。ですから、未開封でも購入から2年以内に、開封後は長くても1年ほどで使い切るのがおすすめです。見た目には変化していなくても、期限が過ぎたものは皮膚に塗ると肌荒れの原因になりますので、ご注意ください。

その場合は「〈応用編〉あまった練り香水のかしこい使い方は？」の中で紹介した方法を取り入れて、最後までお気に入りの香りを楽しんでくださいね。

汗をかきやすい場所に練り香水を塗ると、せっかくのいい香りに汗の匂いが混じり変化してしまうため、あまり好ましい使い方ではありません。したがって、実は練り香水をつける場所は人によって異なることがあり、使い方には注意が必要です。

基本の場所で違和感を感じたら、いい香りを長持ちさせるためにも「汗をかきにくい＋体温の高いところ」で試してみてくださいね。