クッションファンデーションとは韓国が発祥のファンデーションで、手を汚さず使用できるパウダーファンデーションと、みずみずしいツヤを演出するリキッドファンデーションの両方の特徴をあわせ持つハイブリッドタイプです。

スポンジにリキッドファンデーションを含ませている形状で、専用のパフを使って顔に塗布します。

クッションファンデは、下地機能や日焼け止めとしての機能が兼ね備わっているものが多くあります。スキンケアのあとにすぐ使えるため、忙しい朝や時短メイクをしたいときに便利です。

また、一般的なリキッドファンデよりも水分量が多く、美容液成分を豊富に含まれています。保湿力に優れているため、とくに乾燥肌の人におすすめです。

クッションファンデは下地機能が備わっているアイテムが多いため、スキンケア後の肌に直接使用できます。

まず、付属の専用パフをスポンジに押し当て、ファンデーションを少量取りましょう。取り過ぎは厚塗りの原因になってしまうので注意してください。目安としては、パフの上部3分の1くらいです。

パフで顔にファンデーションを塗るときは、肌の上で滑らせないように注意しましょう。クッションファンデはパウダータイプとは違い水分や油分が多いため、滑らせて塗布すると色ムラが起こってしまいます。

顔に塗布するときは、スタンプのようにポンポンと肌に塗り広げましょう。こうすることで、色ムラのない綺麗な肌に仕上がります。

クッションファンデを塗る際は、頬やおでこなどの広い面から塗っていきます。このとき、顔の中心→外側というように塗り広げましょう。フェイスラインや髪の生え際など、顔の外側に濃くつくと不自然に見えてしまいます。

小鼻や目のキワなどの細かいパーツは、パフに余ったファンデーションで塗りましょう。パフを折り畳んだ状態で塗ると塗りやすいですよ。

クッションファンデは、ツヤ感がありつつ崩れにくいものも多くあります。クッションファンデ特有のツヤ感を残したい人は、フェイスパウダーによる仕上げをしなくてもよいでしょう。

崩れにくいといってもマスクへの付着が気になる人やマットな質感を演出したい人は、フェイスパウダーで仕上げるのがおすすめです。自分の好みや気分によって、使い分けましょう。

化粧品には食品と同じように使用期限があります。もちろん、クッションファンデも例外ではありません。クッションファンデは、開封後であれば3ヶ月から遅くとも半年以内に使用することをおすすめします。パフがクッションと顔を往復することで、クッションに雑菌が付着してしまうため、開封後は早めに使い切りましょう。

未開封で適切な保管方法（直射日光が当たらない、高温環境に置かないなど）がされている場合の使用期限は約3年です。

薬機法によると、適切な保管方法で製造から3年以内に変質する恐れのある化粧品は、使用期限の表示が義務付けられています。つまり、未開封・適切な保存環境に置いて3年品質が変わらないものは、使用期限を表示しなくてもよいのです。

ただし、ロット番号や製造販売業者の記載は必要とされています。手持ちの化粧品がいつ製造されたものか知りたい場合は、メーカーにロット番号を伝え調べてもらうことが可能です。

使用期限が切れて品質が劣化したクッションファンデを使ってしまうのはNG。炎症やニキビ、毛穴の開きなど、肌トラブルの原因となります。また、乾燥やシワの原因になることも…。

肌を綺麗に見せるためのアイテムで肌が荒れてしまうと本末転倒です。肌トラブルを回避するならば、使用期限を過ぎてしまったものは思い切って処分しましょう。