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リップクリームの塗りすぎに注意!毎日のケアで知っておきたい正しい使い方とは
口唇がかさかさする、かゆい、皮がめくれるなどは、とくに冬場によくみられるトラブル。唇の乾燥対策には、リップクリームを塗ってリップケアしますよね。しかし、何度塗ってもカサカサしてぷっくり唇には程遠いと悩んでいる方が多いのではないでしょうか。
実は、そのカサカサ唇はリップクリームの塗りすぎが原因かも。今回は、唇が乾燥する原因とリップクリームの正しい塗り方やタイミング、よいリップクリームの選び方についてお伝えします。
リップクリームの塗りすぎがカサカサ唇を招く!4つの原因とは
原因1|リップクリームを塗る頻度が多すぎる
リップクリームを塗れば塗るほど保湿されてよいと思っていませんか?それは大きな間違いで、塗る頻度が多すぎるとかえって唇が乾燥する原因になってしまうのです。
唇は皮膚と違って角質層が薄いため、わずかな刺激でも傷つきやすい特徴があります。そのため、気づけばリップクリームを塗ってしまう行為は唇の角質層に摩擦を与え、乾燥しやすい状態に。もともと皮脂腺や汗腺のない唇は、角質層が剥がれると潤いが保てずすぐに乾燥してしまいます。
原因2|固いリップクリームを強く塗ることで摩擦を与える
固いリップクリームを塗りすぎて、唇の角質を傷つけている可能性があります。とくに冬場で気温が低い季節は、リップクリームが固くなりやすい状態です。また、持ち運びに便利なスティックタイプは固めに作られているため、塗る際には気を付ける必要があります。
固いと感じたらすぐに塗り広げるのではなく、しばらく手の中で握りながら体温で温めてください。少し柔らかくなったと感じてから、リップクリームを塗りましょう。
原因3|刺激となる成分の入ったリップクリームを多用している
刺激のある成分が入ったリップクリームを塗りすぎると、唇が乾燥する原因になります。
唇に刺激となる主な成分
- ・着色料
- ・香料
- ・紫外線カット成分
着色料や香料は、色素沈着やアレルギーを起こす可能性がある成分です。おしゃれやメイク目的で使用するのはNGではありませんが、唇が敏感なときは荒れる原因になってしまうことも。
また、紫外線カット成分配合のリップクリームも使用には注意しましょう。紫外線カット成分は日差しが強いシーンでは唇を守るために働いてくれますが、唇が乾燥しやすくなるので使用のタイミングに気を付けてください。
原因4|雑菌が繁殖した古いリップクリームを使用し続けている
唇がカサカサしている原因は、雑菌が繁殖したリップクリームを塗りすぎているからかもしれません。スティックタイプは直接唇に塗れるため便利ですが、唇についた食べ物が付着したまま放置すると雑菌が繁殖する可能性があります。
雑菌だらけのリップクリームを塗りすぎると唇が荒れる要因に。リップクリームを使用する前の唇は清潔にして、使用後のタイミングでリップクリームの表面をティッシュでふき取り、清潔な状態に整えましょう。
リップクリームを塗りすぎると唇が荒れる!?デメリット3つ
デメリット1|ターンオーバーが乱れ刺激に敏感な唇に
リップクリームの塗りすぎでバリア機能が破壊されると、唇のターンオーバーはすぐに乱れてしまいます。唇は汗腺や皮脂腺がないのでもともと乾燥に弱く、角質層は皮膚よりも薄いためデリケートな構造です。
ターンオーバーが乱れることで唇の角質層はより薄くなり、外部刺激にさらに弱い唇になってしまいます。
デメリット2|摩擦が強すぎてひび割れや皮むけになる
リップクリームをごしごしと塗りすぎる行為は、摩擦が強すぎて唇のひび割れや皮むけの原因になります。強くこすることで角質層を傷つけ、乾燥しやすい状態になり唇が荒れてしまうのです。見た目がカサカサするだけでなく、痛みや出血を伴うことも。
先ほどもお伝えしたように、リップクリームは寒さで固くなりやすいため、体温で温めて軽く溶かしてから使用しましょう。