出典:adobestock
《リップライナー》あり・なしで印象が違う!メイクに取り入れて魅力的な唇に
近年は優秀なリップが豊富に揃っており、サッと塗るだけで綺麗になれるアイテムが人気。一方で、さらなるクオリティを求めて、リップライナーに注目する方も増えています。
そこで今回は、リップライナーあり・なしの印象の違いや、リップライナーを使うことによるメリットをご紹介。これまで使っていなかった方は、リップメイクの新たな魅力が見つかるかもしれません。上手な活用方法を知り、口元の印象をアップデートしましょう。
リップライナーなしの魅力やメリットは?
リップライナーなしの場合は、唇と肌との境界線があいまいで、すっぴんに近い自然なリップメイクを楽しめるのが魅力。リップライナーありのときとは違い、口紅の色がシームレスになじみ、自然な発色を楽しめます。ジューシーな透け感が綺麗なシアーリップや、グロスリップの魅力も最大限に活かせるでしょう。
また、普段は使わないカラーを試す際も、リップライナーなしがおすすめ。あえて輪郭をぼかすことで、自分の肌色に調和しやすいのでやってみてくださいね。
リップライナーの選び方|主なタイプとカラー
ペンシルタイプ
ペンシルタイプのリップライナーは、鉛筆のように専用のシャープナーで芯を削ってから使用します。自分の好みの使い心地に合わせて、芯先の長さや太さを微調整できるのが魅力。
削るときに芯が折れにくいようにテクスチャーが硬めに作られており、しっかりとした描き心地です。中にはやさしいタッチで描けるタイプもあるので、唇への刺激が気になる方は、選び方に注意してみてください。
繰り出しタイプ
繰り出しタイプのリップライナーは、本体をくるくると回して芯を繰り出して使うアイテムです。必要な分だけ長さを調整できるため、芯が短くなっても削る必要がありません。
繰り出し式は、ペンシルタイプに比べて柔らかいテクスチャーのリップライナーが多いです。口角まで描きやすい細さと、なめらかな描き心地を求める方におすすめのタイプ。芯が柔らかいからこそ、出しすぎると折れたり消耗が早かったりすることが難点です。
クレヨンタイプ
クレヨンタイプは、その名の通りクレヨンのように太めの芯が特徴で、リップライナーと口紅の両方を組み合わせたハイブリッドアイテム。口紅よりもスリムで、スルスルとなめらかに密着します。唇の輪郭を整えたあとに、そのまま内側を塗りつぶす使い方が可能なので、1本でメイク直ししたい方にもぴったり。
唇の形を補正するなどの細かい表現は難しいですが、リップライナー初心者の方には取り入れやすいでしょう。
リップライナーのカラーはどう選ぶ?
最初の1本として人気のリップライナーは、自分の唇の色に近いベージュ系。ぼやけたリップラインを自然に補正でき、口紅を塗る前のベースが整います。ベージュ系は、気になる部分をコンシーラーのようにカバーしながら肌なじみよく仕上がるので、どんなリップを重ねても浮きにくいのがメリット。
自分の唇よりも色味が強いリップライナーは、オーバーリップや立体感を出したいとき、ダークカラーの口紅を塗るときに役立ちます。その場合は、使用する口紅の色に合わせましょう。
アイテムごとの機能性も忘れずにチェック
リップライナーで美しい口元に仕上げるために、プラスαの機能性にもこだわりたいですよね。比較的落ちにくいアイテムですが、汗や皮脂、こすれに強いかどうかをチェックしておくと、より満足度の高いアイテムに出会えます。メイク直しを頻繁にできない方には、ウォータープルーフタイプが人気です。
他にも、デリケートな唇にうれしいヒアルロン酸や植物オイル配合など、保湿成分にも注目。気になる皮むけや、乾燥によって発色が悪くなることも防いでくれます。
【基本のメイク】綺麗な輪郭を作るリップライナーの使い方
使い方(1)上唇の山と下唇の中央にラインを描く
リップライナーは、一気に輪郭を縁取るのではなく、少しずつ分けて描くと仕上がりが綺麗です。
まず、上唇の山の外側から中央へ向かって描き、反対側の山も同様に描いて2つの山をつなげてください。山にしっかり角度をつけるとキリッとした印象に、角度が緩やかなほど色っぽくやさしい印象になります。下唇も中央部分のみ、リップラインを引きましょう。
使い方(2)口角から中央へ向かって上下のラインをつなげる
口角から(1)で描いたラインに向かって、リップラインをつなげます。上唇の左右と下唇の左右4ヶ所に引きましょう。リップライナーが描きにくい場合は、口角の横に手を添えて、やさしく引き上げるようにして皮膚を張ると描きやすいですよ。
全体の輪郭が描けたら、口を軽く開けて上下のラインもしっかりつながっているかチェックします。
使い方(3)リップラインを内側にぼかす
リップラインをナチュラルに仕上げるために、先ほど描いた輪郭を唇の内側に向かってぼかします。リップペンシルの先端やリップブラシを使い、境目をなじませましょう。ラインの外側には触れず、内側だけサッサッと払うようになじませるのがコツです。
軽めにぼかすとシャープで引き締まった印象に、しっかりぼかすとナチュラルメイクにも浮かず、さりげない変化を楽しめます。
この記事を書いた人
佐々木ちか
大手エステ会社にてエステティシャンとして10年間従事。接客業の傍ら、店舗運営、広告モデル、技術教育に携わる。ライターに転身後、各種メディアにて美容・健康分野の執筆をスタート。現場経験を活かした濃厚で手触り感あるコンテンツを心がけている。こだわり深いコスメに目がない。東京下町にて夫と猫の3人暮らし。