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化粧品の「使用期限」はいつまで?知っておきたい各アイテムの目安と長持ちする保存方法
化粧水や乳液、メイク化粧品を使っていて「この化粧品はいつまで使えるの?」と思ったことがある人もいるでしょう。化粧品には食品の賞味期限と同じように、いつまでに使い切ったほうがよいという「使用期限」があります。
この記事では、化粧品の使用期限はいつまでなのか、各アイテムの期限の目安や長持ちさせる保存方法などについて詳しくご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
メイク化粧品の使用期限
メイク化粧品も基礎化粧品と同じように、ファンデーションや口紅、そしてマスカラやアイシャドウなど、アイテム別で使える期限が違います。
下記表の期間が、アイテム別使用期限の目安です。期間はあくまで目安なので、アイテムの成分や使い方などによっては期間が短くなる可能性も。たとえば、同じアイシャドウやチークでもクリームタイプよりパウダータイプのほうが成分に油分が少ないため、少し期限も長めになっています。
使用期限 | アイテム |
---|---|
3ヶ月以内 | マスカラ、リキッドアイライナー |
6ヶ月以内 | リキッドファンデーション、コンシーラー、口紅、クリームアイシャドウ、クリームチーク |
1年以内 | パウダーファンデーション、フェイスパウダー、パウダーアイシャドウ、パウダーチーク |
知っておきたい!化粧品が長持ちする保存方法
温度変化の少ない場所に保管する
化粧品が長持ちする保存方法で一番大切なのが、温度変化の少ない場所で保管すること。化粧品は大きな温度差にとても弱く、温度差があると成分が変化してしまう可能性があります。
そのため、未開封・開封後どちらも高温多湿を避けて直接日光が当たらない、風通しのよい場所に保存するようにしましょう。
化粧品の保管に適さない場所
家の中で化粧品の保管に適さない場所がいくつかあります。
- ・日中は温度が上がり、夜間は温度が下がる場所
- ・窓の側のような直接日光が当たる場所
- ・湿度の高い浴室や洗面所など
上記のような場所で保管すると、たとえ未開封でもよい状態で保管することが難しいです。開封後も同じなので、保管に適さない場所は避けるようにしましょう。
直接指で取らずに清潔な状態を保つ
クリームやクリームファンデーションなど、容器の口が広いものを直接指で取ったりしていませんか?この方法で使用している人は、注意が必要。
清潔にしていても、指には皮脂や雑菌が付着しています。指を直接容器の中に入れてしまうと指についた皮脂や雑菌が中に入ってしまい、成分が変化してしまう可能性が高いです。
スパチュラなどを使ってクリームを取る方法にすれば、清潔な状態が保てて長く使えるでしょう。
使用後はフタやキャップをしっかり閉める
使った後にフタやキャップをしっかり閉めることも、開封後の保存方法で注意したいポイントです。使った後にフタやキャップをしっかり閉めないと容器の中身に空気が触れてしまい、成分の酸化が進んでしまう可能性が。
開封後に成分が変化しないで長く使えるように、使った後はフタやキャップをしっかり閉めましょう。
化粧品を使用するときに注意したいこと
化粧品を開封した日付を容器に書く
開封後いつまで使用できるのか目安がわかっていても、開封した日を忘れてしまっては意味がありません。忘れてしまう可能性が高い人は、開封した日付を直接容器に書いてしまう方法がおすすめです。直接書いてしまえば、いつまでに使用しなければならないのかがひと目でわかり便利ですよ。
未開封のものには購入日を書いておくのもおすすめです。購入日や開封した日付を書いたら、使用目安以内に消費するようにしてくださいね。
化粧品を冷蔵庫に入れない
冷たくて気持ちよいという理由で化粧水を冷蔵庫に入れて保存している人もいますが、この保存方法には注意が必要です。
化粧品を適切に保存するには、温度変化の少ない場所が最適。冷蔵庫で保存してしまうと、使うために外へ出したときに冷蔵庫の中と外との温度差が生じてしまいます。
この温度差が成分を変化させてしまう可能性があるので、注意しましょう。高温多湿を避けて直接日光が当たらない、風通しのよい場所に保存してください。
化粧品を冷蔵庫に入れている場合は
すでに冷蔵庫で化粧水を冷やす方法で保管している場合は、使ったらすぐに冷蔵庫に戻しましょう。冷蔵庫内で冷えきった化粧水が室温で温まる前に素早く冷蔵庫へ戻すことで、温度変化を防げます。温度変化に弱いので、できれば化粧水は冷蔵庫で保管しないようにしましょう。
冷えた化粧水を使いたい方は、さっぱりとしたテクスチャーのもの、スプレーやミストタイプのものを使うのがおすすめです。アイテム選びを工夫して冷蔵庫で保管することは控えましょう。
変色や分離をしていたら要注意!
もし、変色や分離などをしていたら要注意。使用期限が切れた化粧品は、変色したり分離していたりします。とくに、少しの間使わずに気温変化が多い場所に置いていたものは、変色や分離している可能性が高いです。たとえ使用期限内であっても、使い方によっては目安よりも早く劣化する場合もあるので、肌へ直接使う前に中身のチェックをしましょう。
変色している
フェイスクリームやジャータイプのクレンジングクリームなどの場合、未開封時または開封後すぐは白いクリームだったのに、使っているうちに黄色くなってしまうことがあります。また、化粧水などの透き通った液体の場合は色が濁ってしまうことも。
明らかな変色が見られる場合は、開封後・未開封に関わらず使わないようにしましょう。
ニオイが変化している
ジャータイプの容器に入っているフェイスクリームに多いのが、ニオイの変化です。クリームを直接指で取ったり湿度の高い場所に保管していたりすると、雑菌が繁殖してニオイが変化しやすくなります。口紅やグロスも直接唇につけることが多いので、同じようにニオイが変化しやすいです。
ニオイに違和感を感じたら使わないようにして、もったいないと感じるかもしれませんが処分しましょう。