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ファンデーションの《オークル系》とはどんな色?ベージュとの違いや似合う肌をチェック
ファンデーションにはオークル系やピンク系といった種類が存在し、自分の肌色に合った色選びは案外難しいですよね。肌の色に合わないファンデーションを塗布すると、厚塗り感や肌がくすんで見える原因につながるので要注意。
今回は、自分に合ったファンデーションのカラーを判断するために、オークル系ファンデーションとはどのような色味か見ていきましょう。ベージュ系やピンク系との違いについても解説するので、ファンデーション選びの参考にしてください。
オークル系とは?ベージュ系やピンク系との違い
「Ocre(オークル)」とはフランス語で黄土を意味し、黄みと赤みのバランスがよいナチュラルな肌色を指します。
基本的には似合う人を選ばないニュートラルカラーなので、パーソナルカラーが判断できない人はぜひ試してみてください。ブランドによってさまざまな種類のオークル系が展開されているので、自分に合った色をチョイスしましょう。
オークル系とは黄みと赤みのバランスがとれたカラー
ファンデーションのカラーにはオークル系のほか、黄みが強いベージュ系と赤みが強いピンク系が存在します。
オークル系とは黄みと赤みのバランスがよく、基本的に肌の色を選ばないナチュラルなヌードカラー。イエベ・ブルベ問わず日本人の肌色になじみやすいので、色選びに悩んだ場合はオークル系から挑戦してみてください。イエベとブルベの要素を持つニュートラルの場合、イエベ寄りの人はベージュオークル、ブルベ寄りの人はピンクオークルをチョイスするとよいでしょう。
ベージュ系とは黄みが強いイエベ向きカラー
オークル系に比べて黄みを多く含むベージュ系ファンデーションとは、イエベ肌になじみやすいといわれている色味です。自分がイエベかどうかを判断するためには、肌や髪、瞳の色が黄みがかっているかチェックしてみましょう。
また、肌トラブルによる赤みをしっかりとカバーできるので、赤ら顔やニキビ跡が目立つ肌におすすめ。ベージュ系ファンデーションだけではカバーしきれない場合は、グリーンのコントロールカラーやコンシーラーを活用してください。
ピンク系とは赤みが強いブルベ向きカラー
ピンク系ファンデーションとはオークル系よりも赤みが強く、ブルベの肌になじみやすいカラーとされています。ブルベの人は髪や瞳の色が黒またはグレーがかっており、ピンクみがある青白い肌が特徴です。
また、ピンク系は肌に血色感を与えるため、血行不良や黄ぐすみといった肌悩みを払拭したい人にもおすすめ。色白の人はピンク系を選びがちですが、色味を指す「色相」と明暗を指す「明度」は異なるため、イエベの場合は明度が高いベージュ系を選びましょう。
オークル系ファンデーションの色味の種類とは
オークル系は明度や色調によって色味が異なる
オークル系には明度が異なるライトオークル系とヘルシーオークル系、色調が異なるベージュオークル系とピンクオークル系があります。肌色に合っていないカラーを塗布してしまうと、厚塗り感が出たりくすんで見えたりするため要注意。
また、一口にオークル系ファンデーションといっても、ブランドによってカラーのニュアンスが絶妙に異なります。できる限りタッチアップをして自分の肌色に合うか確認し、色名だけで判断しないようにしましょう。
ライトオークル系 | 色白肌の人 |
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ヘルシーオークル系 | 小麦肌の人、地黒の人 |
ベージュオークル系 | イエベ寄りニュートラルカラーの人 |
ピンクオークル系 | ブルベ寄りニュートラルカラーの人 |
ライトオークル系は明るめの肌色に
ライトオークル系とはオークルのなかでも明るいカラーで、似合う人は標準的な肌色よりも明るい色白の人です。
ファンデーションは明暗を数字で表すことが多く、基本的には数字が低いほど明るいカラーを指します。たとえば、「OC10」「OC20」「OC30」というように色番が設定されている場合、ライトオークル系にあたるカラーは「OC10」です。
ヘルシーオークル系は健康的な肌色に
ヘルシーオークル系とはオークルのなかでも濃い色味で、似合う人は健康的な小麦肌や地黒肌の人です。ファンデーションの色番が高いほど色味が暗いため、標準色が「OC20」「OC30」の場合は「OC40」以上が小麦肌向けとなります。
ただし、国内ブランドのファンデーションは色数が少なく、とくに色黒肌向けの色数は限られている場合がほとんど。海外コスメはさまざまな人種の人が使用することを前提に作られているため、一般的なヘルシーオークル系が合わない場合は海外コスメから選びましょう。
ベージュオークル系は黄み寄りの肌色に
ベージュオークル系とはオークルのなかでも黄みを多く含み、「BO」と表記されることが多いベージュ寄りカラーです。似合う人は標準的なオークル系では赤みが強すぎる人や、パーソナルカラーが1stイエベ・2ndブルベの人といえるでしょう。また、肌の赤みを抑えたいけれどベージュ系では黄みが強すぎるという場合、ベージュオークル系がぴったりです。
ブランドによって色名は異なりますが、基本的にはベージュオークル系またはイエローオークル系と表記されています。
ピンクオークル系は赤み寄りの肌色に
ピンクオークル系とは標準的なオークルよりも赤みが強く、「PO」と表記されることが多いカラーです。ピンク系ファンデーションに比べると赤みが控えめで、オークル系とピンク系の中間に値します。
似合う人は標準的なオークル系では黄みが目立つ人、パーソナルカラーが1stブルベ・2ndイエベのニュートラルな人です。さらに、血行不良により顔色が悪く見えがちな人、肌が黄色にくすむ人もピンクオークル系を選びましょう。
この記事を書いた人
plumeria1257
スキンケアとメイク研究を愛する20代。女性向け美容系サイトのディレクター兼ライターを務めたのち、退職を機にフリーライターへ転身しました。「美しくなりたい」という気持ちに寄り添い、悩みを抱える女性に自信を与えられる記事を執筆することが目標です。