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ファンデーションに使用期限はあるの?消費目安や保存方法、使い切るコツをチェック!
肌に直接触れるファンデーションは、使用期限が気になりますよね。クッションファンデーション・リキッドクリームファンデーション・パウダーファンデーション、それぞれの使用期限の目安や劣化のサインを知ることで、肌へのトラブルを避けましょう。
また、ファンデーションを最後まで清潔に使用できるよう、ファンデーションが劣化する理由や正しい保存方法をご紹介します。品質を保ちながらファンデーションを正しく使い切りましょう。
ファンデーションに使用期限があるってホント?その理由とは
使用期限の表示がないファンデーションにも、品質を保持できる使用期限があるのはご存知ですか?使用期限の目安は、未開封で3年以内、開封後はファンデーションのタイプによって異なります。酸化や雑菌の繁殖によって劣化するため、油分と水分を多く含むクッションファンデ、リキッド・クリームファンデはとくに注意が必要です。
使用期限がある理由|雑菌の繁殖
ファンデーションの劣化で注意したいのが雑菌の繁殖です。ファンデーションは、指に取ったりスポンジなどの道具を使用したりするたびに雑菌と接触しており、菌が繁殖しやすい環境にあります。雑菌によって品質の変化が起こりやすくなるため、清潔な状態を保つことが重要です。
また、ファンデーションにアクネ菌やバクテリアなどの雑菌が繁殖すると、ニキビや肌荒れの原因に。とくに、水分が多いファンデーションは雑菌の温床となりやすいため注意しましょう。
使用期限がある理由|商品の劣化
ファンデーションは、空気にさらされるほど劣化が進みます。空気に触れた開封後の商品は、未開封に比べて劣化が早くなるため注意しましょう。開封後のファンデーションは酸化が進まないよう正しく保管することが重要です。
とくに酸化に注意したいファンデーションは、油分が多いリキッドタイプやクリームタイプのもの。酸化した油分が肌を刺激し、乾燥や肌ダメージを引き起こすため、開封後は早めに使い切ってください。
使用期限が書かれていない理由って?
ファンデーションは劣化する商品であるにもかかわらず、なぜ使用期限が書かれていないのでしょうか?その訳は、薬機法による決まりにありました。
薬機法の第61条では「製造又は輸入後適切な保存条件のもとで3年以内に性状及び品質が変化するおそれのある化粧品」は、使用期限の表示が必要ないと定められています。つまり、未開封で3年間品質が安定している商品は使用期限の表示が必要ないということ。未開封でも3年を過ぎたら品質を保証できないため注意しましょう。
海外コスメの使用期限
国によって使用期限の表示が異なるため、海外コスメには使用期限が書かれているものと書かれていないものがあります。製造年月や消費期限がわかりやすく記載されているものもあるので、購入時にチェックしておくとよいでしょう。
また、ヨーロッパの商品には「6M」「12M」「36M」などと数字の入った容器のマークが書かれています。こちらは、開封後の使用期限を表したもの。「6M」は開封後半年、「12M」は開封後1年、「36M」は開封後3年が使用期限となるため参考にしてください。
《クッションファンデーション》使用期限の目安
《クッションファンデ》使用期限の目安:開封後約3ヶ月〜半年
クッションファンデーションとは、液状のファンデーションをクッションに染み込ませ、パフを使って塗る形状のファンデーションのこと。液状のファンデーションは雑菌が繁殖しやすく、また、クッションタイプはパフが直接顔に触れてファンデーション液と行き来するため、他のファンデーションに比べて劣化が早いといえます。
雑菌を防ぐためにはパフを清潔に保ち、未開封は3年以内、開封後は3ヶ月から遅くても半年以内を使用期限として使い切るようにしましょう。