ミニマリストとは、「本当に必要な最小限のモノだけで暮らす人」のことで、モノにとらわれないシンプルな暮らしを実現している人のことをいいます。

ただモノを持たないのではなく、不要なモノは持たず自分にとって必要なモノだけを持ち、丁寧な暮らしをするのがミニマリストの考え方です。

ミニマリストの部屋は、モノが少なくすっきりと片付いている特徴があります。モノが少ないため部屋もコンパクトで十分、収納スペースも最小限でよいので収納棚のような家具を置く必要もないのです。暮らしに必要なベッドやテーブルのような家具だけがあるのがミニマリストの特徴といえます。

一方、趣味に関するモノはたくさん持っている場合も多く、自分が心地よいスペースで上手に暮らす生活スタイルが特徴です。

暮らしに必要なモノを最低限に抑えるミニマリストは、活用上手な方が多いです。モノをできるだけ少なくするために、1回しか使わないモノや使う季節が限定される家電などはレンタルを上手に活用することで、収納スペースをすっきりさせています。

また、1つのモノを複数の使い道で活用するといった工夫も上手で、たくさんのモノを持たずに快適な暮らしを実現。使い回しが上手なところもミニマリストの特徴です。

断捨離は、もともとはヨガの考え方から来ている言葉で、「断=断行（新たに手に入りそう不要なモノを断る）」「捨=捨行（家にずっとあるモノを捨てる）」「離=離行（モノへの執着から離れる）」という意味を持っています。

つまり断捨離とは、不要なモノを断ち、捨て、あらゆるモノ（感情や事柄）への執着から離れる行為そのものを指しているのです。

ミニマリストと断捨離は同じ意味として捉えられがちですが、実は全く別のものなのです。ミニマリストは、必要最小限のモノを厳選して暮らすことに価値を見出している人・ライフスタイルのことを指します。

断捨離は必要最小限のモノを厳選するための行為・手段そのものを指すので、ミニマリストになるための一番大切な手段として断捨離がある、という関係性であることを押さえておきましょう。