香水やアロマの世界で柑橘系の香りはシトラスノートと呼ばれており、オレンジやゆず、グレープフルーツなどの果物をイメージした爽やかで透明感のある香りが特徴です。

また、柑橘系の香水はベースになっている香料の種類によって、少し苦みを感じるものやすっきりとしたものなどの違いを楽しめます。フレッシュ感がある自然な香りは年齢や男女問わず人気が高く、お出かけやデートにおすすめです。

爽やかでフレッシュさのある柑橘系の香水はほかの香料と相性がよく、組み合わせによって違った印象の香りを楽しめます。シトラス×フローラルは上品で清潔感がある大人の女性の印象に、シトラス×フルーティーは甘さとみずみずしさがあるガーリーな印象になるでしょう。

また、セクシーさをまとえるシトラス×ムスクや、クールで知的な印象になるシトラス×グリーンなどもあります。その日の気分やシーンに合わせて、香りの違いを楽しむのもよいでしょう。

フレッシュで爽やかな柑橘系の香りは、交感神経を刺激して集中力やパフォーマンス能力UP、心を癒すなどの特徴があります。気分が落ち込んだときや上手に物事が進まないときにつければ、頭がリセットされてリフレッシュできるでしょう。

また、柑橘系の中でもシトラスの香りには不安や緊張をほぐしたりイライラを落ち着かせたりする効果もあるため、リラックスしたいときにもおすすめ。香りつけだけでなく、心の安定を目的としてバッグに入れておくのもよいでしょう。

昔からオレンジやゆず、レモンといった柑橘系となじみ深い日本。子供の頃からジュースやデザート、和食の香りつけやアクセントとして柑橘系の香りに触れているので、男女関係なく日本人になじみ深い果物です。

小さい頃から慣れ親しんだ香りは、大人になっても変わらず慣れ親しんでいるもの。柑橘系の果物を使った日本の文化や食文化によって、男女共に受け入れやすく人気が高いのが柑橘系の香りです。

フレッシュ感があるオレンジは、ジューシーでみずみずしい香りが特徴です。ハーブ系やウッディ系、フローラル系などのさまざまな香りと相性がよく、深みのある香りを作り出せるのがオレンジの大きな魅力。

少し甘さがあるオレンジスイートと、ほろ苦さがあるビターオレンジの2種類があり、ミカン類のマンダリンはオレンジスイートに分類されます。意欲を引き出して前向きな気持ちにしたい方はオレンジスイート、心を弾ませたい方はビターオレンジがおすすめです。

透明感のあるレモンの香りは、すっきりとした爽やかさが特徴です。ほかの柑橘系と相性がよく、ベルガモットやライムと混ざっていることも。

また、ラベンダーやネロリ、ローズなどのフローラル系とも相性がよく、上品で可憐な印象の香りが大人の女性に人気です。日本人になじみ深いレモンの香りは、買い物やオフィスなど、どのようなシーンにもマッチします。

グレープフルーツの香りは、苦さのあとにすっきりとした透明感があるのが特徴です。香りの成分が果物の皮の奥深くにあるので、ほかの柑橘系よりも採れる精油の量は少なめ。

グレープフルーツの香りを使った香水の種類は少ないですが、奥行きのある香りが大人の男女に人気です。ジャスミンやラベンダー、イランイランといったフローラル系と相性がよく、軽やかなのに華やかさがある香りは大人の女性におすすめですよ。

和食の香りつけとしても使われるゆずの香りは、日本人になじみ深い香りです。少し青みが残るフレッシュさが特徴で、シュッと吹きかければ大人っぽさを演出。

ハーブ系やフローラル系、ウッディ系などのさまざまな香りとブレンドしやすく、深みのある個性的な香水に変わります。フレッシュさを足したいときは、ほかの柑橘系と混ざった香水がおすすめです。

ほのかに苦みを感じながらも清潔感が溢れるライムの香りは、フレッシュさを足したい大人の女性に人気の香水です。フローラル系やハーブ系と相性がよく、バニラやイランイランと合わせると個性的な印象に。

疲れを和らげて心をリフレッシュする透明感がある香りは、オフィスやお買い物のシーンにおすすめです。